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私とカメラのおつきあい(6)~交換レンズの楽しさ~

第5回で一眼レフ導入のお話をして来ましたが、今回は一眼レフやミラーレス一眼では欠かせない「交換レンズ」のお話。
全て話すのは流石にキリがないので、ここでは一眼レフ入りたての時に購入していたレンズやどうしても取り上げたいレンズについて紹介する事にしよう。


最初はこのレンズから

第5回で紹介した最初に購入した一眼レフ機「EOS Kiss X7i」。こちらでは「ダブルズームキット」と言う標準と望遠のレンズが入ったものを購入した。

その時に付いてきたレンズがこちら。

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの2つである。
APS-C用となるため、35mm判換算の焦点距離は18-55mmが「29mm~88mm相当」、55-250mmは「88mm~400mm相当」となる。
最初の頃はこの2本を駆使して鉄道撮影などを行っていた。

その後、望遠側が足りないと思い、こんなレンズも追加で購入していた。

EF70-300mm F4-5.6 IS USMである。フルサイズ機対応のレンズで、EFレンズはこの製品が初めての購入だった。APS-C機に取り付けた場合の35mm判換算は112mm~480mm相当。
現行モデルはナノUSMを採用したものとなっているが、この時はリングUSMを採用したタイプだった。それに加え、今時の交換レンズでは殆ど見られなくなった「前玉フォーカス」を採用したタイプだったので、ピントを合わせる時にレンズの前側が回りながら伸縮すると言う機構を備えていたのだ。

最初期の時は3本のレンズを中心に使用していた。


交換レンズとのお付き合い

超望遠入れちゃいました

70-300mmでもっても「望遠が足りない!」と思った私は、あるレンズに目を付ける。


超望遠レンズ


超望遠レンズは焦点距離300mm以上のレンズだが、純正となると高すぎて手に負えないので、社外品から探す事に。
そこで見つけたのが・・・

タムロンのSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDである。
APS-Cに取り付けると240mm~960mm相当のレンズ。望遠端だけでもHS10を優に超えていた。実際持ってみると結構重く、Kiss X7iでは重さの限界に来ていたのか「ギシギシ・・・」と言う悲鳴を上げていた。
(レンズが外れる事はありませんでした)

150-600mmクラスのレンズは、この後にシグマのContemporaryとタムロンのG2を所有する事となったが、その頃はボディがEOS 80Dなどの大型なものとなったので悲鳴を上げる事はなくなった。


広角も入れていた

その次に購入したのは、広角レンズのEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

35mm判換算で16mm~29mm相当の広角レンズで、かなり広い範囲を収めることが出来る。EF-Sの広角レンズと言えばEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMと言う製品があったが、それと比べると大きさ・重さ共に抑えられ、キットレンズでも使われているEF-S18-55mmとほぼ同じようなデザインとなっている。

このレンズを入れたことで、広角~望遠まですべて賄えることが可能となった。当時所有していたレンズ達はこんな感じである。

広角は16mmから望遠は480mmまで(超望遠を入れると960mmまで)全てカバー出来る体制となった。


高倍率にも嵌まっていました

レンズの所有本数が6本に達してしまったため、持ち運びに難色を示しだしたそんな時、あるレンズが飛び込んでくる。


それが、高倍率レンズ


最初に入れた高倍率レンズがこちらである。

タムロンの18-200mm F/3.5-6.3 Di II VC
35mm判換算で29mm~320mmをカバーする高倍率ズームレンズである。
このレンズを入れた目的は、ダブルズームキットで使用していた2本のレンズを1つにまとめるためであった。

その後、もう1本高倍率ズームを入れた。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
キヤノン純正の高倍率ズームレンズで、35mm判換算で29mm~216mm相当をカバーする。キヤノン純正かつEF-Sレンズでは高倍率ズームの展開が少なく、当時は18-135mmと18-200mmの2本だけだった。

こちらのレンズは、当時所有していたEOS Kiss X7iや中級機などのキットレンズにも使用していただけあり、馴染みのある方もいらっしゃるだろう。
その後もシグマの18-200mmや18-300mmと言うレンズを入れていた時期があり、一時期自分の手元には高倍率レンズを多く所有していた時があった。

自分にとって一眼レフに最適な高倍率レンズは、18-135mmのレンズである。
何故なら、一眼レフの標準レンズは望遠端が大抵50mm~60mmでストップしてしまう傾向が高く、これ以降は望遠レンズとなってしまいレンズ交換が必要になる。標準レンズを18-55mmではなく18-135mmにしてしまえば、スナップから望遠を伴わない鉄道写真まで幅広く使うことが出来るのだ。

AFの駆動モーターに初めて「ナノUSM」を採用したEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM


初めてのLレンズ

2016年の8月、交換レンズに大きな転機が訪れた。

EF70-300mm F4-5.6L IS USM
意外にもこれが初めて所有したLレンズである。もう少し高いものを狙っても良かったが、流石にそこまで頭は回らなかった。
初めてのLレンズで早速鉄道撮影を行ったが、この様な撮影結果となった。

(EOS 80Dで撮影)

写りを見ても「素晴らしい!!」の一言に尽きる。今までこんな写り方をするレンズはあっただろうか。このレンズをきっかけに「Lレンズ」の購入が始まり、一時F4通しを全て揃えるなどして嵌っていったのである。
(※写真の車両は西武新宿線の本川越~西武国分寺線の国分寺まで行く列車であるが、東村山駅高架化工事に伴い分割され現在は運転されていない。)


私にとって「交換レンズ」とは?

私にとって「交換レンズ」とは、カメラ自体の性格を変えると共に、撮影者を楽しませてくれるツールと言っても良いだろう。
ズームレンズにはズームレンズの特性、単焦点レンズには単焦点レンズの特性が表れてくる。もちろん交換レンズにもそのレンズだけにしか見られない写り方をするものもあるので、どのレンズを選ぶかは撮影者にかかっている。
下記「一眼カメラをあるものに例えると・・・」の記事では「一眼カメラはイーブイフレンズ」と言う事をお伝えしたが、まさにその通りと言えよう。

全てのレンズを紹介するのはキリがないため今回は一部に限定した。
この他にも単焦点レンズやマクロレンズなども扱ったことがあり、それぞれのレンズでもボケ感が強く出るなどと言った特異性が表れるので、まずは購入したいレンズを良く知っておくことが大事と言える。


次回予告

次回は初めて導入したミラーレス一眼についての話。
初めて導入したのに不満だらけで終了すると言うあっけない終わり方をしたのは何故か?

― 次回へ続く


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