【鉄道珍運用 Vol.2】新鎌ヶ谷から先に行けない・・・
短い距離を行き来するだけの運用が登場しちゃった。
今回ご紹介するのは、休日ダイヤの25N(2)。
休日の25N運用は(1)と(2)の2つに分割されており、このうちの(2)のみが短距離運転を何度も行う運用となっている。
ちなみに休日25Nはこのような運転を行う。
25N(1)
5:53に印旛日本医大を出発し羽田空港まで1往復した後、新鎌ヶ谷まで1往復し印西牧の原で運転終了、車両基地まで回送25N(2)
15:14に印西牧の原を出発し18時台後半まで新鎌ヶ谷を往復し、印旛日本医大で運転終了、その後車両基地まで回送
何と運用に明らかな差が生じているのだ。
休日の21Nも14時台以降から新鎌ヶ谷への往復運用となるが、こちらは1つの運用として成り立っている上に、午前中は羽田空港へ行ったり西馬込にも行ったりするので、厳密に言うと短距離を何度も往復する訳ではない。
しかし、休日25N(2)は新鎌ヶ谷までの往復運転のみで、新鎌ヶ谷から先に行くことはないのだ。利用者の多い平日でも新鎌ヶ谷往復運用はあるが、新鎌ヶ谷往復のみで構成されている運用は存在しない。
この運用が出来たのは2022年11月26日の改正からであり、1991年3月の都心直通運転開始時に設定された4両編成の千葉ニュータウン中央~新鎌ヶ谷間の運用設定以来約31年ぶりとなる。加えて2022年10月1日から北総線は運賃を値下げを行っており、鎌ヶ谷観光バスの千葉ニュータウン中央駅~新鎌ヶ谷駅間を運転している「生活バスちばにう」への対抗策(※)とも見て取れる。
現行の北総線は全て8両編成なので、この時間帯に乗車している方はほとんどまばらであり、利用者は約5~10%程度と思われる。新鎌ヶ谷までの利用者であればまだしも、大町以降の利用者にとっては厄介者と言わざるを得ないだろう。
※ちばレインボーバスでも平日休日で北総循環線を、休日にて高花線を延長してそれぞれ運転しているが、前者は距離や時間があまりにも異なる、後者は本数が少ないため勝負になっていない。
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