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京成初の「子育て応援スペース」レポート

鉄道業界における「子育て応援スペース」と言えば、関東では東京都交通局が各路線で一部号車のスペースを「子育て応援スペース」に変更し、きかんしゃトーマスなどのキャラクターによるラッピングされているのが特徴である。

都営で導入したその「子育て応援スペース」だが、あのボードゲームとのコラボでついに京成線にも導入されることになった。


導入車両

今回導入された車両は3100形3154編成。成田スカイアクセス線の「アクセス特急」をメインに利用される。

3154編成(北総線千葉NT中央駅にて)
撮影者:七語零黎

スペースが設置されているのは、同車両の2号車と6号車。
今回は葛飾区にゆかりのある大手玩具製造企業の「タカラトミー」とのコラボの一環で行われている。

その「玩具」とは、2023年で発売から55周年を迎えた「人生ゲーム」

記念すべき第1弾は京成本線の青砥駅(駅名標など)を人生ゲーム風に変更したものだが、今回は「子育て応援スペース」を銘打って車両の一部が人生ゲーム風に変えてしまったものとなる。
さて、どんな風に変わったのか?


スペース詳細

今回は帰宅時に乗車した京成上野からのアクセス特急にて撮影。

スペース全体(※右側にある黒のバッグは管理人の通勤用バッグです)

スペース全体は人生ゲームのマス目が採用されているものとなっている。
普通の人生ゲームと異なる点は、写真上部に書いてある通り、

「かつしか 人生ゲーム」

となっている。
そう、このスペースにあるマス目は、東京都葛飾区に因んだものが採用されているのだ。
マス目の例はこちら。

この場合は、金町浄水場の取水塔(トンガリ帽子が特徴)で写真撮影して$2000もらうマス目である。

こちらであれば草だんごで試食したら美味だった事や、水元公園でリフレッシュなど、葛飾区の観光に焦点を合わせたマス目となっている。
ちなみに「草だんご」は柴又帝釈天の参道途中にある団子屋で販売されている。

その他にこのようなマス目もある。

「矢切の渡しで対岸へ渡った! $1,000はらう。」
→「矢切の渡し」は東京都葛飾区と千葉県松戸市を結ぶ渡し船であり、演歌歌手の細川たかしさんの楽曲としても有名。楽曲は北総鉄道の矢切駅にて発車メロディーとしても採用されている。

「葛飾花火大会で大迫力の花火大会を満喫した! $80,000もらう。」
→毎年7月下旬頃に葛飾区の江戸川河川敷にて行われる花火大会。2023年はプロ何とか明けで4年ぶりの開催となり7月25日に行われた。

「お花茶屋で商店街めぐり♪ つい買いすぎてしまい$10,000はらう。」
→お花茶屋の商店街は南側にある「お花茶屋商店会」と北側にある「プロムナードお花茶屋」の2か所。

「四ツ木駅周辺の商店街で大好きなキャラのフラッグを発見! $1,000もらう。」
→四ツ木駅近くにある「まいろーど四つ木商店街」にて「キャプテン翼」のフラッグがあるようだ。
原作者でもある高橋陽一さんが四ツ木の出身。

この他にも魅力的なマス目はあるが、今回はここまでとしておく。
あとはご自身で確認していただきたい。

最後に

今回は「京成初の「子育て応援スペース」レポート」をお届けしました。
京成としては初の「子育て応援スペース」となりますが、人生ゲームはどちらかと言うと子供より大人の方が興味をそそられるような内容が多いですね。
都営の子育て応援スペースは完全な「子供向け」を前面に出していますが、それに対し京成は大人心をくすぐっちゃう内容と言えます。

皆さんも興味があれば是非一度乗車してみてはいかがでしょうか?

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