リカバリーしよう!ピアサポートの内容とは!
こんにちは。akechiです。
前回からピアサポートについて書いています。
今回は、私が参加した飯能市精神保健福祉フォーラムの「もっと知ってピア」~それぞれのヒストリー~についての内容を紹介します。
このフォーラムでは、ピアサポートの研究者である相川章子先生がピアサポートについて解説され、3名のピアサポーターの方がリカバリーストーリーを紹介されました。
そこで、私が学んだことをこの記事で共有します。
ピアサポートについて
ピアサポートの原型
ピアサポートの原型、それは、「経験が他人を勇気づける」ということです。私たちには様々な「経験」があります。病気や障害の経験、それによってサービスを受けた経験などです。一人ひとりが受けた経験は、その人しか経験していないかけがえのないもの、価値のあるものです。その「経験」を話して他人を勇気づけようという考えがピアサポートの原型となっています。
ピアサポートとは
「ピア」は仲間や対等な人を意味します。たとえば、学生時代の同級生や同じ障害を持つ人同士がいれば、それは「ピア」となります。
では、「ピアサポート」とは何でしょうか。
相川先生は「ピアサポート」を以下のように定義しています。
そうすると、友達同士が支え合うことも精神障害者が共に支え合うこともピアサポートにあたると言えます。
そして、ピアサポートにおいて大切なのはリカバリーストーリーの存在です。
リカバリーについて
リカバリーとは
人生において病気や困難は避けられないものです。では、それらをどうやって乗り越えればよいのでしょうか?そもそも乗り越える必要はあるのでしょうか?
相川先生は、「リカバリー」について以下のように定義しています。
病気が治らないと自分らしい生活ができないのではなく、
病気に捉われているから自分らしい生活ができないということがわかりますね。
リカバリーストーリーの良さ
一人ひとりのリカバリーの経験を語っていくことで「リカバリーストーリー」ができます。リカバリーストーリーには、語り手と聴き手で異なる側面があります。
語り手としての側面
語り手は話をするために自身の経験を振り返ります。そして、オリジナルのリカバリーストーリーを作ります。さらに、そのストーリーを誰かに語ります。
聴き手としての側面
聴き手は、リカバリーストーリーを聴きます。
そして、語りと聴きが合わさるとリカバリーストーリーが共有されることになります。そうすると、聴き手は心が動きます。
リカバリーストーリーの効果
このように、リカバリーストーリーは語り手と聴き手の存在を前提として成り立ちます。
リカバリーストーリーを共有すると、その空間が温かい空間へと生まれ変わります。そして、人々の心が動く瞬間が生まれます。
その結果、語り手と聴き手がつながり、リカバリーにつながり、ピアサポートの輪につながります。
まとめ
今回は、ピアサポートについて学んだことを書いていきました。ただ、これは学んだ内容の一部に過ぎません。この記事を読んでピアサポートに興味を持たれた方は、是非ピアサポート講座などに参加してみてください。
ということで、今回はここで終わります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。