WordPressとの出会い
WordPress歴10数年のエンジニアが、10数年ご飯を食べさせてくれたWordPressに恩返しの意味も含めて、これからWPエンジニアを目指す人に向けて情報を発信していきます。
全くのシロウト、PCすら使えないスタート
私は今43歳(2019年現在)ですが、26歳の時にはじめてPCに触りました。
1976年生まれ。ナナロク世代のド真ん中にしては思いっきり遅いスタートでした。
いわゆるナナロク世代と言われる人たちは、例えばホリエモンはまだオンザエッジという社名でしたがすでに上場し、藤田さんのサイバーエージェントも上場済み。
同じ年のMixi笠原さんは上場はしていませんがすでに起業済み。
「いまさらインターネット?」って思う人は多かったと思います。
むしろ同世代ではPCはもう諦めて他の道で行きようと判断した人が多かった印象です。
「今始めないと一生始まらないな」
そんな想いで起業を思い立ちました。
若さ故の暴走
当時、私は不動産の賃貸営業をしていました。
当時の不動産サイトは月額掲載料が30万円ほどかかりました。
それでも問い合わせが1件も来ない月もあり、システムに不自然さを感じていました。
「成果報酬型の不動産サイトがあればいいのに…」
今では成果報酬型の不動産サイトは結構ありますが当時は皆無。
「ないなら自分で作ればいんじゃね?」
そんなノープランのまま会社を辞め起業。
ただ、プログラミングも出来なければHTMLも知らない。
とある「日本のインターネット部」というキャッチコピーの会社に相談に行きました。
グローバルメディアオンライン。今のGMOです。
こういうサイト作りたいんです!
って私の願いに帰ってきた言葉は
「最低1000万ですね…」って…
もちろん、当時はそんなお金はない。半べそで渋谷駅まで歩きながら
「じゃ、自分で作るしかないか」
今思うととても安直な考えでしたが若さゆえの暴走でした。
オープンソースとの出会い
HTMLを勉強し、当時一般化されつつあったCSSを勉強しました。
当時のYahoo!を模写してみたりして。
なんとか、不格好ながらもWebサイトを作れる様になりました。
しかし、私が作りたいのは「不動産情報サイト」。いわゆるポータルサイトです。
物件情報やユーザー情報などをDBに入れる必要があり、それをクライアントに入れて貰える様な管理画面が必要で…
この時点で私は挫折しました。
PHPやPerl、MySQLなどを使えばやりたいことが出来るという知識はありました。
しかし、それを使える知り合いはゼロ。
まだ検索スキルも低く、書籍での勉強では限界がありました。
そこで出会ったのがWordPress…ではなく、XoopsというオープンソースのCMSでした。
ポータルサイトが作れるCMSという触れ込みのXoopsに出会い、「不動産.com」という…これまた安直なネーミングのサイトを無事オープンすることが出来ました。
Xoopsに出会い、オープンソースの文化に触れることで人生がちょっとだけ変わった気がします。
Xoopsには「モジュール」という拡張機能を付けることが出来るシステムがあります。
WordPressでいう「プラグイン」です。
自分が欲しい機能を検索すると世界の誰かがすでに作ってくれていてそれを使う事が出来る。
これには感動し、世界中のエンジニアに感謝しました。
そんな中にXoopsにブログを付けることが出来るモジュールがありました。
それがWordPressです。
ここまでが私とWordPressの出会いです。
Xoopsに出会い、結果、HTML・CSSのスキルやPHPもちょっとだけスキルが上がりましたが私が作った「不動産.com」は、まともな売上もユーザー数も獲得出来ずに数ヶ月で閉鎖し最初の起業失敗となりました。
おっさんの一人語りですが、もうちょっと続きます。
それ以降は、ちゃんと有益な情報を書いていくつもりなのでもうちょっとだけお付き合いください。
↓続きです。
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