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WordPressエンジニアのその後
「稼ぎながら学ぶ」をコンセプトにWordPressでご飯を食べていけるようになるまでをサポートするサロンのようなメンターのようなクラウドソーシングのようなものをやっています。
参加者のみなさんへは
○WordPressエンジニアとしての技術の習得
○営業方法
○ディレクション
などをサポートしています。
さて、WordPressのエンジニアとして十分技術と知見を得た後はどういう道があるのでしょうか?
この記事ではいくつかのパターンを解説していきます。
いくつかのパターンとWordPressの将来
「WordPressはオワコン」
「WordPress作れるようになってもエンジニアとは言えない」
なんてTweetをよく見ます。
これについては「確かに」と納得する部分もありますが、「飲み会なんて意味がない」「TVを見てるとバカになる」って論調と同じで、ただ漠然とWordPressテーマ開発の勉強するだけだとただぼーっとTV見てるだけなのと同じなので確かに意味はないと思います。
ちなみに…私は「WordPressは今がピークだから別の方向性を模索したほうが良い」と当時いたバズ部というところで提案したのは5年前の話。その時がピークではなかったみたいですね。
と、いうことでちょっとだけ未来のことも考えて勉強しましょう。
見えてくる進むべき道
○地元の制作会社として営業する
○フリーのWordPressエンジニアとして制作会社の下請けになる
○どこかの企業のWeb担当として就職する
○フロントエンドエンジニアの道へ進む
○サーバーサイドエンジニアの道へ進む
○自分で何かサービスを作る
などの道が見えてきます。
地元の制作会社として営業する
地元でなくてもいいんですが、いわゆるホームページ屋さんとして営業をするということです。
営業さえ出来れば食べていけます。
デザインが出来ればデザインからやっても良いんですが、デザインは外注さんにお願いすることをオススメします。
ここは外注費も重要ですがデザインセンスを最重要視しましょう。
キレイにソースコード書いてもGoogleに情報をキレイに渡ししてもお客さんや他の人が見るのは外観です。なのでデザインはとても重要です。
例えば50万円でサイト制作を受注します。
デザイナーさんに15〜20万円で外注すれば30〜35万円の粗利が出ます。
月2つ案件取れれば十分食べていけます。
フリーのWordPressエンジニアとして制作会社の下請けになる
営業とかしたくない。コードだけ延々書いていきたい。
と言う人は下請けのお仕事を貰えるようにしましょう。
単価は安いですが、制作会社も案件毎にコーダーを変えるより同じ人を使った方がコミュニケーションコストの問題で楽です。
単価は、元請けの受注額により変わりますが、15〜30万円くらいの間が多いかな?と思います。5万円とかも普通にあります。
WordPressのコーディングはなれれば1〜2日くらいで出来る様になるので時給計算でいうと結構高めです。
これからは「SnowMonkeyいじれます。」とか既存テーマの改修をアピールしてもいいと思います。
SnowMonkeyは、ノーコーディングで色々作れますが、ちょっといじろうとしたら途端にハードルがあがります。制作会社から「SnowMonkeyと言ったら○○くん」って思われるような営業をしましょう。
結局営業するのか…
どこかの企業のWeb担当として就職する
これは今後増えてくると思います。
Webサイトを制作会社にお願いするのではなく自社内でハウスエンジニアを雇う企業が増えてくると思います。
WordPressだけではなくSNSやSEOの知識、最新のマーケティングなどの情報は常にアンテナを張っておきましょう。
Excelの使い方がわからないって質問来ても怒っちゃダメです。
フロントエンドエンジニアの道へ進む
WordPressでサイトを作っているとjQueryを使う事が多いです。
コアに内蔵されてますもんね。
ただ、残念ながらjQueryの寿命はあまり長くありません。
と、いうかフロントエンドの技術は新陳代謝が早くどんどん入れ替わります。
ReactとVueどっちが良いんだろう?って悩んでいるうちにどっちも使われなくなる可能性が大です。
なので手当たり次第新しい技術に手を出したい!楽しい!って人はフロントエンドエンジニアの道に進むと思います。
この曖昧なフロントエンドエンジニアって言葉はCSSが使える人のことを指していた時代もありました。
今は、JavaScriptが使える人って認識で正しいと思います。
来年くらいにはまた定義が変わりそうな感じですが…
WordPressのREST APIとVueのnuxt.jsを使ってSPAとか作ってみてはいかがでしょう?
サーバーサイドエンジニアの道へ進む
WordPressは、管理画面が用意されていて入力するとデータベースへ保存しれてフロントへ行けばDBから取ってきた内容を表示してくれます。
じゃ、これを1から作ろうとしたらめっちゃめんどくさいですよね。
でも、昔の人はこうして作っていたんです。いや、今でもこうして作っているところも多いです。
今は、Ruby on RailsやLaravelなどのフレームワークを付くことが多いので、WordPressのデータベース構造などを設計し直して管理画面からブログを作ってみてはいかがでしょうか?
自分で何かサービスを作る
せっかくなのでWordPressを使って何かを作ってみてはいかがでしょうか?
一番最初に思いつくのはブログですね。
元々ブログ用のプログラムなので…
他にもちょっとしたポータルサイトやコミュニティサイトなどを簡単に作れるのはWordPressの良いところだと思います。
150万円でポータルサイトを受注して制作するのもいいですが、発注者さんからすると150万円の投資をしてでも儲かると判断して発注しているわけですから、それを自分で作れれば元手少なくビジネス展開出来ます。
今、WordPress界隈のおじさんたちやお姉さんたちは自分で何かサービスを作りたくて、選んだツールがWordPressだったって人が多いような気がします。
まとめ
こんな感じでダラダラと書いてみましたが…何が言いたいかと言うと純粋にWordPress開発が出来る様になることを目標にするより、その先の事をちょっとだけ考えて勉強しましょう!ということです。
ポジショントークっぽい感じにはなっていますが…否めません。
だからWordPressやろうぜ!って話ではなく、現在WordPressの勉強をしている人向けの記事です。