[osu!taiko] 良い譜面とは何なのか (mapping #1)
注意書き
主観で語ります。
何を以て"良い"と見做すか
良いとされている譜面の何が良いのか分からないと思ったことはありませんか?ハッキリ言って、私は非常に多いです。
この"良さ"が指し示すものは様々ですが、よく使われる物だと、この辺りが該当するのではないでしょうか?
上記の6項目について、順番に掘り下げていきます。
6つの"良さ"について
叩きやすい譜面
個人的に叩きやすいと感じる譜面を1つ紹介します。
この譜面のストリーム中にある"ddkdkkdk"という配色ですが、これは叩きやすい汎用配色としてよく用いられます。本当によく見かける配色なので認識難易度も高くなく、殆どのプレイヤーが初見で叩けると思います。
また配置も奇数打が多い事も相まってリズムが取りやすく、物量以上に叩ける譜面に仕上がっています。
このような譜面はマルチで投げると好まれると思うので、マルチウケを狙いたいのであれば作ってみましょう。
音取りが上手な譜面
個人的に、音取りが上手な譜面を1つ紹介します。
道中も勿論の事、特に注目して欲しいのはkiaiの音取りです。
00:57:134 - にノーツを敢えて置かない事で、音の広がりを表現しつつ奇数打のマンネリを解消できています。鳴っている部分にノーツを置くことだけが音取りではなく、音の取捨選択こそが音取りの本質だと私は考えています。難易度こそ高くはありませんが、とても気持ちよく叩ける仕上がりです。
演出が凝っている譜面
個人的に、演出が凝っている譜面を1つ紹介します。
小節線ギミックをふんだんに活用した譜面です。百聞は一見に如かず。
ただし、このようなギミック譜面はインパクトこそ強いですが、人に評価してもらうことを考えいている場合、諸刃の剣となる可能性があります。本当にギミックを加えることで譜面が良く仕上がるのか吟味した上で、あくまで趣味として作るか、ギミック譜面専門の大会用に作成することを意識していれば、精神的なダメージを負わずに済むと思います。
難しいけど達成感がある譜面
拙作ではありますが、譜面を1つ紹介します。
明らかにSR以上の難易度となっています。
認識難易度が非常に高いですが、叩き切ったときの達成感や気持ちよさがあると思います。物量譜面も同様です。
meme性がある譜面
ズバリ、この譜面は良いです!
が、少し音源が小さいため、音量をあげてプレイしましょう。
神譜面です。
大会に使いやすい譜面
実際に採用された譜面のうち、私が気に入っているもの幾つか紹介します。
これらの譜面は、当然のことながら先述の5つのうち何れかを有していますが、それに加え、これらは全て譜面のコンセプトがハッキリしています。例えば、精度難、視認難、緊張下における接続難だったりと、様々です。
6つの良さに共通する点
6つの良さについて取り上げましたが、実はこの6つの"良さ"には、ある1つの共通点があります。既に先述しましたが、それはコンセプトです。
ある1つのコンセプトにおいて完成度が高い譜面は、それ即ち良い譜面であると私は考えています。もしマッピングに行き詰まったら、普段とは違うコンセプトの譜面を作成し、そのコンセプトにおける技術を磨いてみるのも良いかもしれませんね。
さいごに
正直なところ、私は"叩きやすいだけの譜面"の大半は好みではないです。しかし、このゲームにはModという素晴らしい縛りプレイがあるため、それらの譜面を"難しいけど達成感がある譜面"に置き換えてプレイしています。
このように、無限の数ほどある譜面を良いと見るか悪いと見るかは、その人の譜面に対する捉え方や取り組み方に大きく依存します。自分が好きじゃないからと一蹴するのではなく、一旦は受け止めて、様々な"良さ"を見出していきましょう。
(それでも嫌いなものは、見なかったことにしています)