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3・アナログは最強セキュリティ?
伊東:でも今のゲームってここまで来てるんだなぁ。データの量もすごいですよね。
A:オープンワールドと呼ばれる、一定の箱庭の中で自由に歩かせるタイプは特にすごいですね。
伊東:この綺麗さが出せるのは、PS4がエラいんですか?
A:そうですね、あとハードの使い方と言いますか、ミドルウェアといった開発環境の進化もすごいですから。
伊東:へーぇ。あ、今ひとの車に乗ったのはハッキング?
A:スマートキーのハックですね。
伊東:一瞬でしたねぇ。実際の世界でも、車がどんどんIT化されて、安全性が学会で問題になってますよ。
A:何でしたっけ、最近よく聞くスマートキーの横入り。ミラーリングじゃなくて……(リレーアタックと言いたかったようです)
伊東:そうそう、それとかあと、乗っ取って誘導して人にぶつけちゃうとか。
A:そこまで話行ってますかぁ。あ、そうだ聞いてみたかったことがあるんですが、このゲームではctOSに繋がった配電盤にもハックして、過圧をかけて爆発させる、なんて芸当もできるんですが、それは実際可能でしょうか?
伊東:うーん、難しいかなぁ。
A:送電元からくる電圧や電流に限りがあるから?
伊東:電圧を変動させることは出来ないわけじゃないんですが、ああいうものにはアナログな安全装置が大抵ついてますね?ヒューズやブレーカーといった。だからシステムをコントロール下に置いたとして、そこはハックできない。ものにもよりますが。
古いものは物理的に倒れたり切れたりして、安全に遮断するんですが、新しいものはコストを下げるため、ソフトウェア的に遮断するものが増えているんです。そうなるとハックの対象になりますね?なので昔は安全だったのに今は……っていうのが増えてる気はします。
A:利便の不便だw
さてここがスマートカーのシステム基板を作る会社になります。まずはスマートカーの中身を覗いてみましょう。と、その前に工場にお邪魔するのに警備員がお邪魔なので寝ててもらいますオラオラオラ
伊東:痛い痛いw ハッカーって肉弾戦もできるんですね。日本だとひ弱なイメージですが。
A:ひとによるんじゃないでしょーかw
伊東:昔『ウォー・ゲーム』っていう映画ありましたね。
A:懐かしー。見ました。
伊東:あの主役の子はガールフレンドいましたよね。アメリカのハッカーはモテるんですよw 日本のハッカーさんは、あまり体力ある人見ないですね。
A:ですかぁ。さて設計図の入手はラジコンにお願いしましょう。ちょちょいとサーバーに発信機を仕掛けて、電波圏内でダウンロードすると。
伊東:なるほど、自分で入らずにアクセスとるのか。面白い!でもどうせならドローンにしてほしかったなあ。飛ぶ方が面白いし。
A:一応あるんですけどね。さぁ取るもん取ったら急いでズラかりましょう。駐車場の車をピピッと拝借。
伊東:ほんと一瞬でハックできちゃってますね。
A:現実には遠いですか?
伊東:ほとんどココに来てますね。全然絵空事ではないです。もちろん自動車業界もそれをわかっているので、対抗するための研究も進んでいます。でもそれをオーバーライドするのがまたハッカーなわけで。
A:イタチゴッコですねぃ。
(4へ続く)
ウォー・ゲーム
1983年公開のアメリカ映画。高校生ハッカー、デビッドが偶然見つけた未公開の戦争ゲームで遊んでいると、それはなんと北米航空宇宙防衛司令部の戦争シミュレーションAIであり……。
コンピュータ制御の危険性と核戦争の無意味さを描いた傑作。
参考リンク
“ネットにつながるクルマ”に潜むセキュリティリスク 有効な対抗策とは - ITmedia NEWS https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/21/news007.html
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