上達それ自体をエサにするまいて
こんばんは。センケイです。
アドカレもいよいよラスト 2 回になりましたね。
そういえばカレルチャペックの紅茶セットでアドカレになっているものがなかなか良くて、1 年前は楽しんでいたものでした。
今朝は出社前にドラムマニアをしてきましたが、なんというか、少し上達してはまた下手になって元の木阿弥を繰り返しているな、と感じる結果でした。
自分は「上達する趣味こそが無情の喜びだ」とモノローグしながらも、蓋を開けてみれば上達する行為ではなく上達したかどうかを確認する行為ばかりに時間を費やしてしまい、それでいつも己を尖らせる機会を逸してきたのだろうな、とか思う
— センケイ (@a33554432) December 24, 2024
で、理由を色々と考えて悩んでいましたが、つまるところ「上達したかどうかを確認する」のに夢中になり過ぎているのがネックなんだろうなと思い至りました。
上達する遊び方と、上達したことを確認する遊び方というのは、必ずしも重ならないものです。
さらに言うと、上達したかを確認する行為は、特にゲームの場合、遊んだ成績に着目して前回よりも良かったかどうかを気にしてしまうことになると思います。
音ゲーでどんな曲を遊ぶであれ、自分が上達したかどうかに着目しすぎると、同じ曲を遊ぶ中で自己ベストを超せないときに、それだけでもあたかも「失敗」したような気持ちになってしまいがちです。
自己ベストは単に実力によってだけでなく、偶然コンボが繋がったりといったムラによって出ることが常なので、そのムラの最大値になかなか勝てないのは当然と言えば当然。だからこれは毎回失敗だと思うようになる勿体ない遊び方ですね。
さらにこれのせいでプレイの中の報酬を感じなくなってしまうので、そのせいで学んだことが定着しにくくなっている面ももちろんあるでしょう。
さて、このように、上達したかを確認しようとしすぎると、自分の癖の場合はかもしれないですが、上手くいかないメンタリティになってしまうと思われます。
さらに、このように上達したかを確認してしまおうとするのは、上達そのものから喜びを得ようとしているためだろうとも推論しました。
では対策はどうすれば良いのか。
理論上は、実際に「上達する」行為であってなおかつ、プレイ中に上達以外に意識を支配されるような遊び方が望ましいのだと思われます。
自分はこのことに薄々は気付いていたような気がします。というのも、これに該当するかもしれない遊び方を色々試してきているためです。
①好きな曲ばかり執着して遊ぶ。その上で、失敗したという記憶が残るのを最小限に抑えるよう、簡単めの曲でフルコンを目指す。
これは、中級者の入口、赤ネームと言われるレイティングまではそこそこ上手く行きました。が、同じ曲ばかりやることで飽きが生じることも有って、限界がありました。
あと、新しい技術を取り入れる必要が生じにくいという面もありましたね。赤ネームまでは片手で 16 分を二回連続で叩く「ダブル」という技法はあまり多くは求められませんので、それで知っている技術ばかりの曲でフルコンを目指す①の戦略が通じたのだと思います。しかしその上のレイティングを目指すと、「ダブル」がほぼ必須と言わんばかりに求められ、フルコンは程遠いものの練習にはなる曲を遊ぶことが事実上求められます。
②同じ曲をやるときに前回よりも 50% 近い確率で自己べになれるよう、まだ数回程度しか遊んでない曲ばかりやる。
①ではコンボを切るという失敗の記憶を抑えたのに対して、②ではもっと直接的に、自己べにならなかったという失敗の記憶を抑えるアプローチを取っています。
これによって、実際に初めて S (達成率 80%) を取れるようになった曲はかなり増え、初見で実力以上の曲でさえ S を取れることもそこそこ増えてきました。
この方法もなかなか良かったのですが、外堀から時間を掛けて埋めすぎたところもあって、赤ネームになってから 1 年半、今なお一つ上の「赤グラ」というレイティングに至れていません。
これは、あまりにもなんでもやろうとしすぎて、得意を尖らせていないためかなと思い至りました。
ギタドラでは、上位 50 曲 (新曲上位 25 曲と旧曲上位 25 曲) の成績で総合スキルが決まるので、結局一番得意な部類とか稼げる部類とかの曲を尖らせないと総合スキルが良くなりません。
自分が得意な曲をもっと伸ばせるような練習を、少し前から始めたところですが、もっと徹底したほうが良いなと思った次第です。
得意な曲で、かつ得意曲に伴いがちな苦手パターンの多い曲が理想です。その中でも、いろんな苦手パターンのデパートになっているのは散漫になるので良くなくって、とある鍛えたいテーマだけしか登場しない曲が理想かなと思います。そうでないと、テーマにしていない苦手箇所を適当にやるだけになってしまうので。
というわけで、しばらくは 16 分フィル (倍テンとか高速刻みは得意だが、そういう曲にて避けては通れない苦手パターン) だけが難所として現れる曲を集めようと思います。
右足のかなり多い曲や、左足のそこそこ多い曲、三連符まみれの曲、シンコペーションの多い曲も苦手ですが (苦手ばかりだな)、これらの難所が少なく、フィルだけがネックになっている刻み曲をお気に入りに入れまくって、一曲だけにしぼりすぎず、50 曲の課題曲を持ち回りでやるとかで苦手克服を目指したいですね!
さて、今夜はこのあと、ゲームづくりの続きも専念しようと思います。2,000 字も書いちゃった!