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ビギナーズラックのメカニズム

ビギナーズラックとは何か?
Chat-GPTに「ビギナーズラックとはなんですか?」と聞いてみたら、以下の回答が返ってきました。

ビギナーズラックとは、初めて何かをする時や新しく取り組むことにおいて、予想外に成功や幸運を得ることを指す言葉です

ここでのポイントは「予想外に」というところだと思います。
ビギナーにもかかわらず成功するとは誰も思っていない。その成功は偶然であり、あなたの実力ではない、ということでしょう。
しかしそう言っているのは大体の場合、すでに落ち目の中堅やベテランか、もしくは努力や工夫をしていない部外者であったりします。
ビギナーでも成功することがあるというメカニズムは確かに存在すると言えます。 

成功するビギナーのメカニズム

第一に、成功するビギナーは基礎を大切にします。
何事もまずは正しい型を身につけることから。あらゆる基本パターンを反復して自分のものにしていきます。素人であるからこその素直さがあります。

第二に、成功するビギナーはがむしゃらにいろんな事を試します。
何が効果的かを理解できているほどの経験も知識もありません。ひたすら自分のできることをするしかないのがビギナーです。傍目には非効率にも見えるかもしれません。しかし自分の経験の伴わない知識を語って悦に浸る部外者の声には耳を貸さず、謙虚に実直に行動します。

第三に、成功するビギナーははじめから上手くいかなくてもいいと気楽に臨みます。精神的にも余裕があるので、トラブルにも冷静に対処して軌道修正ができます。 

このように、たとえビギナーであっても必要な努力をしていれば成功することも十分にあり得るとわかります。
ではなぜ「その成功は偶然であり、あなたの実力ではない」と言われてしまうのか。
それは、一度は成功したのにくすぶっている中堅やベテランの特徴を考えてみると理解できます。 

かつて成功した中堅やベテランがくすぶる理由

第一に、一度成功すると、成功者はその体験をなぞるようになります。
そのため、あらゆる試行錯誤をしなくなります。かつて成功したときは、いろんな事をがむしゃらに試していたはずです。そしてそのうちの一つがはまって成功に至ったはずです。しかし今度もその一つがきちんとはまるとは限りません。そのことを忘れ、工夫をしなくなってしまうと成功から遠ざかるのも頷けます。

第二に、成功者は守りの姿勢に入ります。
成功しなければ、というプレッシャーを感じ、チャレンジングなアクションがとれなくなってしまいます。当然、トラブルにも柔軟に対処できず、良くない状況が続いてしまうという結果になります。

そして成功しなくなったかつての成功者は、成功するビギナーを見て「ビギナーズラックだ」と言う。
そんなストーリーができあがるのではないかと思います。

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