傾聴力は必須になるだろうケアマネ
こんにちは。
仕事の悩みを解決し、自分らしい理想通りの働き方の人を増やしたい!
仕事に行くのがしんどい、行くのがツライ、そんな方向けのカウンセラーをしています。
介護の業界のあれこれを知りたい方へ介護コンサルもしています!
「つながりを大切に、心をケアする伴走者」
こずえです!
初めましての方はこちら(自己紹介)
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さて、、、
昨日は訪問が続いたのですが
最初の訪問は要支援の方(家事や身支度など日常生活の一部に多少のサポートが必要で、要介護認定の中で最も軽度な状態です。)
の訪問でした。
男性50代。脳出血で倒れ、特定疾病であるため
介護保険制度が利用できました。
男性は元気でいらっしゃり、障がい雇用で入社した仕事に今から行くとのことで、出かけました。
実は、今回話しをしたいと仰っている方は
男性の母親70代Aさん。
まだ介護保険申請もしていない、リウマチはありますが、元気な方です。
「息子の担当なのは知っているけど、どうしてもこずえさんに相談をしたくて・・・」
「実は、私の娘が先月、亡くなってしまいました。。
それから身体もしんどいし、だけど息子もあんな身体だし
私は今後施設に入ならなければいけないと思うし
近所の周りは高齢者ばかりで、みんな病気を抱えて・・・・」
とAさんはとても混乱されていました。
娘様が先月亡くなったばかりで
急にものすごく不安になってしまったのか
声も息も荒くなってしまい、表情もとっても暗くなっていました。
私は「まず、落ち着きましょう。」と声をかけ
沈黙の時間へ。
Aさんが落ち着いた後は
介護保険制度の説明や今、介護保険サービスが必要なのか?
施設の内容や費用を簡単に説明を軽くしました。
その後に
「Aさんはまずは食べたいものを食べて、寝たい時に寝て
まずはゆっくりして下さい。
今、将来のことや介護保険のこと、何も考えなくてよいので、
ゆっくり心を落ち着かせてほしいです。
落ち着いて、少し気分が晴れた時にまた連絡待っていますとお伝えしました。」
その後、Aさんの表情は明るくなり
「ホッとした。ありがとう。
娘のこともあり、本当に気が滅入り、だけど自分のこともしっかりしないと焦っていました。」
と仰っていました。
本当は、担当は息子さんであり、息子さんが元気であれば
問題ないのかもしれませんが
母親のAさんがどうしても話しがしたい。
息子さんは仕事が忙しかったり、
母親の思いを聴くことができなかったそうで
誰にも相談ができない状況であったため
1時間しっかり話しを傾聴したことにより
気分が少しだけ落ち着いたそうです。
私はハキハキした感じではないですが
疲れた心、身体にそっと寄り添うことが強みであり
Aさんの話し、表情を見て、まずは寄り添ってあげなきゃと直感で思ってしまいました。
そして、ケアマネの働き方は、介護サービスの調整だけと言われていましたが、今後はそれだけでは
ケアマネ業務は務まらなくなるかもしれません。
それは利用者だけではなく、家族全体がさまざまな課題を抱えているからです。
・ビジネスケアラー
・ヤングケアラー
・引きこもり
・家族仲が悪い
・家族の精神障がい・障がい
など問題を抱えている家族は多いです。
その中で、ケアマネがアドバイスや提案をいくら言っても響かないですし
家族はアドバイスが欲しいわけでもありません。
本当は話しを聴いてほしいのです。
まず、ツライ・苦しい・しんどい思いを分かちあいたい
知ってほしいと思っているのです。
だからこそ、ケアマネはただ調整をする・知識が豊富だけでは利用者・家族との関係を築くことは難しいのかなと思う反面
傾聴のところが出来ていれば、信頼は構築できていきますし
利用者だけではなく、家族の方にとっても安心してもらえる存在になれると思うのです。
件数は増えていったとしても、訪問にはしっかり向き合っていく。
これだけは自分が決めたことなので、今後もコツコツ淡々とやっていきたいと思います。
ただ、自分のメンテンナンスも必要なので、毎日のご褒美は忘れずにですね(^^♪
今日のご褒美は何にしよう?考えながら訪問に行ってこようと思います!
読んでいただきありがとうございます。