【25.2.1更新】勉強法の本の紹介!~「勉強する上で特に大事にしたいフレーズ!!!」
はじめに
受験生のみなさん、こんにちは!
この記事では、私自身が受験生だった頃から受験生に接することが多くなった現在までの間で読んだ勉強法等に関する本を紹介していこうと思います。
紹介の仕方は、その本を読んで「勉強する上で特に大事にしたいフレーズ!!!」と思った文章を引用しつつ、その文章に対する感想等を書いていこうと思います。引用する文章は、最大10か所程度を想定しています。
「このフレーズは自分にも刺さった!気になる!」といった感想を持った際は、ぜひとも購入して熟読すると著者の方に喜んでいただけるのではないかと思います。
それでは早速、紹介に入っていきましょう!
木山泰嗣『弁護士が書いた究極の勉強法―小学生から学ぶ大人の成功法則28』(2008年、法学書院)
私自身が大学生時代から何度も何度も繰り返し読んでいる、何よりも一番最初に紹介したい本の1つになります。
法学書院のものなので、今は古本屋さんで手に入れるといった方法になるかなと思います。
では、「勉強する上で特に大事にしいたいフレーズ!!!」の紹介にまいりましょう。
司法試験に合格するためには「正しいやり方」がある……「方向性を間違えると、いくら勉強しても受からない。……方向性を間違えなければ必ず合格できる。」
過去問の検討等を通して、客観的な「正しいやり方」を見つけ、着実に実行していきたいですね!
試験に受かるためには、わかりやすい文章を書く必要があります。一読了解の文章です。……読みやすいということは、内容が分かりやすいということ……読みにくいということは、内容がわかりにくいということ……試験は紙一枚の勝負
「試験は紙一枚の勝負」!点数の獲得につながる文章・表現をどんどん書き込んでいきたいですね!
過去問は何度解いてもよいものです。答えを覚えようという発想は持ちません。
一度解いたら意味がなくなってしまうのではという質問をよく受けますが、私はこの言葉を前提に受験生時代を過ごしていました!
試験においては基本がまず問われている……当り前だと思ってお、当り前のことを答案に必ず書きます。……基本の「型」を身につけると無意識に繰り出せるようになる。……「型」の稽古を徹底的にする……。
当たり前を当たり前にできるようになる、そのためには基本の「型」を徹底的におさえまくる。これができないために勉強がうまくいかない受験生がとても多いなと思います!
論理的な文章というのは、シンプルである必要があります。視点が多すぎると何が言いたいのか分からなくなります。
1文が長くなってくると多くなってくる現象の1つといえますね。常に答案作成の際はシンプル思考を!
司法試験で問われているのは基本です。基本的な知識です。基本的な文章力です。基本的な論理力です。……基本を問われている以上、勉強するときも基本を徹底してマスターする必要があります。
なかなかこの基本ができない!でもその基本で差が付く、合否を分ける!基礎基本の徹底!
「応用力が問われたときは現場で考えよう」と割り切る……その代わり、何度も何度も基本を徹底して勉強します。何も見ないで口からすらすら説明が出てくるくらい基本的な事項を勉強する……丸暗記をするのではありません。けれど、繰り返しやっているので、あり得ないくらい何度も勉強しているので、自然にそらんじることができるようになっている……。
やっていると自然に覚えてしまったというのは合格者あるあるだと思いますが、それが現れた1文!
「満点はとれないけど時間内で必ず合格点はとれるスピード力」を身につけた人が合格するのです。
時間に追われて点数の取りこぼしが発生する答案をただただ書き続けても合格できない。点数を稼ぐために、高速で書くことができる部分を増やせるような勉強を日頃からしていきましょう!
試験という制限時間内での戦いでは、クイックで引き出せる力も必要なのです。クイックで引き出せる力というのは、何も力まず考えずにそらんじて書ける力です。
1つ前のコメントと同様のコメントが当てはまるところ!
でも、それって、定義や論証だけではないはず!頻出の条文の文言=要件・効果やどう当てはめていくのかといった答案構成・流れもまた、事前準備しておくことで、クイックで引き出せるようになっていくはず!
同じような答案ばかりのなかで、一見同じようなことを書いているのに光る答案があります。それが合格答案です。……
・読みやすい文字であること。
・読みやすい文章であること。
・条文を正確に引用していること。
・基本的な判例が正確に引用されていること。
・基本的知識が正確に書かれていること。
・論理的な文章になっていること。
・いわゆる流れのよい答案であること(接続詞が有効に使われていて、すらすら読める答案であること)
・基本的な論点について正確に論証がされていること。
・問題文にきちんと答えていること。
・聞かれたことだけに答えていること。
これが合格する答案の要素です。非常に重要なので、この箇条書きの部分だけでもコピーして頭に焼き付けた方がいいです。
私自身が今でも答案作成に際して意識していることになります。
しかし、これらすべてを守って答案作成するのが非常に難しい!
まだまだもっと良くなるはずと思って、日々一生懸命に答案練習あるのみ!
【25.2.1更新】塾講師ヒラ『勉強も人生も成功する 考え方こと最強の勉強法』(2024年、かや書房)
第1弾が少し古めの本だったので、第2弾は新しめの本を紹介しようと思います。
受験勉強一般の話ではありますが、もちろん予備試験・司法試験にも通じると思います。
実際、受験生と接する際はこの本の指摘もよくあてはまるなと思います。
勉強はまさに「時間」との戦いです。……ここで大切なのは「時間は有限である」という考え方です。
よく言われる言葉ですが、実際にそれを意識して勉強・行動できている受験生は意外と多くないなという印象。
ぜひとも徹底的に意識していきたいですね!
結果を本気で求めるなら、楽な道は選べません。しんどいことを乗り越えないと、良い結果は得られないのです。
効率的に勉強することはとても大事ですが、効率的と称してしんどい勉強をサボる言い訳にしてしまっていないか、今一度考えたいとことですね!
勉強における最大の敵は、「自分自身」、特に「メンタル」です。……精神管理がうまい人は、結果と適切に向き合うことができます。メンタルが強い人は、コントロールできない結果にくよくよしません。……一方、政倫管理が苦手な人は、変えられない結果にとらわれ、後悔や執着を抱きます。
模試などの点数に一喜一憂するなと言われるところですね。
結果に適切に向き合い、それを次の勉強につなげていくことにチャレンジしたいところです!
成績が伸びるかどうかは、どれだけ勉強に時間をかけられるかで決まります。まずは、たくさんの量を勉強することで自然と質も向上します。いきなり効率的に勉強しようとせず、まずは「量をこなす」ことが大事です。
質と量は頻繁に取り上げられるテーマですが、質を意識してこその量、量をやってこその質だとよく思います。
量をこなすための時間の使い方を徹底的に考えたいですね!
覚えられない生徒ほど回数が不足しています。まずは、今の勉強量を倍に増やすところから始めましょう。……勉強は、できるようになるまで繰り返すことが基本です。「何かいやればいいですか?」という質問もよくありますが、その答えは「できるようになるまで」です。
短答に合格するには、短答過去問が解けるようになるまで繰り返す。
論文に合格するには、制限時間内に合格答案が書けるようになるまで繰り返す。
できるようになるまで徹底的にやりましょう!
●理解すべき基本問題
●暗記すべき用語
●よく出題される問題
●問題のポイントや解法
「問題集を極める」とは、これらの重要事項がすべて頭に入った状態です。
問題集が頭にインストールされていると、テストで問題を解いているときに「これは問題集にあった、あの問題と同じだ」と気がつけます。いわば「脳内カンニング」ができるわけです。
アガルートの講座でいえば、重要問題習得講座のテキストをこのレベルにもっていくことになります。
そしてそれは、論点・論証がいえればそれで足りるということではないことがよく分かりますね!
まず大切なのは、問題集を解く前に「戦略」を立てることです。……ポイントは次の3つ。
●いつまでにする?
●何ページする?
●何周する?
……迷ったらまずは「5周」を目標にしてみてください。
重問を進める際も、短答過去問を進める際も、使えるワザになりますね。
実際、私もこの手法をとって重問と短答過去問を毎日コツコツ進めています!
「2~3回で覚えられる」という幻想は捨てましょう。最低でも5階、多くで10回くらい繰り返す。……暗記で重要なのは「しつこさ」です。……何度も何度も同じ情報に触れることで、脳がその情報を重要だと認識して、短期記憶から長期記憶に移行するのです。……忘れるスピードに負けないように、しつこく、何度も繰り返して脳に定着させるのです。
あるあるの質問に対する回答はズバリこれですね。
短答過去問を進める際も、1日に扱う量が少ないと忘れるスピードに負けてしまう受験生が多い印象。
私自身も、1日に扱う量を多くして、短期間で何周も繰り返すことができるような勉強スケジュールを立てています!
「危機意識を持ってください。」……「危機意識」が欠けていると、いくら勉強してもミスが減らず、結果的に失点してしまいます。……どんなに勉強しても、テスト当日にミスをしてしまえば結果はでません。だからこそ、最後の最後まで徹底して気を抜かずに、ミスを防ぐことが重要なのです。「そこまでやる必要があるのですか?」と言われそうですが、「はい、あります」と断言します。
問題文の読み間違いをしていませんか?答案の書き方が崩れてしまっていませんか?
そのミス、何度もやっていませんか?
そのミスでまた来年も受験することになってしまっていませんか?
凡ミス、ケアレスミスは徹底的に回避したいですね!
強調したいのは、「運に頼って勉強しないこと」……「どれだけ準備をしたか」……最終的に自分でコントロールできるのは「準備」と「行動」です。しっかり準備をしておけば、運に影響を受けるリスクを減らせます。……準備を怠った者に合格はない。受験生を10年以上指導している事実です。
事前準備を怠った代償は本番で現れます。
そしてまた1年勉強することになります。
事前準備を徹底しましょう!