”あつみん流”論文の勉強方法~重問マーキング編~

画像1

 今回は,『“あつみん流”論文の勉強方法~重問マーキング編~』について紹介いたします!それでははりきってどうぞ!!
 以前にもtwitterで紹介したことがありますが,私は,画像のように『重問の解答例を色分けしてマーキング』しています。先に色分けの意味の紹介をしておきましょう。

 オレンジ:設問に答えるための骨格となってくるような部分(請求内容・法的根拠・主張反論・要件充足性の結論など)。
 からし色:いわゆる論点として問題提起をしている部分。
 イエロー:論点について規範定立をしている部分。下線は理由付け部分,太線は結論としての規範基準部分。
 ムラサキ:要件充足性の検討などの際に問題文の事実を指摘している部分。画像には載っていないが,下線でなく太線のムラサキを引いている場合は,事実に対する評価意味づけ部分として太線のムラサキを使用。

 こんな感じです。ではなぜ,色分けをするのか。
 それは,『当該問題について,何を,どのように論じていけばいいのか,つまり,答案の書き方・論述の展開の仕方を勉強する』ためです。上記項目こそが『答案の書き方・論述の展開にとって必要不可欠なパーツ』というイメージです
 最終的には問題文と六法のみで自力で答案を書けるようにならなければなりませんから,『なんとなく解答例を読んで,なんとなく分かった気がするという状態にならないようにするための勉強方法』ということです。
 また,この勉強方法により,色分けができない=当該問題について,何を,どのように論じていけばいいのか,つまり,答案の書き方・論述の展開の仕方について,『具体的なイメージがわいていない』ということになりますから,2周目,3周目の復習の際に優先して当該問題を勉強すべきということになります。
 このような形で,『テキストは徹底的に使い倒す』という意識をもっていくことをおススメいたします。
 ちなみに,論証を勉強したいときは論証集を使うのが多くの受験生の勉強の仕方かと思いますが,私は,解答例のうちイエロー部分のみを確認する形の勉強方法をとれば,別途論証集を確認する必要まではないかなとも思います。
 では,今回はこのあたりで,この記事が受験生のみなさんの勉強に少しでもお役に立てればと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?