“あつみん流”論文の勉強方法~答案作成時に注意していること編~
今回は,『“あつみん流”論文の勉強方法~答案作成時に注意していること編~』について紹介いたします!それでははりきってどうぞ!!
タイトルのとおり,私が受験生の頃から論文答案作成時に意識していることを,思いつくままに列挙してみると以下のとおりとなります。これは,自分が不合格経験から,論理等の崩れた答案にならないようにするため,徹底して守るべきルールとして考えるようになった項目となります。私の場合は,これらを守ることで,常に一定のリズムで答案を作成することができるようになり,時間不足対策や事例問題のより丁寧な検討といった余裕が生まれるようになりました。項目の羅列程度になってしまってはいますが,参考にしてみていただければ幸いです!
・設問に真正面から答える形で冒頭の問題提起を指摘・明示する
・冒頭の問題提起では,何について,どの条文・制度との関係で検討するのか指摘・明示する
・法的根拠となる条文は厳密に指摘・明示する
・条文・制度の文言(要件)を1つ1つ検討する
・条文の文言を指摘する際は,鍵かっこを使用する
・どの文言(要件)を検討しているのか,読み手=採点官に明確に伝わるように検討する
・事実を踏まえつつ問題提起を指摘・明示する
・どの文言(要件)との関係で問題提起をしているのか,読み手=採点官に明確に伝わるように指摘・明示する
・問題提起に対応した規範定立を指摘・明示する
・規範定立のうち,どの部分が理由付け部分で,どの部分が結論としての規範基準なのか,読み手=採点官に明確に伝わるように指摘・明示する
・規範に厳密に沿って当てはめる
・当てはめでは,問題文の具体的事実を指摘・明示する
・当てはめでは,指摘した問題文の具体的事実の評価・意味づけを指摘・明示する
・規範に沿って当てはめた結果としての結論を指摘・明示する
・当該文言(要件)の充足性についての結論がどうなったのか,読み手=採点官に明確に伝わるように指摘・明示する
・次の文言(要件)の検討に移ったことが,読み手=採点官に明確に伝わるように検討する
・設問に真正面から答える形で冒頭の問題提起に対する最終結論を指摘・明示する
・当該問題との関係でメインとして論じるべきか否かといったメリハリを意識する
・メリハリを意識した結果,コンパクトにまとめようとなった際も,何について,どのように検討しているのか,読み手=採点官に明確に伝わるように検討する意識は絶対に忘れない
・以上の項目について,明記していないものについても,読み手=採点官に明確に伝わるように検討する
・適切なナンバリング,段落分け,文法,一読了解な文章,主語・述語の対応,てにをは,判読可能な文字といった形式面も,読み手=採点官を意識して,徹底的に注意する
では,今回はこのあたりで,この記事が受験生のみなさんの勉強に少しでもお役に立てればと思います!
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