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【040】Today’s Branding Topic

コロナ前に3着買ったマッキントッシュコート、めっきり着ることが減り、1着はメルカリ売りました。マッキントッシュを取り扱っている三陽商会。ちょうど30年前「想像力資本主義」というキャッチコピーで電線に男女がぶら下がっているCMが話題になりました。そんな三陽商会が2015年に「バーバリー(BURBERRY)」と契約を終了して、6期連続の赤字となりました。ポートフォリオにおけるバーバリーのウェイトが高かったということですが、バーバリーはうまく日本でのブランド認知を拡大し定着したところで、契約を解除する。販売チャネルでの契約の難しさを感じます。マリメッコやA・P・Cを抱えるルックも同じようなビジネスを展開しています。そのようなビジネスモデルは、契約するブランドにファンが増えることで代理店も売り上げが上がるのですが、その代わりに代理店の力を借りずともビジネスをやっていける力を蓄えていけるというジレンマを抱えそうです。このような形のビジネスモデルで契約ブランドに優位性をもつには、圧倒的なチャネルの強さや卓越したオペレーション、インターフェースとなる店舗での接客などがエッセンスになるのではないでしょうか