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19歳になる君へ

誕生日おめでとうございます。生まれてくれてありがとうございます。

好きな人の誕生日を過ごすたびに、訳わかんない緊張感が生まれます。好きになってから毎日最高の日にしてくれたから、この日を君にとっての最高の日にさせたいせいかもしれないです。好きな人が生まれてくれて心から喜んで、感謝して、よかったと思って、こんな素敵な気持ちがこの日で一番高鳴ります。君のキラキラはずっと途絶えず、遥々の時間を越えて、その先にいる人にも届けられたらいいな。その人たちもきっとわたしのこの気持ち、君から感動をもらえるでしょう。

この夏はまさに真夏の夜の夢みたいに確かな幸せを噛み締めながら過ごしました。そして、愛が色褪せることもわかりました。鮮やかな愛が薄れた途端、切なくなってきました。このようなことがまたいつか繰り返されるのが怖くて、切ない。わたしたち毎日何かを失いしながら生きていて、つらい思いもたくさんしましたね。それでも失わないものはあると信じたいです。君の顔を見て、永遠があると信じたいです。顔を見た時、心が暖かくて、キラキラが溢れるくらい特別な思い出がまた一つできて、『永遠に踊ってほしいな』『永遠に舞台で輝いてくれ』、と勝手に思い込みました。君を見つめるの時間が永遠になる。
君の色は無限の透明に近い。君を好きになって、君の色を身に染めたより、触れるたびに思い出すような存在になった。いつも心の中にいるよ、というのが勝手に慰められて好きです。また君に会えるから、せめて今日を乗り越えよう。けれども、わたしの人生を全部託すことはできません。君が解決できないわたしの悩みは存在しています。ただ『君が好き』がいつの間にかわたしの人生の延長線になって、行く先をくれました。
わたしから見た君はいつかわたしが思いかけた君じゃなくなるとき、愛が消えるときわたしはかなしくなるだろう。それでも君は君のままでいい。わたしの好きより自分の思うままに生きる方がいいです。大人になって段々元の自分を忘れちゃうのです。自分の色だけはなくさないでね。

成長という言葉で日々感じた大変さを片付けられるのは少しずるいですね。今出せない答えはこれからも答えられないかもしれません。もどかしくて、どうにもならない夜はいくつもある、君が知らないところで君のお陰でそういう夜を乗り越えた人も少なくないだろう。
人生は難しいですけど、この長い道のりで、君の永遠分の1が幸せでしたら、それ以上願いません。

「君の人生が実りのある豊かなものであるように。なにものもそこに暗い影を落とすことのないように。」
18歳の君のお陰で幸せな一年を過ごしました。今年も楽しみにしています。生まれてきてくれてありがとう。お誕生日おめでとう。

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