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おかづのままよ日記「かっぱ」2208/27

 わたしはおかづである。

 夫くん、テーブルに座り一人朝食である。
ん?テーブルに座ってはいかん。
一人、食卓で朝食である。
納豆の匂いがする。
久しく食べていないなぁと思い、足元にちょこんと座る。

……。

見上げてじっと待つ…。と…、
「なに?、食べたい?」と、、
「ほれ」と皿に入れた納豆をくれる。

いゃ~、久しぶりの納豆は美味い。このネバネバ。3口で平らげた。もうちょいもらおうと、もう一度ちょこんと座り、じっと見上げる…。

もっと…。

「まだ欲しい?」
今度は納豆に米粒を合わせてくれた。「なんか、人と一緒やな(笑)」

夫くんはおかづの食いっぷりに喜び、「デザートやで」とヨーグルトをくれた。
が…、食いたくなかった…。 

 人間は少しでも自分との共通点を見つけると「他も同じかもな…」と思うようだ。これは当たり前の事なのだろうか。

**

 昨日、妻さんが話していたことはどうなんだろう。共通点を探す、という心理的な現象としては似ているかもしれない。

手をかける!


 妻さんが言う。
「昔な、小学校5年生くらいやったかなぁ。遠足の帰り道、河童が居るって言う噂の池を通ってたんよ。。誰かが『河童やー!!、、、河童がおるー!!』って叫んでな、、、みんなで見に行ったんや。。そしたら池の中に河童の頭が浮かんでる。

『うわわーー!!!ほんまやー!!!、、河童やーー!!!』って、もう、みんなで叫びまくって走って逃げたわ。ほんま、ほんまにおったんやで。。でもな、危なかった~。わたし転けそうやったわ」

「ほんまかいな…。。転けたら将棋倒しになるやん。。河童って、落とし蓋かなんかが浮いてて、河童の頭に見えたんちゃうん??そういうのなんて言うんやったっけなぁ」
と夫くんが言う。

 夫くん、それはな、パレイドリア現象という。
Wikipediaによると…、

パレイドリア(英: Pareidolia)とは、心理現象の一種。視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象を指す。パレイドリア現象、パレイドリア効果ともいう。

顔のパレイドリアをひきおこす岩

月の模様
これらの電源プラグのエントリは、
人間の顔表情に非常によく似ている

一般的な例として、雲の形から動物、顔、何らかの物体を思い浮かべたり、月の模様から人や兎の姿が見えてきたり、録音した音楽を逆再生したり速く/遅く再生して隠されたメッセージが聞こえてきたり、というものがある。

意識が明瞭な場合でも体験され、対象が実際は顔でなく雲だという認識は保たれる。
パレイドリアは、ランダムデータの中に何らかのパターンを認識するアポフェニアの、視覚的・聴覚的な事例である。
アポフェニアおよびヒエロファニー(英語版)と共に、パレイドリアはかつての社会で、世界の混沌を秩序づけ世界を理解可能なものにする役割を果たしたのかもしれない。

ウィキペディアより

夫くんによると、おかづの顔がオカリナさんとそっくりだとしつこく言うのだが…。

なんと、“おかずクラブ”という
名前だった。
左がオカリナ、右がゆいPさん
おかづ…!!
姉さん?!


河童と言えば夏の季語。
河童も冷える夏の朝。
夫くんだけのパレイドリア現象。

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さいとうT長
ありがとー 昼ご飯の足しにします😚