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Photo by
yajimasyoukai
コロナ入院…8日目 いつの間にか終わってた夏
6:00 寒い
体温37度 酸素濃度97
今頃に親の夢と、停めた車の駐車場所がわからないという夢にうなされ続けて汗をかく…。
弱い…。
8:00 朝食完食
そして、まだ10:00なのに早いシャワーを浴び少し休憩。
隣の方は今日退院…。当たり前だが…挨拶などなし…。
落ち着かれた退院のさまに…納得…。
「し………ん」
静かなベッドに、一日が早く終わってしまいそう…。スリッパの「パタッパタッパタッ」はもう、聞こえない…。
………。
「……!?」
おっと…もう新しい人が隣に…。
聞きたくなくも聞こえる…「隔離」という厳しい現実を突き付けられる患者がやって来た…。
患者のエリアに入れば汗さえも拭けぬ医者…、と接触を減らすため注射を打つのさえも減らす看護師さん…から説明を受けている。日常生活と遮断され、荷物も配達を通さなければ…家族とのやり取りは出来ない現実。看護師さんに聞かれている…。
「連絡取れる方は…?」
「弟…だけです…」
「…。はい…」
……。
辛い夏だったけれども、ここまで何もしなかった夏もない。「いつのまにか…」終わった夏。
昔…、固いつぼみが葉桜へかわる様を…「いつのまに…?」と眺めた時と同じ…。
「いつのまに…?」と感じることなど嫌だったのに、あっという間に…吹っ飛んだ…。
……。
面倒くさい60代…。こんなんだから夢を見る。
あっという間に…日が暮れる…。
今年…食べたっけ…?
アイス…。
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