PJさん企画 うたスト! さくらひとひら 220227
PJさんの企画に参加します。
短歌2首…
詩…
短歌なんぞ初めてです。俳句に比べて自分の心の内まで見せるような…。
短歌の内容の多くは、恋こがれる気持ちを詠んだ歌。なぜこんなに多いのかと思ってましたが、納得しました。
W『金魚草 /山田哲也&No.勇人』
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こちらの素敵な曲で若かりし頃を色々思い出しました。
『金魚草 /山田哲也&No.勇人』
ありがとうございます。
連絡は手紙の時代。
二人とも社会人となり遠距離始まって1年目の春、尾道で待ち合わせして桜のきれいな千光寺へ。
途中、小雨が降り始め、傘を忘れた私に彼女の傘が…。
後日、一人暮らしの私に桜の花びらがはさまれた手紙が届きました。
「傘に付いてきた桜の花びらです。
さくらの花びらも、きっとあなたと一緒に居たかったのでしょう」
居りたいと 傘にもさくら千光寺
咲きほこる君 ひとひら知らず
さいとう歌月
居りたい(おりたい):::関西弁:一緒に居たい、ここに居たい
当時の私は仕事にも慣れ、忙しくも楽しくなり始めた1年目。
気持ちのすれ違いに気づくことすらなかったのでしょう…。
結婚の約束していましたが、2年目にあっさりふられました。
さくら見ず ただ踏み歩く斑鳩の
道にひとひら ひとひらの音
仕事も手に付かず休み、しばらく彷徨いました。
たくさんの桜の中…。
花びらひとひらひとひらの気持ちに気づかず、すれ違っていっただろう気持ち。落ち込んで一人斑鳩の道を彷徨い歩く中のひとひらを詠みました。
自分に精一杯なとき、相手の声や音を聞き逃す時はあります。
今考えると、若いから精一杯を続けられたけれども、たまに力抜かないとこうなるよ、の典型でした。
当たり前ですが、若かった。
詩…一篇
久しぶりに会った君と
小雨の花見
長い休みも取れず
すぐにとんぼ返り
久しぶりの会話でも
小雨の花見
長く話しも続かず
傘はひとつなのに
「傘についてた花びら」と
わたし涙の手紙を出す
きれいにはさみたたまれ
「さくらの花びらも
きっとあなたと
いたかったのでしょう」と
久しぶりの笑顔も
小雨の花見
長い雨音見つめ聞く
傘はひとつなのに
傘についてた花びら、も
きっとあなたといたかった
きれいに重なり合って
さくらの花びらも
きっとあなたに
いてほしかったのでしょう
おりたいと雨ふる花の
おりたいと傘に花びら
おりたいと傘に桜の
おりたい桜のわたし
ひとひら