見出し画像

保護犬おかづ…降水過程     雨の来るまで

「おかづは?」「えっ?」「どこ行ったん?」「えっ?一緒に寝てたんじゃないん?」
 なんだもう、まったく…。朝からうるさい。
疑問形ばかりでうるさいのだ。
おかづを探しているらしい…。
 いや~、それにしてもよく寝た。熟睡してしまった。
暑いし、うるさくもなったので「よしっ」と、こたつから出ると…、
「え~っ、なんなん?そこおったん?」「え~っ、なんで?」「そこ好きなん?」と、父さんにも母さんにも疑問形で笑われた。
服も着てたのだ。暑いはずだ。


脱がされて

へそを天にて雨を待つ…保護犬おかづ…



降水過程


雲粒と雨粒

雲粒……半径10μm(ナノメートル)
10μm=1㎜の100分の1

雨粒……半径1mm。半径4mm以上だと落下中に分裂する。

雲粒の100万倍の体積が雨粒。

雲粒から雨粒になるのも大変だ。

 湿潤空気塊(水蒸気を含んだ空気の塊)は上昇すると気圧が下がるので気温が下がる。すると、その気温では空気内に含むことのできない水蒸気は凝結.昇華することで雲粒を作る。時間をかけてまわりの水蒸気を取り込み大きく成長し、重くなって落下したり、横の雲粒とぶつかったりしながら地表へ落下する。
このことを降水過程という。

ちなみに、コロナウイルスは,直径0.06〜0.14 µmの球形1)だそうだ。


エーロゾル

気象庁ホームページによると、エーロゾルとは、大気中に浮遊する微粒子のことで、地表や海面から舞い上がるものや、工業活動によって排出される煤煙、気体(前駆物質)から生成される二次生成粒子などがあります。 エーロゾルは、太陽光の吸収・散乱や凝結核として雲の生成などに寄与し、地上に到達する太陽放射に影響をあたえます。 そのため、エーロゾルが増加すると太陽からの直接の放射が減少し、気候変動への影響があると考えられています。

気象庁ホームページ


エーロゾルが雲の発生に大きく関わりがある。
エーロゾルとは大気中に浮遊する固体・液体の極めて小さな微粒子です。

大陸性エーロゾルは、土壌微粒子で小さいが数多い。海洋性エーロゾルは水溶性ミネラル成分で、数は少ないが直径は大きい。
水蒸気は、こうしたエーロゾルを核にして凝結起きやすい。
水蒸気から雲粒になり、大きさの違いで衝突併合を繰り返しながれ雨粒へ成長する。

雲粒と雨粒の落下速度

雨粒は重力と空気抵抗を受け落下する。

降水過程の出題頻度は高い。
①水蒸気が凝結して、雲粒ができるまでの物理過程。
②雲粒ができ、雨が降るまでの過程。
③雲粒や雨の最終落下速度。


やばい、計算式が出てきた。試験では電卓使えない。手計算など、いつからやってないだろう…。そろばんでも無理だが…。





参考文献
「気象予報士かんたん合格テキスト」
気象予報士試験受験支援会著
技術評論社
「一般気象学」
小倉義光著
東京大学出版会


いいなと思ったら応援しよう!

さいとうT長
ありがとー 昼ご飯の足しにします😚