秋風や幸運ぶ今(こ)の笑い声 220928
去年の9月中旬、退院後に書いた記事です。退院してすぐなので、もう、なんにでも幸せを感じ、どんなものにも幸せを見つける事ができた時です。そして、時のnoteで流行ってる俳句を見て季語の事もよく分からず、“俳句”というものを詠み始めた頃…。
少し編集しましたが、まぁ、あかんです。普通の生活というものに慣れてくると、わずかばかり残っていた純粋な感覚が失われてることに気づきました。あ~、あの時の気持ち、たまに思い出さんといかん、と思います。
とはいっても入院はこりごりです…。
夕方の散歩
夫くんと少し歩いているとこの時間、近所から漂うええ匂い。共にやってくる学生達の帰る笑い声。
うん…?それに混じって小さく聞こえてくるのは虫の声!
耳ピクッ!
いや~、さすがに秋を感じて、おかづも夫くんも幸せな気分になる…。
「こりゃ…、どうにも一句詠みとうなった」
「なんで…?」
「わからん…」
これまでの人生でこんなこと、思ったことも感じたこともない夫くんであった。
お~、帰宅時間か?
犬の耳ピクリ爽やか笑い声
待て!聞こえる…?
虫の声射られてピクリ犬の耳
でもな、虫の声よりも、この匂いやで。
秋風や夕の支度に鼻が立つ
腹へった~。
いや、どっちもやな。
耳立てて虫の声、鼻上げて飯
ほんまかいな…。
秋風や今(こん)が幸せ笑い声
爽やかやアオハル飛び交う笑い声
青春たちゆえ思わず秋笑う
歌月
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