ザン関東A1自戦記〜2023後期21/30回戦〜
お世話になっております!キジョンネルソンです!
では、3連戦ラストの21回戦です!どうぞ!!
〜東一局〜
いい配牌です。しかし北を鳴くかは結構ギリギリのラインです。2枚目は同巡でも鳴きたいくらいですが、1枚目はスルーしてもギリギリ許されそうな感じもしますね。
損得微妙な8p切りです。
裏目7pでも(334557p)になる形で赤5pを使い切れるのでよしとし、速度目立たせを避けるペンチャン落としを見せない順番で先に8pとしてみました。
テンパイです。打点十分の役ありなので、リーチせずにのんびり手がわりを待ちたいです。現状であれば、北ポン3p切りをすることは決まっています。
同巡、北キャッチに成功です。まだ華が抜かれていないので、欲を言えば華の後の2pで親倍満欲しいな〜なんて!
しかしここから地獄を見ます。。。。。。
まずファーストアガリ逃し、うるさいよ!!!!!!
手出しをすることで5pでのロン和了率を下げてしまいますが、逆に2pでのロン和了率は少し上がりそうです。
二人の仕掛けに挟まれたので、打点、フリテン、5pの危険度、もろもろ考慮して1sはツモ切りですが、5pの見せ牌は大変失礼しました。ますます2pでのロン和了率が上がりそう。。。本当にすみません。
桐生さん「大丈夫だよ!2pないから!」
顔面蒼白 叫喚地獄 残酷非道
という気持ちを切り替えて即加カンです。堂々としなさい!!!
自分が相手からどう見えているのかということも常に意識しなくてはいけません。強く見せたいですね。
なぜこの加カンができるのか、それは8pと8sだけ持ってきたらすぐ止めることが決まっているので放銃の心配が少ないからです!!!
5pなんて他家から出てくるわけないんだから自分の収入のために一回でもツモに期待します!
どんだけ当たり牌を掴ませたら気が済むのですか???
2s切りでいいか最終確認の間を1秒弱だけいただいて、テンパイ顔(笑)を維持しながら復活を期待します。
掴んでから阿鼻叫喚しているようでは遅いです。いくら自分が親で周りから強く見えているからといっても、これだけ危ない牌は止めないとダメです。
危ないのはわかるけど止められないよ、という方は以下を読んでください。絶対に止められるようになります。
こんなものは止められるよという方はスキップしてください。
〜〜〜
対面、上家ともにテンパイ濃厚です。さほど危険ではないですが私に対して高打点に放銃するリスクのある牌を切っています(2sや6s)。
そのリスクを冒す価値がある手牌なわけですから、ある程度ご自身に勝算は持っているということです。
それに該当する待ちはどんな待ちなのでしょうか。5-8sという待ちは、彼らの目線から見て悪くない待ちに見えます。
しかし実際には私の目線から5sは全て見えています。するとお二人は、ソウズでシュンツを作るためには物理的に2sまたは8sを必要とします。
5-8sはというと、5sがなく、8sは場に1枚切れているため今持ってきた8sと合わせてこの世界線に残り2枚しか生きていません。
要約すると
①相手はテンパイしている
②相手の立場として、待ちが5-8s待ちなら勝算があるためリスクに見合う
③物理的にシュンツを構成するために5-8sを必要とするケースがめちゃくちゃ多い
これらに合致するのが8sという牌です。実際には5-8sではなくカン8sでしたけどね。。。
〜〜〜
5pを持ってきました。おちょくるのもいい加減にしてくれよ!!!
8sが当たっていなければ自害しなくてはいけません。しかし8sが当たる世界線なら5p引きは悪くない話です。頑張って8s周りでブロックを完成させます。
8s待ちで横移動しました。
しかし実はこの時、桐生さんの手順にちょっと違和感を感じたんですよね。
桐生さんのもともとのテンパイ形はこうです。この時すでに8sは当たっているわけなのですが、河を見ると、ピンズの上段にブロックを構えているように見えていました。何かを掴んで9mを切って迂回したわけなのですが、しかし、開けられた手牌が
となったので、「何を掴んでまわったんだ???8pなわけないよな。元々ピンズの上持っていそうだったもん。あれでもテンパイだった瞬間はあるはずだから、組み合わせるとピンズの345pというメンツは最初からないとおかしいし。。。最初9mと8sのシャンポン???いや、わし9m切っとるからおかしいな。でもそうだとしたら8s通ってるやんけ。。。あれ??やったのかこれ??8pだけダブロンで8s通ってた???いや、それはないと信じたい、え、大丈夫だよね。」の
顔です。。。よかった8s当たってて。
〜東二局〜
私の番ではなさそうな配牌です。はい。。。
1シャンテンになりましたが、リーチを打つ受け入れは表示牌の6pだけです。
この1シャンテンに価値がないので6pを1枚外します。カンチャンになる1p引き(12346p)4p引き(23446p)8p引き(23468p)全てにおいて66p+XXのシャンポンより有能ですから、6p周り1メンツ構想をしっかり持ってくっつき期待に受け直します。
1シャンテン取らずですが、考えれば自然な一打にも見えますよね。8sが3枚見えていて、5sの受け入れはカバーしています。
(114467789s2346p)の1シャンテンにとっても、5-8s待ちは実質的に愚形を固定しているようなもので、6p周りで1メンツを想定しているのですから
(11446789s23467p)みたいな形を理想とし、3s引きをいい形として絶対逃さず、2s引きでもカン3sをよしとする可能性を残します。
要するに(1114467789s234p 8s)というアガリ形は見ていませんよ、ということです。
4sが1枚見えたので、完全安全牌を残す進行にしました。テンパイを逃す1s引きでも、雀頭探しなら6-9s待ちノベタンが絶好で、この後引いてくる可能性が全然あるのでこのようにしました。
カン5p待ちを逃すくらいならギリギリOKでしょう。親の捨て牌を見てもシャンポンキャッチのカン5pリーチは打ちづらいので。
描いていた形に近づきましたが、ピンズはこちらからは切らない構えです。ポンテンを取られるのも嫌なので。
形式テンパイは無価値なのでこれまでです。流局希望です。
よく流れた。。。
〜東二局一本場〜
いけそうかも!
字牌と持ってきた牌を入れ替えるだけの作業を続けてこの巡目です。
5p周りでもう1メンツできる伸びしろを残し、カン2sを固定します。今回は1sが2枚切れていて1s受けは要らず、カン2sテンパイならよし、2s先引きは8sを払いながら一気通貫が見える形でテンパイ復活が見えるので、この手順をよしとして採用しました。
狙い通りソウズを払って8sを切ります。
さて、リーチを受けた一発目でどうするかです。これは意見を広く募りたいところではあります。
現物4p切りは有り得ないので、切る牌は1sか9sでソウズ2枚押しに構えます。
1s切り・・・最終形1枚使いリャンメンが確定、次に切る牌が3s濃厚
9s切り・・・1s切りより1枚受け入れが多く、次に出る牌は1sか8sで3sよりは安全そう、しかしカンチャン残りになる可能性も高い
総合的な判断で9sとしましたが、さすがに1sの方がいいのかなぁ。カン2sリーチをよしとしてだいぶ可愛がりすぎたのかもしれません。
あともう一つだけ言い訳しますと、ソウズのブロックが多そうなので、1sだと一気通貫に放銃する可能性があったんですよね。1sが4枚見えているので9sだと一気通貫には当たりません。代わりに一盃口にぶっ刺さりました!
センシューラク!!!!
結果は一発放銃。。。。自分で決めたことだから仕方ありません。跳満です。トホホ。。。
〜東三局〜
これは北ポンですね。9mはドラですがギリギリスルーです。
”サンマは四連形に触れるな”
こういう手ははっきりと七対子を見切って北北99mの部分だけ残して、どのようにしてシュンツを作るのか考えます。
打6sとすると、6sは裏目にみえるのですが、6s、マジでいらないです。
ここで4-7sを持ってくる方がだいぶ痛いんですよ。(3566s)という形を、(345+66s)という形でとらえず(34+56s)と見るんです。
566sという部分だけを切り取る場合、(4444667777s)の10枚がメンツ完成となるのですが、4-7s引きには赤が使えるというメリットが残り、さして6sなどこの中の2割にしかすぎません。6sが先にツモ筋にいたとしてもその後4-7sがツモ筋にいるなら一翻ダウンの明確な裏目と言えるでしょう。
この後9sのトイツが無能化したり、北がモチモチになってしまうことも考慮し、瞬間にできるリャンメンは全てキャッチするつもりで打6sを強く推奨します。
うまぶりでもなんでもありません。
以降語ることなく親の三倍満の被りです。カーッ!
〜東三局一本場〜
18000点しかありません、子同士の点棒移動なら倍満でも親を持って来られるので、なんとしても親のアガリを阻止しなくてはなりません。發をポンする構えで行きます。
親に6pが切られていて9pが暗刻なので、河の一段目ならバックのポンテンもある話かもと思っていました。
親からリーチを受けて二発目です。1-4s待ちなら十分めくりあいになると思っていたので、發のポンを用意して強く8s切りです。跳満放銃のバーストプレッシャーがかかりますが、8s-5p待ちのシャンポンになっても、めくりあう上で苦し紛れすぎます。まだ先制リーチに色々な待ちが考えられるうちに強く押したいです。
対面から追いかけリーチを受けましたが、ここはオープンリーチの一翻増しも後押ししてくださるので、大勝負と行きます。
一発!!!ロジャァァァァァァァァァァァァ!!!!
私自身、この半荘の最初で最後の唯一のアガリをもって、南場へ突入します。。。。
〜南一局〜
理牌が追いつかず申し訳ありません。とりあえず役牌先打でリーチ手順をメインに考えます。
シュンツをしっかり作りたいので4トイツに手をかけました。今見返したら少しやりすぎな感じもしますが、東を切って七対子を天秤にかけた時に、将来的に即リーチとする待ち候補が見当たらないことも要因の一つです。
先にそこが埋まると6pは若干痛いですね。とりあえず方針は明確になりました。
6p自体が帰ってきてくれると採用しやすいです。そこでもう1シュンツを睨んでゆっくり進めます。実はメンツ手であればシャンテン数は変わっていません。
リーチを受けて、めくりあいに強い待ちにはなりづらいので一旦1sで様子見です。
感覚的にこの宣言牌の西は暗刻から切り出されたケースが多いと思っていたので、役なしリャンメンが濃厚だと思っていました。リャンメンっぽいので6pは避けて押す無筋はできる限り抑えたいというものです。なのでワンチャンス1pも無筋の一つとして認識します。
7sが暗刻だとは思いませんでした!!!!
5sポンで6pのくっつきテンパイに持っていきます。これならこちらもリャンメンで押し返せそうなのでいいですね!
次に持ってきた9pを勝負で放銃です。親落ち!
〜南二局〜
きついのよ。。。
まぁツモさえ良ければ、みたいなね!
はい、終局、次
〜南三局〜
もう実質諦めのような配牌です。
ザンルールの特殊ポイントとして、オーラストップ目での親続行があることが挙げられます。
つまり、一局勝負ではなく私が放銃に絡むと連荘が濃厚となってしまうのです。
しかし桐生さんから8000点の直撃をとる旨みがあまりにも大きいので、親には押しませんができる限り手組はしていきたいところです。
北を重ねて、ドラの1sを重ねました。あとはなんでもいいので赤か華を持ってくるだけで満貫になりますから、北はポンします。シンプルな満貫のアガリで素点として2枚獲得できるだけでも十分ですしね。
北が鳴けました。親の8pに照準を合わせて8sからいきます。まだ6sは手に残るので赤5sはキャッチできるように!かつ現物残しながら進行できるのでいい感じです。
リーチ飛んでくるの早すぎ。。。。。
無難にベタオリして事なきを得ました。裏ドラをめくられる前は十翻あったので、お腹に力を入れて三倍満を回避しました。。。。
以上で私の今期A1リーグの放送対局全6半荘が終了となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
今後も、私の出場回は必ず自戦記をお届けできるようにいたしますので、ぜひ動画も見て自戦記も見てください!!!