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白ポッチの有無で変わる判断基準など

三人麻雀競技団体ザンリーグ、関東A1リーグ2025前期、A1リーグでございます。

1〜6回戦まで、非常に調子が良く、3着なしで+55枚となり少しだけ歯を見せてしまったせいか、7〜9回戦で、生涯で一度も勝ったことのないぶんさんにまたも締め上げられ、全て吐き出して無に帰るところからのスタートです。

正しくは、この半荘が、4期目の10戦目で100半荘目なのであります。99半荘終了時、これまでのA1スコアが0でしたというお話です。


メモリアルゲーム、よろしくお願い申し上げます(いつもとやることは変わりません



ダブドラの扱い



起家でそこそこまとまっているドラ3、役牌は重ならずリーチに行きたい手牌ですが、3種類もあるなら面倒を見ないといけません


2s切り、だいぶ怪しいですが、他に切れるものがありません。

チンイツに走るにはちょっと形が悪い気がします


36sとカン8sの1シャンテン、この時点では3p周りを評価しています。できる限りソウズ4ブロックにはしない方針で行きたいですね。


現時点ではソウズがいい悪いうんぬんではなく、ピンズで形のいいもう1ブロックを求めたいので柔らかくします。

こういう打牌を好む傾向にあるという解説のお話はその通りです。


ところが1pが3枚切れで賞味期限切れです。4p引きで2-5pができれば優勝ですが、その4pも1枚切られてしまい、見切りました。

6p周りの5p7pは引いてきた時に良さそうです。

5-8pのアリャンメンと見れば8p残しは自然なのですが、今回はくっつきにとることができるイーシャンテンなので、9pのフリテンが結構厳しいことと、くっつきの1種がダブドラの5sなわけですから、5sだけ可愛がるルートで良さそうです。

ソウズ何持ってくるかな〜

ほぅ、あんたですか

白ポッチが見えていないので、リーチは打つとして、8sが二人とも切っているタイプの2枚切れですよと。

今回はドラ9あってツモは三倍満からなので、それでも1枚分最も枚数の多い4s切り789待ちに取る案はありますが、連続した待ちであるにつき、シュンツで使われていた場合だいぶ厳しいことになってしまいますよね。

今回は白ポッチが他家の手牌より有効の山にいる可能性の高い盤面なので、ツモったときに5s取りでドラ11の数え役満にできる5s-9sシャンポンにしてみました

起きた結果は100%運です。これは一つの成功例に過ぎません。


数牌を後回しにするメリット


従来、ダブ東を残す進行が一般的ですが、いざ重ねた時に振替がきくブロックがありません

役牌はすでにあり、3sもドラです。もちろん發よりは東の方が価値が高いというのはそうなのですが、実は振り替わったところで嬉しくないのです。

理由は、強力なターツ落とし(トイツ落とし)を見せることになるルートだからです。

仕掛けを受けたことも相まって共通役牌を先切りとしていますが、すでに手牌のブロック構成が十分である時は、いかにその傷を抑える手出しに見えないかというところも意識すると、おとなしい河でえぐい手を作れる手に遭遇する機会が増えます


メモ

・結局5s→7sの強烈な切り順にはなってしまいました

・自分で通した筋→6-9p&5-8p&2-5s&5-8s&4-7sの5筋

・下家が通した筋→3-6pの1筋

・対面が通した筋→3-6s&6-9s&1-4s&2-5pの4筋

・残るは1-4pと4-7pの2筋

・わしは親、役牌をアンカンしたリーチでメンツ手確定

・和了牌は4p、請求方法はロン


466の扱い


既視感のある大三元の香り(今回は単騎にはならん!)

このような、カンチャンにとるかシャンポンにとるかという手牌における466からは大体6s切りです。

今回はドラ表示にあることも含めると受け入れロスも少ないですし、46をリャンメンに変化させる受け入れを増やす立ち回りの方が良さそうです。

物語が始まるかと思いきや、6sが間に合わず。残念!


明らかに間に合っていない時の先切り


親は落ちましたが次の親を迎える準備をします。

3p先切りです。親が明らかにイーシャンテンで、こちらはこれ以上ブクブクに構えても押し返せる手になる可能性は極めて低いため、早めに七対子で回りやすい格好を作っておきたいですね。


親は単なるイーシャンテンではなく数牌を多く余らせ字牌のブロックを持っている機会が増えるタイプの河なので、自分からは打ち出さず様子見です。

様子を見たら終わっていました。


ドラ3だから、だけでは理由として不十分


鳴きなしです。普段からこのnoteをご覧いただいている方は、キジョンネルソンがここから鳴くわけがないというのは説明不要ですよね

この程度の形であれば鳴かないまま進行しますが、安全度を担保しつつ、河の強い七対子を作れないかは模索します。

この形まで仕上げられれば満足です。

親から仕掛けを受けて即撤退となりますが、どうせオリるならこの手牌は遠くの遠くにある流しを天秤にかけた進行にするべきだと思うので、これで良さそうですね。

すぐアガられてしまいましたが!


華3相手への距離感


当然鳴きたくないのですが、点差のライバルに華3が入っており、いざ華4になってしまった時に、白を鳴いている方がいいのか、手に残ってオリるほうがいいのかという比較ですよね。

親倍満のツモられまで耐えるのですが、無抵抗に三倍満オープンリーチとされるのも困るので、捌き路線で行きます。

でも今見返したら本当に鳴くのかな〜って感じはあります。3回に1回の恐怖心(恐怖ではない)のためだけが理由の鳴きって感じですからね

副露分野になるとすぐに自信をなくしてしまいます。。。

鳴いた途端、揃う華、、、

競技の場で、進行中の局で顔色をかえることはありませんが、内心は「あーあ、慣れないことに手をつけちゃったな〜」です

対局中に相手の顔を見るのは良くないお

ツモは期待に応えてくれて、一旦単騎です。5s残しは4s引きの2-5s待ち6s引きの6-9s待ちに変更できる選択肢を残せるので、これでどうにか。

特に4s引きは2-5sにしたい盤面ですね。


2pが4枚見えで絶好かもしれない待ち!!!!

なんとかかわせました・・・


局と局の間くらいはファンサービスで顔色に現して差し上げます。


守備の時間が長い


いい配牌の部類だと思いますが

何が変わったのかよくわかっていません。七対子一本にします。


もう役牌を切り出すことは難しい巡目になってしまいました。


親役満被弾で次の配牌、またパッとしません。

リーチを受けて防戦一方〜

現物を切ってテンパイできました。

くれぐれもこんな巡目からテンパイした嬉しさでついつい危ない牌を押さないように気をつけてください

このゲーム、テンパイ料まったく偉くないです。次に危ない牌持ってきたらやめます。


リーグ戦で求められるもの


いい感じ!


今回は鳴いても受け入れが減らないので喜んで鳴ける手牌です。


くっつきテンパイは愚形テンパイになってしまう可能性もそこそこありますが、総合的なアガリ率が違いすぎるので、この形なら鳴く一手でしょう。

まぁまぁまぁ、ええわい。これも2p4p引きが変則3メンチャンになりますからね。


起きた結果は100%運です。と同じくらい言いたいフレーズ、

赤と振り替わり華を抜いて跳満に昇格しました。

リーグ戦で求められるのはこの運量です

「先切り」と「ひっぱり」


春はあけぼの、子は親流し、親は打点

打点ないな・・・

4p先切りです。対面に現物の7sを残し、持ちすぎて危なすぎる4pを逃がし、赤を確定させる手法です。

またぎの先切り(445)は、相方の雀頭分の2枚の話はさておき、ここだけを切り取れば10枚受け入れの2枚ロスで済みますし、先に4pを持ってきてしまったとしても3-6pを持ってくれば解決するどころか高くなっているのでいいことです。

2-5s待ちで即リーチする受け入れは減ってしまいます。それはわかるのですが。

3000オールになる入り目、本当に要りますか?テンパイ率に大きな差があるならまだしも、リャンメンリャンメンなら十分最後まで押し返せますよ。

北は安全牌ではありません。総合危険度がさほど変わらないなら、

ひっぱりの7sで横に曲げる方が愚形率も高くなり、色々な手を主張できますね


アンカンはぶつけるしかない


西家、鳴くのはもう1ブロックできたらで良さそう

手牌だけ見たらようやく鳴いてもいいかくらいの手になりました。しかし鳴くと4-7pが飛び出るので無理ですね。

完全に後手ですが、くっつきテンパイが十分強いので、これくらいは押させてほしいですね。

アンカンをしてリーチをしました。待ちは全く良くないですが、白ポッチがいるかもしれないのと、親に諦める選択肢を提供できることも含めて、今回はギリギリリーチで良さそうかなと。

実戦ではこのままでは二件にオリきるのが難しいと思っていましたが案外どうにでもなりそうですね。非現物の中張牌に触るのを嫌がってしまいました

ここまで不利ならこの押しは微妙だったかもしれません


なんとも打たされたリーチで気色が悪いですが、なんとかラス牌を仕留めることができたようです。ダブロン打ってたら本当に終わってましたね


オーラスにつき鳴いていき、

あっさりテンパイ

0/10000のアガリ、そんな顔したってだめよ


これ何のポーズかわかりますか?

そう、チップマイナス5枚ですよ!!!

カメラが切り替わる前にどうしても画面におさめたかったのですぐに言いました(笑)


まもりたいこのえがお。

ロボットではありません。を証明するために笑っています。

最初の半荘から局数の多いゲームでしたが、最後までお付き合いいただきまして、大変ありがとうございました。

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