35667から6を切る理由
ファンレターが届きました!
まず、謝罪させてください。
前回の記事があまりにも粗く、読み直してその雑さに驚きました。
大変、申し訳ございませんでした。
本来、東二局の打8sからの手順と、南二局の3s6s比較は、それだけでnoteが書けるほどの内容となっていたため、せっかくLINEでコッソリ聞いてくださったYAMAKAWA55さんには申し訳ないのですが、noteにて釈明をさせていただくことにします。
大前提
本局面においては、「どちらかの選択が大差である」というものではありません。
こちらの画像のとおり、まだそもそも情報が少ないという特徴があります。
質問きてた
4-7s待ちや5-8s待ちになったとき、1枚使いリャンメン確かに気になるかもしれませんが、それでも3sを残した時の5-8s引きカン4sの方が気になりませんか?
という質問、
結論、ならないんです。4-7s待ちになってほしくないので。
例えば、この局面が特別取り上げて気になる局面なら、もちろん3sは残りません。今回は特別な条件が一切ないフラットな局面と言えます。
今から言うことは、本当に冗談抜きで真剣にそう思ってるから言いますが、
56678<55667<35567な盤面は多いと思ってます。
35567が55667に負けていることって、7が待ちであるかどうか以外ありません(もちろんこれは大きいことではある)。逆に言えば、それ以外の細かい要素の軍配は35567にあがります。
この局面で言うと、そうなった場合は
・2s引きの1-4s変化
↑今回のケース、めちゃくちゃ嬉しい
・1s引きのカン2sにとる選択肢が増える
↑これをよしとするかどうかが超重要
・5-8sに待ち替えをする5sまたは中ポンをする際の6→3順
・切られた6sの5sや7sは、場況判断で相手のミスを誘発できる可能性が微増する
↑この2つは実感しづらいですけど、僅かに得をしますよね〜
・6sの1枚が3sに置き換わることで、(オリなどの際に)3sを切る選択肢が増える
こういったことがプラスの要素としてはたらきます。
特に、使う牌を増やすことが何よりも大きな効果です。
1s引きや2s引きに対応できるようにすることで、待ちを選びやすくする効果があります。
当たり前なことを言いますが、「めくりあい」というしょうもないゲームにおいては「自分の方が待ち枚数が多い」という状態が多い人の方が得をします。
しかし、実際に求められること、というのは「リャンメンかどうか」ではなく「何枚生きているかどうか」の部分が大事だということです。
絶対数が多いのはリャンメンなのですが、例えば中盤から終盤にかけると、
カンチャン4枚、リャンメン8枚
が
カンチャン2枚、リャンメン4枚
大雑把にこれくらいまで減るわけですよね。
するとどうなるかというと、具体的にどれが山にいそうかという判断を正しくできるのであれば、この差は終盤になればなるほど小さいものになっていき、そうなると場況判断に依存しやすくなるということです。
これを正しく判断できる選択肢を残せるのであればリャンメンという形依存にこだわらず、自分で待ちを選べるようになるので、瞬間がカン4sになることは問題ではありません。
門前と副露で判断が変わるか
基本的には変わりません。3または6を着手する段階で3を選ぶならソウズの下は情報として悪いんでしょう。
特にリーチと蓋をする場合は、「待ちへのこだわり」が強まりますので、より45667や56678という形を嫌う傾向にあります。
またカン4sでのリーチに至った場合、反省会を開くのは、
・7が打たれる
・7が先にツモ筋にいる
以上かつ、どちらもその後4でアガれないケースだけ
なので、反省会を開くケースは以外と少ないのです。
むしろうまぶり祝賀会を開くケースもありますからね。
まとめ
結局、まとめると何なのっていうお話なんですけど、
3を切りたい人は「リャンメンになっておけばOK!」派なので、そう思う方はそのままそうしたらいいのではないかと思います。
私はそうは思わないので6を切って1-4sや2-5-8sへの形作りと、細かい変化に繊細に対応したいので3は切らない、というお話でした。
こういうことは、普段から気をつけていないと気づくこともありませんから、とりあえず3を切る方は、しばらく6切り続けて見たらどうですか?
論理が苦手な方には、「体感」というものが一番しっくりくると思いますから。
何度も言いますが、起きた結果は100%運です。これは一つの成功例に過ぎません。