現役公務員に聞きました!その3「やりがいを感じる瞬間は?」
前回までの記事で、公務員として働く上での不満や不安を見てきました。
ここまで、ちょっとネガティブなことが続いてしまいましたね。
しかし今回インタビューを受けてくださった方は、いずれも高いスキルをもって活躍しています。
「やりがいを感じる瞬間」もたくさんあると分かりました。
今回は、その「公務員ならではのやりがい」を見ていきましょう。
感謝の言葉をもらえたとき
窓口業務だけでなく、自分が関わる市民や子どもたち、保護者から直接「ありがとう」「あなたのおかげで助かったよ」という感謝の言葉をもらえたとき、やりがいを感じるという意見が多くありました。
公務員だって人間。がんばっても報われないよりは、感謝やいいフィードバックをもらえたほうがやる気になるに決まっていますよね。
強みを活かして状況を改善できたとき
自治体や国をより良くしたいという思いをもって仕事をしている公務員にとって、「現状を改善できた」「改善できそうだ」と感じられることは、やりがいにつながります。
それが自分の強みを活かした結果ならなおさらです。
「自分にしかできない仕事をやりきった」
「これまで積み上げた知識や経験が活きた」
そう思えると嬉しいものです。
「不満」のところで解説したように、多くの公務員は現状維持体質。
「改善したい」という意欲が同僚に受け入れられなかったり、批判されたりすることがあります。
それだけに、勇気を出して取り組んだことが現状の改善につながると、達成感ややりがいを感じられる人が多いようです。
国や自治体に良い影響を与えられたとき
公務員の場合、業務への取り組みや改善が、全体に影響を与えることがあります。
自分の勤務先だけでなく、他の部署や自治体にも波及したり、「あなたの取り組みを参考にします」と言われたり……
中には、「県や国を動かした」という実感を得られる場合もあるでしょう。
公務員ならではの影響力。これが感じられると、大きなやりがいにつながりますね。
公務員だからこそのやりがいは、確実に存在する
ここまで見てくると、公務員だから感じられるやりがいがあることを認めざるを得ません。
国や自治体に奉仕できる立場であること。
国民や住民に直接役立つ仕事ができること。
志ある人にとっては、公務員の立場はかけがえのないものなのです。
あなたはどうですか?
もしあなたが今の仕事にモヤモヤを感じていたとしても、不満だけではないはずです。
「今の仕事だからこそ得られるもの」「やりがい」といったプラスの面にも、ぜひ注目してほしいと思います。
なぜなら、それらをすべて考え合わせた上でこれからの道を決めた方が後悔がないからです。
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