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短距離戦における騎手の考え方と若手騎手について

こんにちは。みなさんは短距離戦で買いたい馬がいる時にあまり知らない騎手が乗っていたらどうしますか?自分の場合は逃げ先行馬であれば騎手は誰でも気にせずに買います。その理由をこれから説明していきたいと思います。

理由としては短距離戦はかなり逃げ先行有利な条件であり、且つやる事がとても少ない為に騎手の差が出にくいと考えているからです。

イメージとしては

スタート→前につける為に追う(なるべくラチ沿いにつける)→仕掛けどころで追う→ゴール

こんな感じです。短距離戦なので折り合いも気にせずにただ追って前に付けるだけです。それだけでも何とかなってしまうのが短距離戦なのです。特にローカルの開幕週なんかはなおさらです。乱暴な言い方になりますが騎手ならば誰がやっても同じような作業なわけです。それでも騎手で人気してしまう事が多いわけですから外人騎手を嫌うならこういった条件を狙うのがいいのかなと。芝であれば開催が進んで馬場が変わって来れば戦略性が要求されてきたりしますがダートでは普遍的に有効なのかなと思います。

こういった仕組みであるからこそ有利な騎手がいますよね。それが減量騎手です。やる事が同じなのに斤量が軽くなるのはただただアドバンテージでしかありませんよね。実際それを期待して起用する調教師も多いですね。ですから若手騎手には自然と逃げ先行馬が集まる訳ですがそれに慣れ切ってしまうと騎乗の幅が広がらなくなります。

減量時代にある程度後ろから差す競馬でも乗れることを証明したり減量特典のない特別レースを勝てないと減量がなくなった瞬間に騎乗依頼がなくなる騎手も多いですね。あと1キロ減になった騎手も壁にぶち当たる事になりやすいです。斎藤新騎手なんかは今そんな中にいると思います。去年は新人最多勝を挙げていますが1キロ減になった辺りからどうも勝ち鞍を伸ばせません。減量が効きにくいのと差す競馬の乗り方に苦戦している印象です。それが岩田望来騎手との差になってきています。(岩田騎手については別コラムに書いております)ここで踏ん張れるかがこれからの騎手人生において重要になるでしょう。

団野騎手ももう少しで1キロ減になりますが同じような理由で少し苦しむかもしれないかなと思っています。

内容的には菅原明良騎手が有望かなと思っています。勝ち鞍は前述した3人に劣りますがチャンスを与えられにくい関東所属ですし馬群を捌いて差してくる戦略性も2年目にしてはかなり高い印象を持ってます。将来的には岩田騎手と菅原明良騎手がこの世代ではリーディング上位に台頭してくるのではないでしょうか。

以上です。若手騎手というか2年目騎手評論みたいになってしまいましたね(笑)ご覧いただきありがとうございました。


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