
皐月賞出走馬分析2024【トライアル組(優先出走権なし)編】
こんにちは!キッツマイネルです。
いよいよ今年もクラシックの季節がやってきましたね。
近年のクラシックは賞金的に余裕のある馬が直行するので力関係を把握するのが難しくなっています。
今回は皐月賞出走馬を自分なりに能力比較してみましたので参考になればなと思います。今回はトライアル組の評価を上げたいと思います。
なお、先日上げた皐月賞出走馬分析2024【トライアル組(優先出走権あり)編】
と合わせてご覧頂ければと思います。
よろしくお願いします。
ジャスティンミラノ
前走の共同通信杯ではスタート一息から掛かり気味に2番手追走。1000m通過62.7という超スローペースの上がり勝負で32.6という上がりを使い勝利。ラスト11.4-10.9-10.8という加速ラップをほぼ自力でマーク。前にいながら10秒台のラップが2つ並ぶこの内容は破格。
メンバーレベルも朝日杯勝ち馬も参戦しており文句なしで能力は間違いなくトップクラスだと思います。
ただ不安点としては、超スローペースしか経験がないのでいきなりG1の平均ペース以上の流れに対応できるのかと東京以外の経験がなく初の右回り&小回りに対応できるのか未知の部分があります。
ここが問題なければ勝ち負けでしょう。
未知の部分がありますがそこを信じるかどうかですね。
東京のパフォーマンスは間違いないので現状ダービー向きだと思います。
ジャンタルマンタル
共同通信杯におけるジャスティンミラノとの差はコーナーで若干外に膨れてしまったロスがそのまま着差に出てしまったなという印象です。
上がり自体はジャスティンミラノと同じ32.6ですし2歳王者の名に恥じない能力を示してくれました。
自分的にはジャスティンミラノとは能力的には同等の評価です。
ただ、こちらは朝日杯ではハイペース、共同通信杯では超スローペースと異なる流れで結果を出しているので馬券的な安定感はこちらが高いと思います。
エコロヴァルツ
共同通信杯では前付けして上がり33.1の5着。
元々福島→札幌と連勝した馬で本質的に上がりのかかる競馬に向くタイプだと思いますしそれを考えると共同通信杯の内容は適性が向かない中でかなり健闘していると思います。本番での流れ一つで一発ありそうです。
ダノンザテイル
京成杯では前残りの流れで外目を先行。内が良い馬場の中外を回しながら勝ち切ったのはレースの印象以上に強い馬だなと感じました。
本番でペースが流れない場合は前で踏ん張ってもおかしくない能力があると思います。
アーバンシック
京成杯では出遅れて後方からの競馬。前残りの流れで内がいい中外を回しさらに4コーナーでも膨れるところを見せながら上がり最速をマークで2着。
持ってる能力は高いですが中山では加速しながらのコーナーワークがぎこちない感じがあり個人的には東京向きの馬でダービーでこその馬だと思います
。
馬券的には人気がないなら一応押さえてもいいのかなと思います。
ビザンチンドリーム
きさらぎ賞では出遅れ気味のスタートから最後方追走。内が伸びない馬場で3~4コーナーでは先行馬も外に張り出すような競馬の一番外を回すかなりロスのある競馬。残り200を切っても先頭との距離がなかなか詰まらず良くて掲示板かなと思ったところから一気に伸びての差し切り勝ち。
非常にインパクトのある勝ち方ですし能力の高さを感じさせる一戦でした。
しかし皐月賞の舞台でという事を考えるとコーナーワークがよろしくなく直線が長いとはいえない中山だと不完全燃焼で終わる可能性が高いと思っています。
能力はあるので掲示板には載ってくると思います。
正直皐月賞よりダービーで狙いたい馬ですね。
レガレイラ
前走のホープフルSでは4コーナーでは一番外を回しながら前で加速していくシンエンペラーを差し切る内容は評価できます。
皐月賞は元々平均ペースになりやすいレースなのでホープフルでのコース実績が強みになると思います。
牝馬ではありますが普通に通用しそうですね。
メイショウタバル
毎日杯では重馬場ながら1.46.0という好時計で快勝。これは毎日杯の歴史的に見ても歴代2位の好時計で破格の内容。
ちなみに1位がシャフリヤールでダービー馬。
3位がブラストワンピースとアルアインが同タイムで前者が有馬記念勝ち。後者が皐月賞勝ち。
この事からG1でも通用してもおかしくない裏付けがあります。
ただこれらの馬と違うのは12月デビューで2.3月と年明けで2戦と現代競馬にしては使い込んでいる所ですね。
もう上積みがない状態かなとも思いますしそれでクラシックを勝てるほど甘くはないと思います。
以上になります。
前回の【トライアル組(優先出走権あり)編】と合わせていかがだったでしょうか。
この分析をベースに枠順や土曜の馬場を見て最終結論の方を出したいと思います。そちらも是非ご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
Twitterもやってます。リンク貼っておきますので見て頂ければなと思います。