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【大分市府内町】老舗酒店で初めての角打ち。昭和の香りが残る店内に、令和なクラフトビールの対比。#温故知新 #赤猫根性


友人からのお誘い


私が初めて田崎洋酒店を訪れたのは、令和6年2月、ある土曜日の夕刻だった。
いつもの飲み仲間が、友人らと飲むから来ない?と誘ってくれた。
普段の私なら知らない人と酒を酌み交わすのは御免被るのだが、今回のテーマを聞いて惹かれた。
「街を散策しながら飲む」
大の大人が、公共の場で飲むとは?
怖さ半分、好奇心半分で、とりあえず参加することにした。

初めての田崎洋酒店


指定の場所、田崎洋酒店についた。
府内五番街の大手町寄り、UA(服屋さん)がある向かいのビルにひっそりとそして力強く佇んでいる。

店先のガーデンテーブルに友人らの姿が見えた。
公共の喫煙所横を陣取った素晴らしい配置である。

この時点で私はかなり緊張している。
知らない人とコミュニケーションを取るのだ。
ビールがおすすめと言われたが、それどころじゃない。
彼らへの挨拶も早々に、勇み足で店内へ。

棚にずらりと並ぶ酒と、簡易的なおつまみと、人懐っこい昭和な雰囲気が心地いい。
数名の先客が、イートインスペースで飲んでいる。
年齢層は同世代かそれ以上。いいぞいいぞ、好きだ!

その日は老夫婦が切り盛りしており、おばちゃんに日本酒が飲みたいと伝えた。
おばちゃんと、おいちゃんの掛け合いで奥からワンカップが出てきた。
このゆるい感じも、いいぞ。期待を裏切らない渋さ。

会計を待つ間、店内を見回すと、どでかい冷蔵庫におしゃれなビールが飛び込んできた。
クラフトビールのラベルはアートだ。
少しまた緊張してきた。

そして店先に戻り、いざ知らない人たちとのコミュニケーションへ。
ここら辺は正直覚えてないので割愛する。

リアル角打ち


外で飲むのも冷えてきた。
そろそろ中に入るかということで、イートインスペースへ向かう。
狭い通路をそろりそろり進むと、ログハウスにあるような木のテーブル。
その横に、これでもか!という程のグラスたち。
お酒の種類に合わせて選べるグラスたちは、出番を今か今かと待ち構えている。

次のお酒を選ぼうと、またおいちゃんに話しかけた。
直前に飲んでいたワンカップのグラスは、家で使ってもいいけんな〜と持ち帰りを許されたので、現在我が家の食器棚に並んでいる。
そして小袋のポテトチップスと、おいちゃん激推しの冷え冷え鷹来屋の小瓶を買い足した。
おいちゃんとの日本酒話に、常連であろうサラリーマンが参加してきた。うんちくを語るわけでもない、さらりとした会話。家族のようなこの会話もつまみになる。

猪口的なものを見つけられず、食前酒用っぽい陶器のグラスを選んだ。
なんだか台湾あたりで飲んでいる気分。
大人のテーマパークと思えるくらい、ああ今、この雰囲気に飲まれている。

また来ます


そうして初めての角打ちデビューを、大満足で終えた。
たくさん日本酒を飲んで、クラフトビールは飲んでいない。
正直ビールはASAHIスーパードライ一択と思っているけど、オススメされたら試してもいいかもしれない。
ちなみに友人らはクラフトビール最高!!ってなってたので、美味しいらしい。

最高な夜の最高なスタートだった。
ありがとうございました、田崎洋酒店。
また来ます!!

その後、コンビニで日本酒をさらに買い足し、アクアパーク、若草公園とハシゴ。夜風のお酒は楽しかったのでした。

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