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親知らず4本抜歯で入院した話②2回目の通院編

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2回目の入院前検査と入院オリエンテーション

2回目の通院で、口腔CTと麻酔科の検査がありました。
まずは地下1階でCTでした。CT自体初めてだったのですが、簡単に説明するとベッドの上に寝てドーナツ形をした機械の穴の中に突っ込んでいく、といったものです。磁気が使用されるMRIとは違い、X線を使用しているのがCTだそうです。ゴォォォ〜という音がきこえ、穴が自分の目の前にくると音声で「動かないでください」と聞こえてきます。口腔CT自体は10分ほどで終了しました。

次は3階で麻酔科の検査です。検査といっても簡単な問診と、全身麻酔後の注意事項のビデオを見て終わりました。全身麻酔の影響で痰が非常に多く出るそうで、痰の出し方と、横隔膜での呼吸方法の練習を入院までするよう指示がありました。そのほかにも、全身麻酔で重篤な合併症が起きる可能性は相当低いとのことを伝えられました。
私の友人には全身麻酔の経験者が多くいたこと、また父自身が親知らずが原因で歯を痛め全身麻酔で手術をしているため、そこまで抵抗はなく、同意書にサインをして終わりました。

2つ検査が終わった後、最後に口腔外科に立ち寄るよう言われていたので、6階へ行きました。CTの結果を見た先生からは下記を告げられました。

  • 上の歯は完全に骨に埋まっているので、上顎洞交通(鼻と口が繋がってしまうこと)が起きる可能性がある。

  • 上の歯は形を残したままきれいに抜くことができる。

  • 下の歯はほぼ水平に寝ているので顎の骨を削り、バラバラにして取る必要がある。

  • 顎の骨を削るのでかなり大きく腫れる可能性がある。

  • 被せ物をしている歯は機械をいれる関係で取れる可能性がある。けどちゃんと別で処置はする。

そして入院の書類を作る便宜上、私に病名がつきました。
上の歯が骨性完全埋伏智歯、下の歯が水平埋伏智歯というものです。病気ではないのに病名がつくという、なんとも不思議な体験でした。

入院オリエンテーション

口腔外科の診察が終わった後は、看護師さん、薬剤師さんから入院に関しての説明を受けるオリエンテーションがありました。歯科の精算を済ませた後、医科病棟の1階にある入院支援室へ向かいます。

まずは看護師さんから入院の目的などについて簡単な確認事項があったのちに、「貴院への入院の承認をお願いします」といった内容が書かれた入院申込書と、「病院の規則に則り入院生活を送ります。治療費は遅滞なく支払います」という誓約書を渡されました。これで悪さはできません。
そのほかに入院に必要な持ち物などが記載されたパンフレットに沿って説明が行われました。薬剤師さんからはいつも服薬している薬などについての質問がありましたが、特にないため、オリエンテーション自体は20分程度で終わりました。

事前の説明ではPCR検査のために入院前にもう一度通院が必要とのことでしたが、不要になったとのことで次はいよいよ入院です。
入院までの1ヶ月、ドキドキして過ごすことになります。


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