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These New Puritans

今回紹介するのは00年代の中でも自分が特に好きなイギリスのイケメンポストパンクバンドのジーズ・ニュー・ピューリタンズ。

イングランドのサウスエンド・オン・シーで結成され、バンド名をThe Fallの曲名にちなんで命名。その名前に恥じぬ、独特のフィルム・ノワール風世界観と、スリリングなちょいゴス・ポストパンク・サウンドでじわじわと話題を呼び、その噂を聞きつけたファッション界の、Hedi Slimaneの寵愛を受けるようになったとかでデビュー前から話題となりその中で出されデビューアルバムはまさに1stにして傑作!

特にこの曲は日本のV系ゴスバンドにもカバーされるポストパンクの名曲ELVIS


そして、2ndでは早くもそのスタイルを破壊しギターなどのありきたりなバンドサウンドを排除し多様なビートとその上に乗せられる音が面白い。
全体を通してホーンやフルートを筆頭とした管楽器の出番が非常に多く、一見強硬なビートに不釣り合いな管楽器の柔らかい音色が絶妙に混ざり合っている。
その他にも電子楽器やナイフの研ぐ音を効果音的に織り交ぜておりまさにポストパンクから進化した音を奏でている。
このときに自分は深夜のサマソニで彼らを観たのだがその管楽器達の大所帯のバックバンドを従えた漆黒の楽団の様な出で立ちは今でも鮮明に目に焼き付く位に衝撃でしたな。


ところが3枚目ではこのトライバルに進化したサウンドも放り捨てて必要最小限のミニマルな音になってしまう。
これはこれで悪くないが全体的にもの悲しい曲が続いてまるでこの世の終わりを見てるような気分になってしまうし明らかにパワーダウンしたように感じて少し不安になった。


だけども去年出した4枚目でダークなニューウェイブサウンドが復活!
そこに80年代風なメロディも入ってデペッシュモードがさらに暗黒になったような曲調を展開しててかなり好きになりました。
そして、渋谷の小さなライブハウスでひっそりと行われた来日公演では初期のポストパンク期の曲も織り混ぜて去年の自分の観たライブではベストに入る位の素晴らしいものでした。

#thesenewpuritans #ポストパンク #ジーズニューピューリタンズ

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