にわかがCreepyNutsのライブに行きました
好きなものの話をしようと思ったのに、日記になっちゃうな。まあいいか。
普通にCreepyNutsのライブに初めて行った人間のにわか感想なのでお手柔らかに…
CreepyNutsのことそんなに好きなのか?と聞かれるとそうでもないと思う。マジの人に申し訳ない程度である。曲も全部は買ってない。彼らを認識したのは2020年くらい。RHYMESTERのラジオ経由で。
でも誘われたので、行ってみることにした。
そのために、とりあえず新しいアルバムを2周した。一番気に入ったのは「通常回」。これは間違いなく聴けるだろうということで、あまり気負わずに行くことにした。ぶっちゃけ今回のライブは「Bring-Bang-Bang-Born」「オトノケ」「二度寝」が絶対入るんだからそれ聞ければライブ代はペイでしょという感じじゃない?
正直不安だったのが、自分はCreepyNutsしか聞かないわけでもないし、音楽を聴く時間は通勤時間だけと割と短い。知らない曲どうしよう?
あとコール難しいかな?ということであった(多分煽りがあって、それに大きい声で応えたり、手を振ったりすればいいだろうくらいのイメージはあった)
当日、けっこう序盤で不安の一つは解消された。
「感じたように動き、反応してよい」というお触れがライブ中に出たのである。これはけっこうホッとした。キョロキョロ勢も安心。
好きなだけ歌い、好きなだけ手を振った。迷惑になっていたら申し訳ないというくらい歌った。(めっちゃ歌ってる人いるなとは思った、と同行者は語った)
楽しいライブであった。
心の底で「堕天」「ロスタイム」「ぬえの鳴く夜は」が聞きたい、あるいは「かいこ」、難しいなら「紙様」でもいい…と思っていたらこの望みはかなり叶えられた素晴らしいセトリだった。
ありがとう、CreepyNuts。
セトリについては「dawn」も嬉しかったな。ありがとう、なんか自分に忖度してもらったのかと思ったくらいの神セトリだった。
そしてすべての曲が終わったあと、もう一つの不安も解消された。
全部の曲が、聴いたことのあるものだった。これはかなり驚いた。自分はCreepyNutsに意外と詳しかったのだなと思った。
自分はラップ聴いてそうな見た目ではない明らかに陰キャの黴みたいな生き物なので、自分のイメージとかけ離れた自分を見つけたように思った。
でもライブ前の物販の列を見ていて思ったが、聴いてそうな悪いニーチャンネーチャン、若いメンズみたいな層以外にも、声変わり前の男の子とか、ふつーのおばちゃんとかいっぱいいるのである。それがなんだか不思議で、CreepyNutsの懐の深さを感じたのであった。イメージ先行の自分の悪さかもしれないね。
あとけっこう大事な気づきがあった。
自分はメロディアスなところのある曲が好きであり、ドープな?曲は飛ばしたり、聴き込んでいなかったりした。(「堕天」とか「オトノケ」が好きな時点でお察し)
でも今回ライブで聴いた「doppelgänger」とか「15才」マジですごかった。
自分があんまり聴き込まないような曲を、ライブで再発見するというのがCreepyNutsについてはいいのかも…と思った。(あくまで自分の曲の趣味を踏まえた話なので、普通に趣味が違うイケてる人にはすみません)
あと普段はあんまり意識していないDJ松永の偉大さというか、ライブにおけるDJ松永の存在のデカさたるや、すごかったな。この人がどこで現れ、曲を音源とは違う形で彩ってくれるのか、そういう楽しみもあってよかった。いや、あの、未熟者なのは私であるので、あまり叩かないで。
ここまで書いてみて、CreepyNutsのライブについては、自分が事前に期待したものが得られる、とかそういう小さなことではなくて、もっと想像を超えた体験ができる…
そこで新たな曲を好きになる、そういうことが起こる場所なんだというのがわかった。
本当にありがとうございました。
でももっと曲自体を口ずさめるようにしておかないと、R-指定の凄さがわからないなと思ったのでそこは反省点。
また行きたいね…次は「ヘルレイザー」も期待しています。
やっぱり(歌詞がギリギリすぎてコンプラとか)難しい?