Bang and Olufsen (バング・アンド・オルフセン)"Harmony" レビュー
Bang and Olufsen(バング・アンド・オルフセン、)の有機ELテレビ「ハーモニー」。2019年のミラノ・デザイン・ウィークで発表されたモデルで、今までのB&Oのテレビの中で最も完成度の高いモデルとなっています。
私はこのテレビが欲しくてネットで情報を探したのですが、なかなか購入者のレビューがなく、販売店のスタッフからの情報だけで77インチモデルを購入しました。
今回はこのモデルに興味がありながら、情報が少なくて購入を躊躇している方に向け、半年間使い倒してみたレポートをここに記そうと思います。
Harmonyについて
Bang and Olufsenは、ご存知の通りハイエンド・オーディオメーカーとして世界中で人気のブランドです。日本でも近年低価格帯のイヤホンやスピーカーのラインが発売され、こだわりを持つユーザーを中心に人気となっています。
2021年現在、HarmonyはBang and Olufsenの最新テレビとなります。特徴は大きな有機ELパネルと素晴らしい音響のスピーカーとの組み合わせです。家電量販店で売られているテレビとは一線を画す素晴らしいデザインとハイクオリティな画質と音質は、実機を見た誰もが感動する完成度となっています。
まずは仕様を紹介しましょう。
モニターサイズは3種類。65、77、88インチとなります。Harmonyに最適化されたLG製の有機ELモニターを採用。高性能プロセッサーを搭載し、広角域で優れた黒表現、豊かな色彩表現と高い動画表示性能を実現するとしています。また独自のAI処理により、低解像度の映像コンテンツもアップスケールして映し出すことができます。そしてDolby Vision IQ、webOSおよびThinQ AIにも対応。また高度トーンマッピング技術、True Color Accuracy Proなどにより画像を最適化し、10種類のモードまたは自動調整機能のAI Pictureから色調整も可能です。ブレもしくはボケ除去を選択して調整できるTruMotion機能や、OLED Motion、AI 輝度、Automatic Picture Control機能なども装備するハイスペックとなっています。
アンプ出力は合計450W。フロントに備わるスピーカーカバーの背後に、3chスピーカーシステムとデュアルサブウーファーを搭載。1インチ・トゥイーター×1、2.5インチ・フルレンジドライバー×2、4インチ・ミッドレンジウーファー×1、4インチウーファー×2と計6基のユニットを内蔵し、センターチャンネルは音声用に最適化しています。Adaptive Bass Linearisation機能やTrueImage アップミキシング&ダウンミキシング技術、各種サウンドモードおよびスピーカーグループ設定にも対応します。
スピーカーカバーは上質なアルミニウムをベースに、オーク材/ウォールナット材/ファブリックの3種類から選択できます。オーク材はナチュラルとスモークの2カラーをラインナップ。また新たにブロンズ調のアルミニウムとウォールナット材、ブラス調のアルミニウムとスモークオーク材の組み合わせも用意されます。このスピーカ部分は職人によって作られていてクラフトマンシップの素晴らしい工芸品に仕上がっているのです。
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