見出し画像

アメリカ・ドライブ 06 レストランについて

今回は、前回に続き、アメリカをドライブしていて利用するレストランについてです。
ここで紹介するのは、カジュアル・ダイニング各国料理です。

前回お伝えしたアメリカのわかりやすいファーストフードというよりは、ちょっと時間をかけて味や時間を楽しむことのできるチェーン店を紹介していきます。


<カジュアル・ダイニング>

・ベニガンズ Bennigan's

東海岸を中心に展開するアイリッシュ・パブ風のファミレス・チェーン。デニーズなどよくあるファミレスよりも味が良く、夜はパブとしても機能しています。こちらのコーヒーやカプチーノが美味しく、午後はコーヒーと巨大なケーキを食べにくる学生や女性客を見かけます。

・ビッグボーイ Big Boy

日本でも展開しているBig Boy。ステーキとハンバーグの店です。そしてサラダバー。日本とメニューも味も同じです。味がいいかどうかは皆さんの好みですが、低価格なので、味もサービスもそれなりだと思います。カリフォルニア・バーバンク店は、映画「アメリカン・グラフィティ」の世界が再現されているので行く価値があります。

・チーズケーキ・ファクトリー The Cheesecake factory

ハワイで人気があるので、ご存じの日本人も多いと思います。チーズケーキも人気ですが、ちょっと洒落たファミレスです。メニューも素晴らしく味も良いです。どこの店舗も混んでいることが多いです。

・デニーズ Denny's

日本にもあるデニーズ。ただメニューはかなり異なります。パンケーキやステーキなど共通するものもありますが、総じて日本のデニーズの方が、美味しく満足度も高いです。日本人としてはアメリカのデニーズがどんなものか見学に行くという目的になると思います。残念ながら何度も通うようなレストランではないです。

・フレンドリーズ Friendly's

郊外にとんがり屋根のアーリーアメリカン調な店舗を構えるファミリー・レストラン。メニューは一通り揃っていますが、人気なのはデザート類。パフェやアイスクリームが人気です。パンケーキなども好評で夜よりは午前中が混んでいます。
最近は店舗数が急に減ってきています。

・IHOP(アイホップ) International House of Pancake

2000年頃までは日本でもチェーン展開していました。アメリカでは店名の通りパンケーキを主力としているレストランです。パンケーキは小さなものから大きなものまで、記事もパサパサしたものからしっとりしたものまで幅広く取り揃えています。味もよく、パンケーキの種類が多いので、何度も訪れたくなります。こちら、コーヒーも人気です。コーヒーはポットでサーブされるので、何杯も飲むことができるのも良い点です。

・ルビー・チューズデイ Ruby Tuesday

アメリカ料理を供するレストラン。メニューはハンバーガー、リブ、ステーキ、ブラウニーなど、誰もがイメージする料理たちをいただくことができます。こちらのレストラン、良い意味でクオリティが管理されていて、どこの店でも同じ味が楽しめます。そして味はアップグレードされていて素晴らしいです。
悩むのは、地元のローカルなダイナーにいくべきか?ルビー・チューズデイーに行って安定の味を楽しむべきか?
これは、アメリカ旅行での永遠の課題です。

人気のテキサス・ロードハウス

・テキサス・ロードハウス Texas Roadhouse

アメリカ中西部から西部にかけてチェーン展開するステーキてん。いつも混んでいます。こちら、ステーキは素晴らしいのですが経営哲学も素晴らしく、品質、サービス、全ての満足度が高いです。
行列ができているときは、大きな樽にポーナッツを用意してくれます。待つ間、お客さんたちはピーナツを食べて話をして時間を潰します。夜遅くになると店の入り口付近はピーナッツのからで大変なことになります。実はこれ、お客さんは待つのが楽しいし、店が繁盛していることが遠くからでも認識されるという効果もあるのです。ピーナツのからを踏みながら店に入り、フレッシュな肉を丁寧に焼いたステーキを食べるというエンターテイメントが完成します。店員さんもいつも笑顔で気持ちの良い接客です。
テキサス・ロード・ハウスを見かけたら是非夜混雑時に行ってみてください。

なんとなく寂しいワッフルハウス

・ワッフル・ハウス Waffle House

朝から晩までワッフルを供するレストランです。夜や深夜でもワッフルを求めてやってくるお客さんで賑わっています。夜はワッフルにフライドチキンなどしょっぱいトッピングをして食べている人が多いです。
この店、電飾に色がついていて(ネオン?)、夜、独特の雰囲気が出ていて撮影スポットとしても魅力的です。

<メキシカン/ テックスメックス>

メキシカンのファースト・フード御三家を紹介します。

・チポトレ Chipotle Mexican Grill

大人気のメキシカンフードのチェーン店。食材を吟味し無農薬野菜を使っています。味もよく、メキシカンだけでなく、幅広い顧客を獲得しています。
このチェーン店はメキシコ系の雇用を増やすことにも貢献しています。
最近、傾いたスターバックスの新社長に、チポトレの役員が就任したことでも話題になりました。
メニューは、タコスやブリトーなど、わかりやすいメキシカンです。日本で食べるメキシカンとは全く違う味で、日本人の舌に合います。最近日本にもこの店を真似た店舗がありますが、やはりこちらの方が美味しいです。日本にチポトレが来てほしいと思っている人も多いと思います。

Chipotleのメニュー

・タコべル Taco Bell

どこにでもあるタコスのチェーン店です。とても安いので低所得者に人気です。ただ使われている食材がどんなものなのかは不明です。

・デルタコDel Taco 

タコベルの競合店です。アメリカを旅指定見ると、デルタコの方がメキシカンのお客さんがいる印象です。味はそれなりです。

<ピザ>

・ピザハット Pizza Hut

路面店型とモールのフードコートなどに入っている店舗と、配達専門店に分かれます。日本にもあるピザハット。日本は日本人向けの面白メニューが人気ですがアメリカにはありません。アメリカで食べるピザです。
イタリアで食べるピザではなく、アメリカで発達したアメリカン・ピザであることを知ってから食べてください。

・リトル・シザーズ Little Caesars

アメリカで3番目に大きいピザ・チェーン。何気に人気店です。

<アジア>

・パンダ・エクスプレス Panda Express

アメリカで最も成功したアジア人家族と言われてい中華料理のチェーン店です。90年代頃までは、チャイニーズのテイクアウトというと個人経営でしたが、じわじわとパンダ・エクスプレスが全米に広がり、最近は個人経営の店が減ってしまいました。メニューは、アメリカ人が好きな中華料理です。フライド・ライズ、エッグ・ロール、ビーフ・ウィズ・ブロッコリなどが人気です。
ただ、味はそれほど美味しいというわけではなく、私は、できるだけ個人経営のチャイニーズのテイクアウトを利用しています。

アメリカの吉野家

・吉野家 Yoshinoya

吉野家が人気です。アメリカの都市を車で走っていると、BeefBowlという看板に目が止まります。あの吉野家です。メニューは日本と似ていますが、量が多いです。牛丼は日本の2食分あります。味は雑です。日本のあの素晴らしい牛丼の味は再現されていません。
お客さんの多くはヒスパニックです。何故ヒスパニックの人たちに受け入れられているのかわかりませんが、DNAの多くを日本人と共有する人たちなので、何か感じるのでしょうか。

<ハラル料理>

・ハラル・ガイズ The Halal Guys

数年前から人気のチキン・オーバー・ライスをヒットさせた店。元々はマンハッタンのミッドタウンの路上で販売していた小さな個人店でしたが、今やアメリカ東海岸に複数の店舗を持つチェーン店となりました。
ライスの上にチキンやチーズ、野菜が乗った料理ですが、日本人には今ひとつな味です。味が雑で、もっと美味しくできるのに、と思うはずです。
アメリカで大人気なので一度は経験してみるのも良いと思います。


いいなと思ったら応援しよう!