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フキハラスメント

最近いろんな「ハラスメント」があるけれど
わたしが親からされたハラスメントは「不機嫌ハラスメント」だ。

いつも何かに怒っている。父のこと。世の中のこと。会衆のこと。兄弟(姉妹)のこと。自分の体のこと。

いつもいつも母の機嫌をうかがっていた。怖かった。

最近思い出したことは、わたしは幼少期から爪を噛む子だった。
(今思えば 何かのサインだったかもしれない)
集会に行く、伝道に出る、何かのタイミングでいつも母に
「あなたは口が臭い」「歯磨いてきたの?」「汚い」「臭い」と顰めっ面されて
仁丹を渡された。

小学生のわたしは口を開けるのが怖かったし、話すのが怖かった。

仁丹の味はあの時のことを思い出させる。

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