All-Japanタワーズスタンプラリー、19タワーズスタンプラリー完全制覇総括【2021.10.02~2022.07.31】茶平メダル情報有【追記2023.10.14】
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)が流行しております。当方は新型コロナワクチンを三回接種し、各施設の規定通りに感染症対策を行い、今回の企画に参加しました。ご留意ください。
また、開始の時点で19のタワーのうち、2のタワー(神戸ポートタワー、横浜マリンタワー)は工事中のため、除外した上での完全制覇となります。
All-Japanタワーズスタンプラリー、19タワーズスタンプラリーとは?
全日本タワー協議会に加盟している19のタワーを巡り、スタンプを集める企画です。期限は一年。スタンプラリーに参加するためには各タワーの受付等で販売している一冊300円の台帳を買うだけ。あとは期限内に各箇所に赴き、展望料金を支払い、スタンプを集めていきます。
一箇所スタンプを押すだけでもタワー関連のグッズをその場でプレゼント、ブロック制覇でさらにもらえます。
ブロックは『イースト』、『セントラル』、『カンサイ』、『ウエスト』の4ブロックに分かれており、まずはブロック制覇を目指し、最終的にすべてのブロックを制覇、そこで完全制覇となります。
全日本タワー協議会の公式サイトはこちら。以下、加盟タワーをWikipediaより引用。
19タワーズスタンプラリーなのに、20タワーズスタンプラリーって書いてあるのはどうして?
企画発足時は香川県にあるゴールドタワーが加盟しており、現在は脱会しているからです。
対応が追いついていないのか、スタンプラリーの台帳は20のままです。各地のタワーの壁に貼られている一覧や、置かれている(もしくはプレゼントされる)協議会グッズも20であったり19であったりまちまちです。
企画としては訪れる必要のない場所になってしまったゴールドタワーですが、茶平メダルの販売機があるので、コレクターは必然的に行くことになると思います。
茶平メダル……? コレクター……?
茶平メダルとは、大阪府大阪市住吉区に社をかまえる茶平工業が製造するメダルを指しています。正式名称は『記念メダル』。
記念メダルと呼ばないのは、メダリーフ(金属を平らにして模様を作るタイプのメダル)などと区別するためです。当方は各地に存在する茶平工業製のメダルを現地で買って集めるタイプのコレクターです。
以降、各タワーの情報と共にメダル販売機の筐体画像、販売情報等もついでに添えておきます。なにかの参考にしていただけると嬉しいです。
以下、達成順に紹介していきます。
すべて関西発です。一人で行ったり、同行者がいたりします。同時に茶平メダルを回収していますので、簡単な旅程を記載しておきます。●印は販売機設置箇所です。
また、スタンプラリー台帳に挟んであった『スタンプラリーワンアイテムプレゼント』というプレゼント一覧の小さな紙を超序盤に紛失しましたので、実際にいただいたものを書いておきます。
目次から目的のタワーに飛ぶことも可能です。下記からどうぞ。
№1 兵庫県 神戸ポートタワー 108m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
前述した通り、工事中のため除外。2023年に営業開始予定。展望済。タワー内の喫茶店が個性的で、常にゆっくりと横方向に回転しています。タワーのデザインも独特なので個人的にはすごく好きです。
№2 神奈川県 横浜マリンタワー 106m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
前述した通り、工事中のため除外。2022年9月1日に営業開始予定。未展望。
追記
リニューアル後、2023年8月11日に無事展望いたしました!
横浜のハイソな雰囲気(?)が存分に味わえるタワーです。
スタッフさんがとても親切なかたで、完走済みのスタンプラリー帳にスタンプをお願いしたところ、快く叶えてくださいました。
近隣には横浜ランドマークタワーがあり、そちらもメダルスポットです(23/10/14現在)。記念メダラーはついでに回収しましょう!
№3 鳥取県 夢みなとタワー 43m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/トリピーメモ帳
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、2種、刻印30円
交通手段/自家用車(有料道路)
旅程/一泊二日、キャンプ泊。鳥取砂丘→●夢みなとタワー→キャンプ場(宿泊)→兵庫にてコインスナックふじ
1997年に開催された『山陰・夢みなと博覧会』の跡地に残ったシンボル。
日本一低いタワーをうたっているだけあって本当に低いです。他県からここに自家用車で辿り着くまでの道中がなかなか過酷で、しかも時間的に隣の境港さかなセンターが閉まっており、到着時にはかなり虚無スポットと化していました。当方は茶平メダルが目当てなのでそれさえゲットできれば万々歳なのですが、同行者は相当疲弊しており、以降「夢みなとタワーより是か非か」といった、ものさしタワーにされる羽目に。でもそういう面も含めてずっと話題に上がっていたので個性のある良いタワーだと思います。マスコットキャラのトリピーがめちゃくちゃかわいいですね。あと、真横にある温泉、みなと温泉ほのかみのお風呂がとても気持ち良かった!
訪れたのは展望の日(毎年10/1、ten棒)の翌日でしたが、このときはまだ余っているとのことで19タワーのマスクをいただきました。嬉しかったです。
№4 大阪府 梅田スカイビル 空中庭園展望台 173m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/ポストカード
茶平メダル情報/取り扱い無し。
交通手段/電車(在来線のみ) 旅程/日帰り
食事/ハワイビール
タワー……? 左右の柱に映画館などが入っており、デザイン性の高い複合商業ビルです。展望室には軽食の他、世界のビールが色々置いてあります。特に条件なく展望室の外に出ることができ、風を感じながら景色が楽しめます。夜景が綺麗。ネックなのは1500円と比較的お高めな展望料金。あべのハルカスの当日券と同じ料金なので(ハルカスは高さがあるので夜景を見るにはうってつけ)、室外で景色を楽しめるのが利点と思えるかどうかにかかってくる気がします。まあでも、ビールの種類が多いから……ヨシ!
以前、茶平メダル回収のために訪れているのでおそらく今回が三回目くらい。残念ながら茶平メダルの販売は現在行われておりません。ですので、後述するカンサイブロック制覇時にもらえる茶平メダルに即刻印したい場合はここを最後にしないこと。
№5 京都府 京都タワー 131m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/展望室に設置 プレゼント/ポストカード
茶平メダル情報/展望室内(コラボメダルは無料エリア)、4種、刻印30円
交通手段/電車(在来線のみ) 旅程/日帰り。●京都タワー→●南禅寺
食事/とりめし、ビール
n回目。タワーの下部分は京都タワーホテルです。駅の目の前にあり、道に迷ったときの目印として使えるので便利。周辺に飲食が充実しているのでご飯に困ることはありません。タワー内部はエアコンの調子か、気温の高い時期に行くとなぜか蒸します。いつも修学旅行中の学生や観光客が多く、活気があって◎。版権キャラとのコラボメダルも盛んに発表されており、ファンが足繁く通う姿も散見されます。ショップ部分はレトロ感が減りましたが、タワー自体はまだまだレトロ。是非このテイストを残して欲しいですね。マスコットキャラクターのたわわちゃんがかわいい。
№6 大阪府 通天閣 103m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/展望台に設置 プレゼント/クリアファイル
茶平メダル情報/画像失念、展望室内(有料エリア)、通常2種(版権コラボ多数)、刻印30円
交通手段/電車(在来線のみ) 旅程/日帰り
食事/沖縄料理屋でヤギ刺し等、オリオンビール
建築構造家・内藤多仲が設計したタワー六兄弟のうちの次男です。6タワー中5タワーが19タワースタンプラリーに含まれます(博多ポートタワーだけが含まれません)。
展望は今回で三回目か四回目。毎回、入り口がわからなくて探します。雰囲気も立地的にもTHE大阪なタワーです。展望室からの景色といえば、観光客向けに書かれたラブホテル屋上の誘い文句。画像は貼りませんので、そのらしさを是非目で見て確かめていただきたい。
このときは跳ね出し展望台ができたとのことだったので、追加料金で体験しました。なるほど……、という感想です。現在(2022年8月)は新たにタワースライダーという滑り台が体験できるようです。常に意欲を感じるタワーですね。茶平メダル的には京都タワーに続いて版権コラボがとても盛んで、どちらかといえば通天閣のほうがマスコット系が多いような気がします。この記事を書いている直近では通天閣限定ちいかわメダルが発売されました。かわいいです。
カンサイブロック制覇
工事中の神戸ポートタワーを除外した、空中庭園展望台、京都タワー、通天閣の3タワーで今回はカンサイブロック制覇です。
ブロック制覇の特典は茶平工業製の記念メダルです。表面は関西の4タワーが描かれており、裏面には各タワーのキャラクター。完全にかわいいです。
このカンサイブロック制覇メダルは、この世に銀色と金色の二種類存在しており、当方がこのとき通天閣で受け取ったのは金色です。
出発前に掴んでいた情報は『銀色の配布は終わった』『京都タワーではブロック制覇メダルの在庫がなく、別のものが渡される』というものだったので必然的にラストを空中庭園と通天閣のどちらかにすることに。さらに、現在販売機と刻印機が設置されているのが京都タワーと通天閣の二箇所。受け取った場所で刻印がしたい場合は通天閣をラストにする以外ありません。
当方が入手した当時から、さらに取り扱いが変更になっている可能性もございます。茶平メダル目当ての場合は事前に電話で確認を取ることを強くお勧めします!
№7 福岡県 福岡タワー 234m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/展望台に設置 プレゼント/ポストカード
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、3種、刻印30円
交通手段/電車(新幹線、在来線)、JR西日本の企画『どこでもきっぷ』の二日券を使用、細かいところはバス
旅程/一泊二日の福岡・山口旅行。ホテル泊。●岩国城・錦帯橋→●小倉城→●福岡タワー→福岡西中洲(宿泊)→●海峡ゆめタワー→●市立しものせき水族館海響館
北は新潟、南は福岡まで行ける、当時発売していた凄まじくお得なJR西日本の旅行企画『どこでもきっぷ』。二日券は大人18000円で新幹線の指定席6回まで取れるので、南の限界博多まで、予定を分刻みで組んで挑みました。
以降、どこに行くにもすべての営業時間や料金(前売りが買える場合は買う)、所要時間を調べた旅のしおりを事前にWordで製作し、それ通りに動く感じの旅行スタイルに変わりました。
福岡タワーは、ももち浜周辺に行くまでの道中がバス利用でけっこう遠かったことと、食事(ビールとウインナー)が一時間近く出てこなかった、それ以外の記憶がありません……。綺麗な感じのタワーだったはず……。空腹と疲労で記憶が……。
№8 山口県 海峡ゆめタワー 153m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/展望台に設置 プレゼント/ポストカード
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、2種、刻印100円
交通手段/福岡タワーと同じ
旅程/福岡タワーと同じ
ちょうど下関海響マラソンの日だったようで、展望料金が半額! 近くに水族館や遊園地があり、たくさんの人でにぎわっていました。雰囲気も立地も爽やかで明るく、都心部にあるようなランドマーク系のタワーと海沿いにあるポート系のタワーのいいとこ取りといった感じ。しかも下関はふぐがあちこちで食べられるので、相乗効果でとても良い思い出になりました。この日はタワー近くの市場でふく刺し(この辺では『てっさ』とは呼ばない、ふぐではなく『ふく(由来は諸説有)』)を買って、太陽の下でビールと一緒に食べました。最高!
茶平メダル的には人生で初の刻印1回100円の洗礼を受けました。後に北海道や千葉でも出会ったので、たまたま出会わない人生だったようです。30円が基本じゃない、学び……。
№9 富山県 クロスランドタワー 118m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/ポストカード
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、1種、刻印30円
交通手段/自家用車(有料道路)
旅程/一泊二日で富山、福井旅行。旅館泊。●クロスランドタワー→福井越前(宿泊)→●東尋坊タワー→●越前松島水族館
しっかりと高さがあるのもその要因だけれど、とにかくタワーの周辺に遮るものがなにもなく、これだけがヌッと立っているせいでちょっと怖さすらある。この雰囲気、少しだけPLの塔に似ています。展望台から見える景色も民家と田園のみ。他とはかぶらない特異性のあるタワー。かっこいいです。訪れたときは天候が悪く、しかも富山や福井などの日本海側は……めちゃくちゃ寒い! 完全に油断していました。
この日は受付のかたに19タワーのシールとクロスランドのボールペンを「良かったら」といただきました。嬉しかったので以降、達成するたびにスタンプラリー台帳に貼ることに。ボールペンは同行者が喜んで職場で使っています。
残念ながらクロスランドタワーのエレベーターはすでに耐久年数を超えており、小矢部市が改修費用を出さないことを決めているため、早ければ2025年には廃止、解体の可能性もあるそうです。唯一無二感のあるタワーですし、富山県ただひとつのメダルスポットなのでなんとか存続して欲しいですね。
№10 福井県 東尋坊タワー 55m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/耳かき
茶平メダル情報/入り口横(無料エリア)、1種、刻印30円
交通手段/クロスランドタワーと同じ
旅程/クロスランドタワーと同じ
東尋坊タワーから東尋坊は見えません! でも、素晴らしい。
とにかくタワーを含む周辺のロケーションが最高。ご飯も美味しい。駐車場担当のおじいさんの味のある不謹慎な案内(是非実際に聞いてください)がとても良い。なにもかもが最高なので絶対に一度は訪れるべき景勝地です。
東尋坊タワー自体は19のタワーのうち断トツでレトロな感じ。それが場所にマッチしていて◎。なぜか耳かき(タワーがついているわけではない)がプレゼント。このときは「余っているので」と19タワーのティッシュボックスもいただきました。2020年の展望の日の特典ですね(後に銚子ポートタワーでももらいました。ティッシュボックス以外にも展望の日にもらえるはずの過去特典をいただく機会が多かったので、本当に余っている様子)。
№11 愛知県 ツインアーチ138 138m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/クリアしおり
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、1種、刻印30円
交通手段/自家用車(有料道路)
旅程/日帰り。●ツインアーチ138→●中部電力MIRAITOWER→●東山スカイタワー→●東山動植物園
かっこいい! 横にも縦にも大きく、タワーというよりかはモニュメントの雰囲気があります。朝の時点でかなり人がいて、活気がありました。公園だけでなくタワーそのものが地元のかたに愛されている感じが伝わってきます。
タワー内では、タワーのキャラであるミズリンではなく一宮市のキャラいちみんのグッズが多数展開されています。もらったしおりはミズリンだったので、なんとなくホッとしました。
茶平メダルは現在1種類しかありませんが、かつては3種類くらいあった様子。あと、公園内を何ヶ月もスタンプラリー行脚することで様々な色のメダルがもらえたそうですが、今は企画が終了しています。命拾いしました。
№12 愛知県 中部電力MIRAITOWER(旧名古屋テレビ塔) 180m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/無し(公式サイトにはあると記載されているので多分受け取り忘れ)
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、4種(内コラボ2種)、刻印無料
交通手段/ツインアーチ138と同じ
旅程/ツインアーチ138と同じ
人生二度目の訪問。内藤多仲タワー六兄弟の長男。前回のときはまだ名称が名古屋テレビ塔でした。茶平メダルも一新されており、知らないキャラクターウエミーヤの姿が。中部電力MIRAITOWERはランドマーク系のタワーですので、昼に来ると感想が薄くなってしまいます。真価を発揮するのはやっぱり夜景でしょうね。日帰りで3タワー回る予定なのであまり滞在せずに移動しました。
№13 愛知県 東山スカイタワー 134m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/クリアファイル
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、2種、刻印30円
交通手段/ツインアーチ138と同じ
旅程/ツインアーチ138と同じ
とにかく広い。東山動植物園の敷地内にあり、タワーだけが目当ての場合は一番近い駐車場を狙う必要があります。東山動植物園との共通券が640円と破格の料金設定ですので、両方訪問するのがオススメ。
この日は相変わらず服装をミスってしまい、すごく寒かったです。旅行のときは必ず羽織を持って行ったほうが良い、と今さらながら学びました(後に行く北海道ではこの学びを生かせませんでした)。
鉛筆型のタワーは個性的で良いですね。愛知県の3タワー、それぞれ見えるものが違うので一日で一気に回ってもあまりタワー疲れ(?)しません。なにより記念メダルが2種あって、片方はタワーの全景、もう片方はそこのキャラクター(しかもカラー)というのは個人的に嬉しいです。
セントラルブロック制覇
クロスランドタワー、東尋坊タワー、ツインアーチ138、中部電力MIRAITOWER、東山スカイタワーの5タワーでセントラルブロック制覇です。この時点で気付いたのですが、ブロック制覇時にもらえるプレゼントはそのタワー由来のものになるみたいです。だからもし思い入れのあるタワーがあるのなら、そこをブロック制覇のラストにすればおそらくそこのグッズがもらえます。当方の場合は東山スカイタワーをセントラルブロック制覇のラストに選んだのでのっぴーのグッズが色々もらえました。鉛筆、メモ帳等、文房具系ですね。のっぴーは味のあるレトロなキャラクターなので好きです。ちゃんと鉛筆型のタワーを全身で模しているのも良いですね。頭に乗せただけ、とかよりは全身で表してくれるほうがキャラクターとして説得力があります。
№14 大分県 別府タワー 90m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/ボールペン
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、1種、刻印30円
交通手段/自家用車と共にさんふらわあこばるとに乗船
旅程/地獄巡り→●鶴見岳ロープウェイ→●大分マリーンパレス水族館うみたまご→●別府タワー
現地ゼロ泊、船内二泊のマイカー弾丸で行きました。これは人生初めてのことだったのでとても楽しかったです。茶平メダルの回収もすこぶる順調で、行った先々の観光地も楽しく、ご飯も美味しい。特に白池地獄近くの湯沢家で食べただんご汁が本当に美味しかった。いろいろな出汁が混ざり合って複雑な味をしている……。どうにかして再現できないかと帰宅してから記憶を頼りに白味噌スタートで作ってみましたが全然違う。あれは絶対にもう一度食べたい。
別府タワーの話をします。こちらは内藤多仲タワー六兄弟の三男にあたり、足の部分にはレストランやカラオケが入っています。東尋坊タワーを断トツレトロと書きましたが、別府タワーも負けず劣らずの雰囲気。エスカレーターの階指定でカラオケ屋と展望室が並んでるのが良い意味で地域に根ざしている感があってすごく良いと思う。
展望室にはなぜか生きた白ヘビが奉られており、いることを知らずに帰ろうとした当方に「その黒幕の向こうに白ヘビがいます。見ましたか?」と案内のかたが提案してくださいました。ちょうど見たかった(?)ので嬉しかったです。もちろん売店では脱皮の入ったお守りが買えます。
残念ながら2022年の8月22日から外構鉄骨部の工事で一時休館になります。時期によってはスタンプラリー除外タワーになる可能性があります。ご注意ください。
ウエストブロック制覇
夢みなとタワー、福岡タワー、海峡ゆめタワー、別府タワーの4タワーでウエストブロック制覇です。特典は展望の日に過去配布されたグッズであるメモ帳、絆創膏、チケットファイル等、文房具系(全部20タワー表記のまま)。あと別府限定のショボーンキューピーストラップ。まさか令和にショボーンを見ることになるとは……。チケットファイルはすごく便利なので以降タワー展望時に大活躍。
№15 北海道 さっぽろテレビ塔 142.2m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/シール、キーホルダー
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、5種(展望台限定メダルがあります)、刻印100円
交通手段/LCC飛行機→レンタカー→LCC飛行機
旅程/●さっぽろテレビ塔→●JRタワー展望室T38→函館(宿泊)→●五稜郭タワー→サケのふるさと千歳水族館
五稜郭タワーの茶平メダル販売機がコロナの影響でしばらく販売中止になっており、ようやく販売開始の情報が掴めたので今回の北海道行きを決めました。
ですが、飛行機旅のことを理解しきれておらず、空港に到着しているのにチェックインをミスって予約の便が駄目になり、次の便を慌てて取る羽目に。高い授業料を払う恐ろしいスタートを切ったにも関わらず、北海道の規模をまったく理解していなくて札幌から函館までレンタカーで高速道路を移動。同行者のみが運転するため(当方はペーパー)、休憩を挟みながら永遠と思える道を進ませてしまいました。この場を借りて謝ります。本当にごめんなさい。次はちゃんと公共機関にするから許してください。
北海道は修学旅行で行ったきりで、自分で計画して行くのは今回が初めてでした。北海道って広いんですね……Googleマップで机上の空論かましまくったしっぺ返しを食らいました。でも帰りの函館→千歳は想像より早く到着しました。どういうこと?
さっぽろテレビ塔の話をします。こちらは内藤多仲タワー六兄弟の四男。中部電力MIRAITOWERと雰囲気がほぼ同じ感じなのですが、入り口でジンギスカン等のビアガーデンが開催されていたり、タワー内部が鉄骨剥き出しだったり、ややエネルギッシュな気配を感じました。
一階の無料エリアには、札幌市時計台の茶平メダルが復刻しており、有料の展望室には限定のメダルが存在しています。テレビ父さんが載っているのは展望台限定メダルのみ。そこのキャラクターがカラーでデザインされているものはやっぱり個人的に目を惹きます。かわいい。
№16 北海道 五稜郭タワー 107m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/チケット窓口の隣りに団体客用の案内があり、そちらのスタッフさんがスタンプを取り扱っています。
プレゼント/ポストカード
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、4種、刻印100円
交通手段/さっぽろテレビ等と同じ
旅程/さっぽろテレビ等と同じ
前日が大変だったので二日目の予定を大きく変更して、余裕をもって移動することに。五稜郭タワーさえ行けたら今回の目的は達成できる……他はまた次の機会に! なんせ北海道は広いし、茶平メダルはめちゃくちゃ点在している。集められる気がしない土地、北海道。
五稜郭タワーは、東尋坊タワーと違って五稜郭が見えます!
五稜郭を上から見るためのタワーです。ですから人で賑わっており、五稜郭がある方角は撮影スポットと化していました。例に漏れず当方もその一員に。お土産も豊富で、施設として活発な印象です。五稜郭自体にも立ち入れて、その中にある箱館奉行所がとても資料的価値のある場所で良かったです。函館、良いところなので絶対にリベンジしたい。
№17 東京都 東京タワー 333m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/総合案内にスタンプラリーの旨を説明すると、専用の場所に案内していただけます。
プレゼント/缶バッジ
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、3種(内コラボ1種)、刻印50円(50円玉しか使用できません)
交通手段/夜行バス→東京タワーのチケットとセットの地下鉄24時間乗り放題券で在来線(東武電鉄は別料金)→夜行バス
旅程/日帰り。●東京タワー→国立西洋美術館→●国立科学博物館→●東武博物館→●東京スカイツリー→●すみだ水族館→●浅草花やしき→東京国立近代美術館
当方が使用した地下鉄24時間乗り放題券は発券する券売機が限られており、朝六時に慣れない東京駅内を歩き回ってようやく見つけた故障中の札が貼られているそれを、通りかかった駅員さんに復旧していただくところからスタートしました。あのときは本当にありがとうございます。
東京タワーは二回目の展望です。けっこうな勾配の上にあります。内藤多仲タワー六兄弟の五男です。真っ赤なフォルムがいかにもタワー然としていて良いですね。今でも東京都のシンボルといえばスカイツリーよりこちらに軍配が上がるのではないかと思います(スカイツリーは全日本タワー協議会に加盟していませんので、スタンプラリー目的の場合は行く必要がありません)。
東京タワーにはなんとホログラムの茶平メダルがあります。たくさんのひとが買っているだろうなあ、と思わせてくれる素敵なメダルです。
№18 千葉県 千葉ポートタワー 125m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/ぽーと君メモ帳
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、3種(内汎用恐竜柄2種)、刻印100円
交通手段/公共機関(新幹線、在来線)、レンタカー
旅程/一泊二日、ホテル泊。●千葉ポートタワー→千葉みなと(宿泊)→●千葉市動物園→東峰神社→●航空科学博物館→●銚子ポートタワー→●地球が丸く見える丘展望館→犬吠埼灯台
都合上、昼出発だったので千葉に到着したのは日暮れ頃。東京から千葉に入り、千葉みなと駅に近付くにつれ静かになっていきました。とても落ち着いた雰囲気のある良い場所です。そして千葉ポートタワー、かっこいい!!!
ミラーが景色を反射していて、シンプルに格好良いです。日が落ちると全体が派手にライトアップされるのではなく展望階だけが明るく見えるのもインダストリアルな感じがあってかっこいい。タワーそのものに満足しました。
記念メダルはなぜか汎用恐竜柄のものがあります。当方は福井県立恐竜博物館の旧メダルを所持しているので表面が同じものを持っています。でもこれは裏の柄(恐竜の詳細が書いてある)が違うから(タワー関係ないな……と思いながら)買いました。
№19 千葉県 銚子ポートタワー 57.7m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
押印場所/窓口で台帳提示 プレゼント/ポストカード、19タワーズティッシュボックス(こっちはおまけかも)
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、2種、刻印100円
交通手段/千葉ポートタワーと同じ
旅程/千葉ポートタワーと同じ
遠い……! 一般道のきつい勾配と、続く田園風景、一切減速しない対向車等、なかなか過酷な道中でずっと肝を冷やしていました。太平洋沿いのポートタワーです。全体的にレトロ感が溢れています。ツインタワー構造。他にはないデザインですね。お土産が豊富ですが、展望室はほとんどなにもありません。カフェも閉まっている。このがらんとした感じは鳥取の夢みなとタワーを彷彿とさせます。隣りに市場ウオッセ21があり、営業中に訪れることができたので鳥取のときのように虚無にならずに済みました。夜景が楽しいランドマーク系とは反対に、ポート系のタワーは基本的に早い時間に行ったほうが楽しめるということでしょう。レストランうおっせでは金目鯛の煮付けを推しており、大変美味しくいただきました。
余談ですが銚子ポートタワーの受付で完全制覇を告げたとき「お仕事ですか?」と聞かれて、趣味と答えて驚かれる場面がありました。当方は公式サイトで完全制覇者が1400を超えている(2022年8月現在)のを知っていたので、割とメジャーな存在だと思っていました。銚子をラストにする人が少ないのかな? そのあと、完全制覇時にもらえるはずのハガキが出てこなかったので「青いハガキがあるはずなんですよぉ……」と気持ち悪い催促をしてしまい、お姉さんが思い出すというやり取りがあって、色々と面白かった。銚子ポートタワーをスタンプラリーのラストにする人、少ないのかも知れない。このときの暖かいやり取りはすごく印象に残っていて、ここを最後にして良かったなあと思いました。
イーストブロック制覇
工事中の横浜マリンタワーを覗く、東京タワー、さっぽろテレビ塔、五稜郭タワー、千葉ポートタワー、銚子ポートタワーの4タワーで今回はイーストブロック制覇です。
特典のクリスタルは、売店でも販売されているものです。銚子は赤マンボウが食べられる場所があるそうなので、それ由来でしょうか(茶平メダルの裏面もマンボウ)。かわいいですね。これで完全制覇なので、トロフィーをいただいたみたいで物質的な満足感があります。お気に入りです。千葉ポートタワーと銚子ポートタワーのどちらをラストにするかかなり悩んだのですが、千葉ポートタワーだったらブロック制覇特典としてぽーと君グッズがもらえたのかも知れません。
19タワーズスタンプラリー完全制覇!
完全制覇の特典はございませんが、完全制覇者のみに渡されるハガキがあります。青いハガキ。これです。
こちらに記入して切手を貼り、送付すると毎月10名に記念品が当たるようです。また、希望者は全日本タワー協議会の公式サイトにある全タワー完全制覇者のページに希望の名前を掲載していただけます。中には複数回完全制覇しているかたもいて、畏敬の念が込み上げてきます。
さいごに
以上で、19タワーズスタンプラリー完全制覇となります。2021年10月2日から始めて2022年7月31日に完了したので、約十ヶ月の挑戦でした。
その上で言えることは、期限一年は短すぎるということ。コロナ禍でなくともけっこう積極的に各所に出向かないと後半で首が絞まる、そこそこ恐ろしい企画です。
当方は旅行に不慣れなので、旅先で思わぬ失敗が連続して変な汗がとまらなくなることもありました。それでも、この企画に参加することで得るものは多かったと思います。旅程の組み方に始まり、公共機関や宿泊先の選定・予約、実際に現地に訪れて計画通りに動く、その難しさ。すべてが良い経験となりました。
なにより未回収の茶平メダルを集めまくれたことが最高。
遠いし……、と後回しにしていたところに行かざるを得ない状況に強制的に持って行けたのは出不精にとってはすごく良かったです。状況が落ち着けば、もっといろいろなところに回収に行けることでしょう。おそらく一番の収穫は重い腰を上げるきっかけを作ってもらえたことですね。
ありがとう全日本タワー協議会! ありがとう茶平メダル!
ー 完 ー
余談
№1 完全制覇者ハガキを送付後、記念品が当たりました。
完全制覇者のみに手渡される青いハガキを送付後、東京タワーのショップ袋に包まれて上記の記念品が届きました。抽選で毎月10名に当たるとのことでしたが、達成者リストを見るとやはり10名以下でした。よほど達成者が集中しない限りは送られてくるのではないでしょうか。
内訳は、完全にそのときにある在庫のランダムだと思われます。
参考程度に書き記しておきます。
初音ミクさんのマジカルミライ2020トートバッグ(通天閣)
マグネット(旧名古屋テレビ塔)
ふるえるマスコット・クリアファイル(神戸ポートタワー)
キーホルダー(東京タワー)
ボールペン・シャーボ・メモ帳(クロスランドタワー)
テッシュボックス(タワー協議会)3個目!!!!!!!!!!!!!!
№2 番外編 香川県 ゴールドタワー 158m
⇨ 公式サイト ⇨ Wikipedia
茶平メダル情報/展望室内(有料エリア)、2種、刻印30円
交通手段/フェリー、自家用車(有料道路)
旅程/一泊二日、キャンプ泊。フェリーで神戸→小豆島→豊島→小豆島(宿泊)→香川、金刀比羅宮→●丸亀城→瀬戸大橋タワー→●四国水族館→●ゴールドタワー
タワー協議会から脱会したとはいえ、茶平メダルスポットであることには依然変わりないゴールドタワー。訪れないのは無作法というもの……!
上手く写真が撮れませんでしたが、すごく金色です。1988年オープンらしさと言いますか、バブルの匂いをそこはかとなく感じさせてくれる、やや悪趣味な印象。中に入ってみましょう……。
リノベーション、という言葉が合いすぎる。
展示室のすべてがアートアクアリウムです。窓にも金魚が埋め込まれております。
実はゴールドタワー関係の情報を調べると、オープン当時はユニチャームが運営しており、『世界のトイレ館』に金色の便器や金色のスリッパを展示するトイレ+金色推しの個性的なタワーだったことがわかるわけですが、不況のあおりを受けて一度2001年に営業を終了。その後、所有者が変わり、2004年に子供向けの施設『プレイパークゴールドタワー』としてリニューアルオープン、また所有者が変わり、2020年にはプレイパークはそのままに上記の天空アートアクアリウム『ソラキン』が始まりました。紆余曲折を経て、こういった今風の内装展示に変わったみたいです。
四国水族館が真横にある立地も相まって、カップルや家族連れがひっきりなしに訪れており、人気の施設だということが肌で感じられました。
レトロに魅力を感じる当方のような人間からすると、やはりかつての(外観通りの)姿の頃に訪れてみたかった感はありますが、来訪者が多いほうが未来は明るい。四国水族館もこういったSNS映えを狙った方向性なので時代に則した展示内容なのかもしれませんね。
プレイパークゴールドタワー、とあるので、おそらく2004年のリニューアル付近のものでしょうか。在庫がなくなったとき、景観を乱す、という理由で撤去されないことを祈ります。