『時間もお金も使い切りがち!?』 プチっとスタディ vol.76
[キーワードと言い換え]
パーキンソンの法則
≒
与えられた時間もお金も使い切るように行動してしまう傾向
[プチっと解説]
あなたも締め切りが設定されたものに関しては、
なんだかんだ時間をギリギリまで使ってしまいませんか?
本来はかなり余裕をもって見積もられているはずの時間であるにも関わらず…
終わってみると余すところなく時間いっぱい使い切っている事、
よくありますよね。
(はい…)
学校に通っていた時、夏休みの宿題を早々に終わらせている子なんてレア中のレアだったのではないかと思います。
(大体最終日に何とか終わらせるよね笑)
しかもこれって同じようなことが、収入と支出に関しても言えるのが怖いところです。
増えた分を貯めるという選択肢もあるでしょうが
多くの人は増えた分そのまま使ってしまいます。
vol.53のラチェット効果もあるのでかなり厄介です。
時間にしろお金にしろ、
あればある分使い切ってしまう傾向が人にはあるのですが、
それらをまとめてパーキンソンの法則と言います。
そんな危険な法則、もう少ししっかり把握しておきましょう。
[更に深掘り]
パーキンソンの法則には二つの分類があります。
第一法則と第二法則です。
第一法則は
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。」
という内容となっています。
これは時間に関する法則ですね。
冒頭の締め切り云々はこちらに当てはまります。
仮に資料作りに与えられた時間が2時間あれば時間目いっぱい掛けますし、
プロジェクト進行に1カ月与えられればその期間を使い切ってしまうわけです。
(耳が痛いな…)
しかもそれが実質、それほどの時間も期間も必要としていないにも関わらず…
そして第二法則としては
「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
というものです。
(こっちの方が本人としては怖いよね笑)
完全にお金の話ですけど、貯蓄は簡単ではありません。
現状から1.5倍に収入が増えたとして、
増える前はその分を貯蓄に回せると思っているかも知れませんが、
実際増えてみると比例して支出も増えます。
(ホント…ね…)
かといって収入が減っても支出が減らせないのはラチェット効果で解説しました。
いずれの法則についても対策が必要ですね。
細かい違いはもちろんありますが、
対策に共通する意識の部分としては
「自分自身で時間とお金が関わる事柄を見える化する」ということです。
(見える化ですか)
見える化するにはvol.54の5WHYを活用したらいいかもしれません。
時間に対して言えば、
「仕事の内容を明確に洗い出し、締め切りの設定を自分でし直す」
また
「仕事の目的も具体的にすることで、時間からコトを主眼に置けるよう切り替える」
といったところでしょうか。
お金に対して言えば、
「本来生活に必要な額を事前に設定し、家計簿などを付けて使用した履歴を確認する」
また
「必要分以外を別の銀行口座に振り込まれるようにしておくことで、使える額を意識的にコントロールする」
などとなります。
どちらも惰性で使い切らないようにするには
自分ではっきりと環境を設計してしまうのが有効なんですよね。
見える化して、環境を作る習慣が出来れば他の課題も対策出来そうな気がします。
(確かに色々なことに通じるよね)
[投げかけ]
あなたも時間とお金を使い切る前に、
自分の環境を作り変えてみてはいかがでしょうか?
以上
今回はパーキンソンの法則を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は以前に内輪で話題に上がったので
『守破離』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!