『禁じられる程やりたくなる!?』 プチっとスタディ vol.68
[キーワードと言い換え]
カリギュラ効果
≒
禁止や制限を受けることで逆に強い興味を煽りその行動を取りたくなる心理現象
[解説]
あなたも
「絶対に○○しないで下さいね!」
なんて言われると、
むしろその○○の行動を取ってみたい気持ちになりませんか?
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
やらないように意識すればするほど関心を持った状態が保たれるので、
そのうち「やったらどうなるんだろう」と興味も出てきてしまいますよね。
(わかるー笑)
そもそも人というのは「自分で発言や行動を自由に決定したい生き物」です。
そこに他から制限が加わることで、ストレス状態が作られます。
そのストレスから解放されたいが為に、敢えて禁止されている行動を取ろうとしてしまうようです。
(まあ自由に生きたいよね)
このように
禁止されたことと逆行してその行動を取りたくなる心理現象のことを、
カリギュラ効果と言います。
ではカリギュラ効果、ケーススタディでもっと良く知っていきましょう。
[ケーススタディ]
実はカリギュラ効果の名前の由来自体が、
もはやケーススタディとなっています。
というのも「カリギュラ」は1980年にイタリアとアメリカの合作で公開された映画の名前です。
(映画なの!?)
なんなら映画の名前の由来も言うと…なんてやってると長くなるのでここでは教えません。
(え、せっかくなら教えてよ笑)
まあとにかく何故カリギュラがこの効果の名前になったのか、ということをお話ししていきますから映画名の由来は話しませんよ。
(むしろそっちが知りたくなってきたぞ!)
カリギュラという映画は内容も描写もとても過激で、
「一部の地域では公開を中止」されるなんてこともありました。
この公開中止という「見ることを禁じられた状態」が
鑑賞希望者の心理面に強く影響を及ぼしたことで、公開されている地域に移動してまで観ようとする人もいたようです。
(そんなに気になっちゃったのね笑)
このような人達が多く存在した為、
「禁止されたことをしたくなってしまう心理」にカリギュラという映画の名前が用いられることになりました。
(へー)
それで余談として映画名の由来ですが…
(おっ?)
題材がローマ大帝国の腐敗となっていて、
その主人公が暴君として実在した第3代ローマ帝王のカリギュラであったことによります。
(え…なんかもっと意味あるのかと思った…)
ちなみに先程僕は
あなたに対して映画名の由来までは教えないという「知ることの制限」を掛けました。
(あ…)
この制限によってあなたは「映画名の由来も知りたい」という欲求が出てしまったはずです。
※全員そうとは限りません
つまり相手に興味を持ってもらいたい事柄に制限を設けることで、
そのように誘導するというのも可能になってくるわけですね。
(してやられた笑)
このような逆手に取る発想は、vol.50のクリティカルシンキング等がもたらしてくれそうです。
◆投げかけ◆
あなたもたまには
禁じられる事で関心を持つように誘導されていないか冷静に考えてみてはいかがでしょうか?
(vol.54の5WHYを用いて掘り下げるのもありかと)
以上
今回は『カリギュラ効果』を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『ジョブ理論』
こちらを解説予定です。
なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
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各回の提供枠は’期限付きで販売‘も行っているので、
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お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!