『説得力は肩書がものを言う!?』 プチっとスタディ vol.51
[キーワードと言い換え]
権威バイアス
≒
情報発信者の地位や権威によってその情報を必要以上に高く(または低く)評価してしまう心理効果」
[解説]
皆さんも
医者や教授のような方から言われたことって
「正しい事だ」と感じるほうが多いですよね?
(だって専門家じゃないか)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
だけど
もしかしたらその情報に関する成否を正確に問わず、
言われただけでもそう信じてしまっている…
可能性もあります。
似たようなケースは
vol.12の情報リテラシーのケーススタディでも紹介されていたような気がしますね。
(人は安易に信じ込む笑)
今回の場合は
「発信者の地位や肩書が評価に著しく関与する」という
心理効果を取り上げているので、
vol.12でも連携回として挙げているvol.5のインフルエンサーとは少なからず差異があります。
あ、忘れていましたが上記の心理効果が権威バイアスです。
ではではケーススタディを覗いてみましょう。
[ケーススタディ]
プチット君は相も変わらず
サッカーが上手くなれるよう練習に励んでいます。
(ちょっとプチット君が出る回を楽しみにしてたりする笑)
色々な練習方法を試していますが、
もっと効果的な方法はないかといつも考えていました。
特に最近の課題は体幹で、
今は部活動の顧問から勧められたトレーニングを毎日継続しています。
(やっぱり根は真面目)
たまたまトレーニング中のプチット君を見かけたバスケ部のヒコシ君は、
「体幹のトレーニングなら、もっと効果的な方法あるぞ。」
と、別の方法を提案します。
(vol.44のあいつ…バスケ部なんだ笑)
それでもプチット君は、
顧問の勧めたトレーニングの方が効果的だろうと思ったため、
「俺はこっちのでとりあえず頑張るわ。サンキュー!」
と返して、
そのまま元の方法を続けました。
この時のプチット君としては、
「同い年のヒコシ君の言うことよりいつも指導してもらっている顧問の先生の方が、
より効果的なトレーニングを知っているはず。」
と考えていたのです。
(もしかしたらvol.4のスイッチングコストも影響してたのかも)
もちろんその方法も体幹トレーニングに向いていますが、
実はヒコシ君の提案した方がより効率的に体幹に効きます。
(そういうことですよね)
ヒコシ君の知っているトレーニングは
体幹専門のプロトレーナーから教わったもので、
筋力向上の効率も検証された方法でした。
※しかもヒコシ君のパパ
もちろん最終的には
プチット君もこのトレーニングを採用することにはなったので問題はありません。
(もともとやってたトレーニングも悪くはないのよ)
これをプチット君視点で考えると権威バイアスの効果が見えてきます。
プチット君にとってトレーニング方法の直接の情報源は、
①部活の顧問の先生
②同級生
となるので、肩書の上でも優先は①になりやすいです。
(しかもヒコシ君はやんちゃ系だしね笑)
皆さんも①と②、
他の要素をフラットにしたら①の言うことに従ってしまうのではないかと。
(ヒコシパパのこと知ってたら違ってたかも)
[投げかけ]
皆さんも情報発信者の肩書で信じ過ぎないように、
自分でも調べ直してみてはいかがでしょうか?
以上
今回は権威バイアスを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『connecting the dots』
こちらを解説予定です。
なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
「耳からプチっとスタディ」
そして、音声配信時は応援者様の紹介用に提供枠を設けております。
各回の提供枠は’期限付きで販売‘も行っているので、
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お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!