『一瞬、時間が遅くなる!?』 プチっとスタディ vol.92
[キーワードと言い換え]
クロノスタシス
≒
視聴覚情報を認識しやすくする兼ね合いで脳が引き起こす時間感覚の延滞現象
[プチっと解説]
あなたもアナログ時計を見た瞬間、
まるで時が止まったかのように秒針の動きを遅く感じたことはありませんか?
その時はきっと1秒が永遠の様に感じられたことと思います。
(あるかもしれん)
実際はそんなことはないのですが、
何故か誰しもに起こりうる現象のようです。
大体ふとした瞬間、時計に目を向けたタイミングなどで起こっていますよね。
(言われてみればそう)
この現象も名前がついておりまして
クロノスタシスと申します。
(え、ご本人様ですか?笑)
響きが完全に漫画やゲームの技名みたいですね。
(どこかで言いたい!)
そんな必殺技をバチっと深掘りといこうではないですか。
[更に深掘り]
解説にしても名前自体にしても
時間に関するキーワードということが強く表れています。
クロノ…といえば…
僕はクロノトリガーの続編のクロノクロスというゲームが好きでした。
(聞いてないから笑)
まるで時が止まったかのようにハマったなあ…クロノだけに。
vol.61のナッジ理論の効果に当てられておりました。
(まだ続きます?)
クロノというのはギリシャ語で「時間」を意味する「クロノス」に由来します。
そこから今回のキーワードにも使われているのがわかりますね。
なぜ時間が止まったような現象が起こるのかというと、
視覚から取り入れた情報を処理する際に、脳の補正機能が活躍することによるようです。
(やっと真面目な話か)
眼球を素早く動かした後にそういった補正が起こるのですが、
脳がオーバーヒートしないようにしてくれているのかも知れません。
なんなら視線を動かした最初の情報が脳にアンカリングされているのかも。
※アンカリングはvol.47
仮に見たままの映像が常に見えていたら負荷が大きいのもあるでしょう。
人体や神経の不思議な機能がまだまだありそうで気になりますね。
[投げかけ]
あなたも不思議な現象に気づいたら
周りの人にも確認してみてはいかがでしょうか?
以上
今回はクロノスタシスを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『ネットワーク外部性』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!