『普及量に比例して利便性が上がる!?』 プチっとスタディ vol.93
[キーワードと言い換え]
ネットワーク外部性
≒
同じ商品やサービスを利用する人が多くなることでそれに比例して利便性にも影響が出る現象
[プチっと解説]
あなたも
他の人も皆使っているモノやサービスの方が使い勝手が良いと思いませんか?
改めて書く程でもありませんが、
日本人の連絡手段って今、大半がLINEになってますよね。
(ガラケー時代はメールだったな)
初期にLINEを使いだしたイノベーターには感謝です。
※vol.3のイノベーター理論より
もはや身近な人とのコミュニケーションはメールよりLINEなのではないかと思います。
(そんなこともない?笑)
むしろ大半の人が使ってくれないとコミュニケーションツールとしては機能しません。
利用者が多いうえで使うからこそ価値が上がるのでしょうし、
少ないなら使う意味がほとんどないでしょう。
商品やサービス自体の価値とは直接関係がない要因です。
とはいえそれらは利用者とは切っても切り離せません。
このように利用者数が増えることが利便性に影響を及ぼす現象の事を
ネットワーク外部性と言います。
ではもっと詳しく見ていきましょう。
[更に深掘り]
この手の現象が著しく影響するものとしては
vol.11のプラットフォームが総じて挙げられます。
なにせユーザーを要するプラットフォームは、
利用者の数が増えないことにはサービスも充実してこないでしょう。
もしFacebookやTwitterの利用者が数人しかいなければ、
アップデートもされず投稿もなく…もはや見る甲斐が皆無です。
(微妙にダジャレぶっこんで来たやん笑)
スマホゲームもサービス開始に合わせて登録者を募るキャンペーンを打ち出しますが、
あれも利用者を呼び込む為の先行的な施策です。
遊ぶ人がいなければストーリーやキャラクター、機能も新しいものが供給されません。
(そんなのってツライ)
逆を言えば利用者を確保し、増やしていくことが出来ればそれが
直接的にも間接的にも利便性の向上に繋がります。
利用者の増えること自体が利便性に直結するのであれば、
ネットワーク外部性の「直接的効果」が働くことになりますし、
利用者が増えることでそれを補完するための商品やサービスが充実するのであれば、
「間接的効果」が働くことになります。
提供者にとってはネットワーク外部性による影響は死活問題と言えますね。
(伸るか反るか!)
[投げかけ]
あなたも今利用している商品やサービスの利用者の増減が
何を引き起こすのか考えてみてはいかがでしょうか?
以上
今回はネットワーク外部性を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『チェリーピッキング』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!