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『未達や未完が記憶に残る!?』 プチっとスタディ vol.71
[キーワードと言い換え]
ツァイガルニク効果
≒
物事が中断された状態になることで強く印象づけされる心理効果
[解説]
あなたも
漫画やゲーム、ドラマなど、この先も続いているものが中断すると、
むしろ続きが気になってしまいませんか?
僕も昔はご飯時にゲームの手を止めるのには苦労しました。
(昔のゲームは大変でした笑)
特に物語が絡むものは、その先を知りたい気持ちが強まりますよね?
そもそものストーリー自体が惹きつけるので尚更です。
(恒例のvol.8ストーリーテリング)
仮にストーリー調のものでなくても、
目的に向かって努力していることが途絶えてしまったり…
結果的に達成出来ずに終わってしまった思い出だったり…
達成したことよりも
中途半端な状態が作り出された方が強く印象に残ります。
(確かに失恋とかも…)
この心理効果の事をツァイガルニク効果と言います。
まるでvol.68のカリギュラ効果みたいですね。
ではもっとケーススタディにて掘り進めていきましょう。
[ケーススタディ]
vol.66に出てきたコハマ君、覚えてくれていますか?
(誰だっけそいつ?笑)
プチット君達と同じサッカー部員で、
○○に定評のある彼ですよ。
(うわ、何に定評あるんだっけな…)
これも中途半端な状態ですね。
(う…)
ここで焦らしても仕方ないのでお伝えしますと、
○○に入るのは「正確無比なパス」です。
今分かった瞬間、
「なんだ…そんなことか」と関心が下がりましたよね?
(コハマ君に謝って笑)
たまに広告や、記事のタイトルで見かける「○○」を使ってみましたが、
これはツァイガルニク効果を利用しているコピーです。
コピーといえばvol.29にも出てきましたね。
文章中のどこかのワードを○○に入れ替える事で、文章が未完成になります。
(作為的だな笑)
未完成ということは印象に残りやすくなるので、
広告などには打って付けですよね。
釣り文句とは分かっていても、
気になってしまうのがツァイガルニク効果の凄いところです。
[投げかけ]
あなたもどこに未完の誘惑が発生しているか探してみてはいかがでしょうか?
以上
今回はツァイガルニク効果を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『オノマトペ』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!
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