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初めて図録を買った展覧会は
生誕100周年記念 猪熊弦一郎回顧展の図録です。
A Retrospective Exhibition of Genichiro Inokuma
だいぶ前の思い出になりますが、2003年−2004年頃のこと。
香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での展覧会が記憶に残っています。
人生初、図録を買った展覧会です。
猪熊さんと言えば、三越の包装紙「華ひらく」が有名かもしれませんが、
当時私は彼の存在を知りませんでした。
たまたま母の知り合いが猪熊さんの知り合いだった、という話を聞いて興味が湧いたのです。
展覧会をみると、猪熊さんの絵の温かみというか丸みに魅了されて。
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展覧会から10年以上経って、我が子が描いた絵が顔ばかり。
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子どもは当時4歳で、顔の絵を折り紙の裏側にせっせと描いている時期でした。
折り紙全部を並べてみると猪熊さんの顔シリーズ(勝手にシリーズと呼んでいます)のようだ、猪熊さんの作品のこと何も知らないのに偶然だ、なんて勝手に思って、床の間に飾っていました。
猪熊さんの作品を忘れたくなくて買った図録。今も大切にしています。というか、図録自体はキレイな状態です。キレイなままで良いのかどうか分かりませんが、これからも大切にしたいと思っています。
ところで、香川県と言えば、うどんだけでなく直島だったりイサム・ノグチだったり、丸亀市立猪熊弦一郎美術館に丸亀城もあって。つくづくポテンシャルの高い場所だなって思っています。
最後に、猪熊さんの美術館、建物も本当にステキなのです。
街の中の美術館の存在感に、トキメキます。
あのMOMAの新館も設計されている、建築家の谷口吉生さんの設計、ステキすぎます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。