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東京都現代美術館(MOT)コレクション展示から ー竹林之七妍・野村和弘・見ること

以前、開発好明展を見に行った際に、同時開催の東京都現代美術館コレクション展も行ってまいりました。

見てよかった。
今年2024年は芥川(間所)紗織、生誕100年ということで、国内10ヶ所の美術館で彼女の作品を展示中です。以前も横須賀美術館へ訪れた記事を書きました。

3つの展示ごとにご紹介。

竹林之七妍

最初に、「竹林之七妍」は女性作家に焦点を当てた展示。やっぱり間所(芥川)紗織から。

間所(芥川)紗織 作

「これは、1954-1955年頃の作品、女シリーズだ!」髪、顔、体と、現実の人間とは異質だけれど、興味深いのは何でなのでしょう。ホント面白いなぁ。


他の作家さんの気になった作品を写真に残したいと思います。

高木敏子《花》1981

高木敏子(1924-1987)も生誕100年。ダイナミックだよー。展示の最初にまず目を惹く作品でした。

福島秀子《不詳》


福島秀子《作品》


福島秀子《不詳》

福島秀子・・・マルをよく描いてるなぁ。 キャンバスに○全体を描ききらないところ、いいですねー。想像させる、みたいな。自由度が高くて好きです。○のない作品もありました。

小林ドンゲ《枯れゆく花》1955
原版も美しい が 写真が下手だわ

小林ドンゲの《枯れゆく花》には参りました。私も実際の枯れてゆく花には注目していて、このような形で表現するんだーと驚愕。しかも、29歳頃の作品だって。人間としての早熟さを感じました。


女性作家に光を当てるという1階の展示作品を振り返ってみると、自分の心に深く突き刺さりました。この記事を書きながら小踊りっていうか、だいぶ踊っちゃうくらいテンションが上がってます。女性作家については、一つ記事を書いてみたいところです。


野村和弘

特集展示です。

《1-351》1989-         《1-352》1989-  
※《1-350》1989-もありました

写真がないのですが、ボタンを的に向かって投げる《笑う祭壇》という作品があり、チャレンジしました。難しかった。
どうでもいい話ですが、和弘って名前が私の初恋の君と同じ漢字なのです。勝手に私の中の作家や作品に対する好感度が上がってます。

Eye to Eye 見ること

絵画に描かれた視線とか、鑑賞するときの視線とか、見ることに視点を置いた展示でした。有名な作家さんの作品が多数あり。

開発好明《机の上》2010

企画展を行なっている開発好明氏のコレクション作品を取り上げたいと思います。
机の上にディズプレイがあるけど、机が高いから何が映し出されているのか見えない。面白いもどかしさ。

おわりに


表紙だよ

コレクション展の小さなBOOK(カタログ)がありました。表紙からしてステキだなー
40ページほどの本で、写真や解説が掲載されていて、わかりやすかったです。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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