筑波大 院試について
こんにちはyudai yamamotoです。この度は筑波大学大学院システム情報工学研究群情報理工学位プログラムに合格しました。
本記事では大学院受験までの経緯と対策,試験の体験談を書いていこうと思います。今後筑波大の院の受験を考えている方がいたら、情報収集の一環として参考にしてください。
受験まで
私は現在M1で別の大学院(理系)に在籍している身で現在休学中です。一度大学院進学したものの今やっているやことと,なりたい将来像がいまの専攻では結びつかないと感じ思い切って大学院ごと変更する道を選びました。
大学院選びは
1. やりたい研究ができるか
2. 希望するキャリアにとって有意義か
3. 経済的に通えるか
の3つを軸に選びました。 結果的には東工大, 筑波大, NAIST, JAISTが候補に挙がってきました。実際は受験難易度も踏まえて筑波大, JAISTを受験することにしました。
JAISTの記事
その後筑波大のオンライン説明会,教員面談を受けました。今年は新型コロナウイルスの影響で研究室訪問は出来ませんでした。このときにやりたい研究について話してフィードバックをいただきました。
入試準備と対策
筑波大の入試は口述試験,面接,英語のスコアによって合否が決まります。口述試験,面接の配点が高くほとんど英語のスコアで差はつかない形式でした。さらに今年はコロナ影響で受験者の多くが満足のいくスコア提出が出来ていなかったでしょうから,実質当日の口述試験と面接で合否は決まったように思います。よって英語は一切の対策をせず口述試験対策のみ行いました。当然のことながら英語力は入学後も重要ですし,できたほうが有利にもなりますがそこまで得意でなくとも気にする必要はないと思います。
口述試験ですが10分間のうちに線形代数,解析学(微積分学),論理と回路,プログラミング基礎,離散数学(集合,関係,関数)の5つの分野から事前に2つ選択してその場で問題を解く,といったものになっています。問題は事前に確認できないので自分が得意な2科目に絞って対策すべきでしょう。(私は2つを選択するということを1週間前まで知らなかったのですべて対策してしまいましたが…)
正直にいってそれぞれの問題自体は簡単です。ですが実際には時間制限が一題につき5分ということもあって実際に解いてみると意外とできなかったりします。余裕をもって解き切るために基本的な知識や計算をマスターしておきましょう。
補足ですが提出書類の中に研究計画書が含まれます。以下の記事に研究計画書に関する対策も書いてあります。参考までに↓
当日
10分間の口述試験のち10~15分くらいの面接がありました。口述試験では線形代数と解析学を選択しました。
まず皆さんが一番聞きたいであろう試験内容ですが正直覚えていません(汗)。簡単だったことは覚えています。多分HPに過去問として転載されると思うのでそちらをご確認ください。
面接で聞かれた内容は
1. 大学ではどんな研究をしているか
2. 研究計画について説明
3. 本学卒業後の進路はどのように考えてるか
4. 3で答えた内容について深掘り
でした。とくに応答が難しい質問はなく,面接自体も圧迫感は感じませんでした。
試験後
おおよそ2週間後に合格発表があり無事合格していました。
以上、受験の流れを説明しました。正直に言って筑波大の院試は簡単です。一方で研究する環境としては魅力的だと思うのでコスパを考えても外部受験を検討する価値は高いと思います。
あくまで私個人が体験したことですので、他の方々がどうだったのかは分かりません。こんな受験者がいたという事実として受け取ってもらえればと思います。
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