音とことばは羽だから
「音とことばは羽だからあなたに響いたときにどこまでも連れていってくれる」
2022年7月16日、東京少年倶楽部のワンマンライブに行った。(初下北沢SHELTER!)
彼らは絵本みたいなバンドだと思う。1音鳴らした瞬間から空間が東京少年倶楽部になる。
それくらい世界をつくるバンド。
しかもその世界がほんとうに温かくてやさしくて可愛くていとしくて、守ってもらっているのはこちらなのになぜか守りたくなってしまう。
あとこんなに楽しそうに演奏するバンド居ないんじゃないかと思うくらいみんな楽しそうにライブしてくれる。
少年みたいなんだよね。
(松本くんダブルピースめちゃくちゃするし←可愛い)
だから今日ほんとうに「東京少年倶楽部」っていい名前だな、と改めて感じた。
それから絵本って表現が似合うと思った理由がもう1つあって、それは絵本って基本的にひとりで読むもの、楽しむものだから。
親が夜に読んでくれるイメージも強いかもしれないけれど、絵本に限らず小説まで広げたらひとりで向き合って受け止めるものだと思う。
もちろんさっきも言ったようにライブハウス全体で東京少年倶楽部になるくらいみんなで楽しんでいる雰囲気はあるのだけれど、同時に一対一で向き合っている感覚をすごく味わった。
夢みたいなんだよ。世界に入っちゃうんだよ。
「ここだけだな、素直になんでも言えて生きててよかったって思えるの」
曲間で松本くんが言っていたこと。
同じきもちを抱えていることを知って、安心してしまった。
ライブに行っている瞬間しか生きててよかったと思えることはないけれどそれでも、それでもね。
「生きてまた会おう」「ほんとうにみんなに生きていてほしいと思う」
これらの言葉が刺さって刺さって半端なかった。
こうやって言ってもらわないと正直わたしはひとりでは生きていけない。
ひとりは好きだけれどその分ひとりで自分を終わらせたくなることもある。
だからこのことばでほんとうに胸がいっぱいになった。
わたしも松本くんに生きていてほしいと思うよ。
「肩肘張らないで生きたいしみんなにも肩肘張らないで生きてほしい」
これからきっととても力になってくれるだろうことば。
既にこのことばを思い出すと息が吸いやすくなる。
最近というか物心ついてからずっとというか、特に4月からずうっとのしかかっているものを少し持ってもらえたきもちになった。
肩肘張らないでってはじめて言われたかもしれない。
すてきな表現だ。
「ひとを信じるのがこわくなるときもあるけど今日のみんなの目を見てたら俺これ信じて生きていこうって思った」
わたしはひとを信じるのがこわいときばかりだし近頃はひとに期待しないことで自分のこころを守っているけれど、なにか1つ信じられたらそれで生きていけるのかなと考えた。
だって松本くんも今日のお客さんを、東京少年倶楽部を好きなひとたちを、信じて生きていこうって思ってくれたわけだから。
わたしも好きな音楽とバンドは信じられる。
それで十分だ。
ちょっと真面目に書いたけど純粋にほんと〜〜〜に楽しかった!
生きていてよかった!!
楽しいことってあるんだって再確認できた!!
ふつうの日々のなかで、生きる意味とか楽しいことがあるとかそういうことをすぐに忘れてしまうけどこうやって思い出させてくれるひとが居るのがほんとうにありがたいこと。
大好きです。
注:見出しになっている「」が松本くんのライブ中のことばですがうろ覚えな部分もあるので言い回しが微妙にちがうかもしれませんがお許しを…
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