
インターネット詐欺について【291】
~はじめに~
今日よく詐欺がニュースで取り上げられますが、それを「詐欺なんて自分の所にこないだろう。来たとしても騙されないだろう。」と人のことのように見ている人が多いと思います。そんなあなたが使ってるパソコンやスマートフォン、タブレットにいつ詐欺がきてもおかしくありません。何時来るかわからないインターネット詐欺に騙されないように今のうちにそれぞれの詐欺の特徴について覚えて騙されないようにしましょう。
~フィッシング詐欺~
フィッシング詐欺とは、銀行やカード会社などの金融機関になりすまして、メールを送り、偽のホームページアドレスを載せて、そのサイトで口座番号や暗証番号といった個人情報の入力を求めてくる詐欺です。これに応じてしまうと、入力した情報が盗まれ、不正出金や不正利用といった被害に遭ってしまいます。送られてきたウェブアドレスと実際のウェブアドレスを比べたり、メールの文面の日本語がおかしくないか確認したりして未然に防げるケースが存在します。まず金融機関が、個人情報を求めることはほぼなく、あったとしてもメールで送ることはないので、このことを頭の片隅に置いとくだけで騙されにくくなります。万が一騙されてしまったなら、クレジットカードの情報なら番号変更や解約して、銀行口座の情報なら警察に連絡して銀行に口座の凍結をしてもらいましょう。
~ワンクリック詐欺~
ワンクリック詐欺とは、アダルトサイトや出会い系サイトにて、年齢確認ボタンや動画再生、画像リンクなどをクリックした際に、「ご入会ありがとうございます」等を表示し、請求を突きつけ、その時、IPアドレスやリモートホスト、プロバイダ情報などを表示することで、あたかも個人情報を掴んでいるのだと脅し、さらに支払期限やペナルティを明記することで、冷静な判断力を奪い、騙すという手口です。最近は芸能情報やゲーム攻略情報といった多くの人が興味を持つ分野にもワンクリック詐欺が進出しているので、注意してください。IPアドレスなどにより、あなたの個人情報は特定されることなく、契約は成立しないので、無視しても大丈夫です。もし相手に連絡を取ってしまった場合には、しつこく請求される可能性があるので、警察に相談してみてください。
まず怪しいサイトにはアクセスしないのが一番の対処法です。そして万が一、ワンクリックの請求画面が表示されても、無視を貫けば問題ないです。
~ネット通販詐欺~
インターネットでの通販やオークションでは、代金を支払ったのに商品が届かない、また、明らかに違う商品が届く詐欺行為が起こり得ます。こうした事態に対しての問い合わせや連絡ができない、返品ができないというトラブルもあることが特徴で、結局ユーザーが泣き寝入りするというケースになってしまうのが大半です。
銀行振込による前払いしか受け付けないというのが詐欺通販サイトのよくあるスタンスですので、こういったサイトを使う場合は、よりいっそう警戒が必要です。また、サイトに会社の情報や特商法の表記が無いサイトも、詐欺のサイトの可能性があるので、注意してください。代金を支払ってしまったなど、金銭的な被害が生じている場合には、警察に被害届を出して、金融機関に口座の凍結措置をしてもらうように手続きをとりましょう。
~まとめ~
インターネット上には、あらゆる手段で私たちを狙う詐欺行為が多く存在しています。ここで紹介した個人情報を盗む、架空請求を突きつける、通販で騙す、以外にもありとあらゆる手段で詐欺行為をする人は、無知に付け込んだり、泣き寝入りを期待して、詐欺を仕掛けてきます。なので、こんな詐欺に騙されないように私たちは日頃からできるようにしましょう。
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