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テディベアの誕生秘話

 

\本日の動物は、お月様柄のツキノワグマさん/

冬眠しないケース

 一般的にツキノワグマは冬の寒い時期、食料不足などから冬眠期間がある。しかし、近年冬眠前に十分な餌の確保ができなかった個体は冬眠しない…そんな空腹時に山でうっかり出会いたくない…人里に降りて来て、ニュースで被害状況などが放送されると胸が痛む。

 一方、「あれ?冬眠しないんだっけ?」と、寒い冬の動物園で親子の会話が聞こえてくる。実は、たっぷり食料があり、温度などもコントロールされている中では冬眠する理由がなくなるのだ。

◎ 撮影地 : 盛岡市動物公園

大統領のあだ名はテディ

 1902年、当時熊狩りをしていたアメリカ大統領セオドア・ルーズベルト。最後に大統領に息の根を止めてもらうため、一緒に狩りに出た友人が瀕死の子グマを捕獲していた。そこで大統領は「スポーツマンシップに反する」と言い、瀕死の熊を撃つのを拒否した。マスコミが同行していたため、その話題はすぐにニュースとなって一躍人気になった。

 そのニュースを見たお菓子屋が「テディのベア」と添えて、熊のぬいぐるみを飾り、ドイツで作られた熊のぬいぐるみがNYの百貨店の目にとまり、そこからテディベアの人気に火がついたのだ。

 ルーズベルト大統領の美談なのか、マスコミを利用したPRだったのか興味深い。



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