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ディズニーが私にとってのパワースポットであるワケ

今年の11月、おそらく何年間かぶりに誕生月にディズニーランドに行った。写真は会社のメンバーに「思いっきりはしゃいできます」と宣言したので、如何にはしゃぎっぷりを表現できるかというお題で撮ってきた写真。みごと「めちゃはしゃいどるやん33ちゃい」「楽しそう!」「はしゃぎすぎ笑」というコメントを頂けたので大成功である。ちなみにディズニーにいくときは今でも朝から晩までぶっ通しで遊び倒す。理想の恋人は「一緒に始発でディズニーに行って開園前から並んでくれる人」だ。


そんなのだからかはわからないけど、「なんでそんなにディズニーが好きなの?」とよく聞かれる。自分でも単純に”みんながHappyに過ごしてる場所だから”とか、”作り込まれた世界観が好き”とか色々答えていたんだけど、今回のディスニーランドではっきりとわかったことがある。私がディズニーが好きで、ディズニーに行くとめちゃくちゃパワーが充電されるのは、間違いなく親のおかげだ。

3歳〜12歳頃まで、毎年誕生日には必ずディズニーランドに連れて行ってもらっていた。休日ではなく平日だったとしても、学校にはお休みの届けを出し、父も有休をとってくれて家族皆で出かけるのが恒例。朝の5時くらいには寝ている私と弟を父が担いで車に乗せ、出発。6時過ぎ頃到着したらゲートの1番前か2〜3番前にならび開演を待ち、開演とともに一気にパークに駆け出した。如何に早く並んだりファストパスチケットをとるかが肝で、父と弟と一緒に全力ダッシュし(本当はだめだよ笑)、後から息を切らして追ってくる母にチケット取れたよーとガッツポーズをよくとっていた。
そうして朝早くからパーク内を遊び回り、ランチかディナーにはよく「ザ・ダイヤモンドホースシュー」のショー付きレストランでショーを楽しみながら食事を食べた。合間に学校や会社の人へのお土産を買い、誕生日プレゼントとしてパズルだったりおもちゃだったりちょっと大きくなってからは時計等を買う。閉園の21時や22時をすぎるギリギリまでパークに残り、ラストはみんなで「スター・ツアーズ」に乗るのが恒例。そして父の運転で帰宅。本当に朝から晩まで幸せな1日を何度も過ごしてきた。

今の年齢で親の立場になって考えると、この1日をつくるのがとても大変なことがわかる。めちゃくちゃ仕事が忙しい中でそもそも平日に有休をとるのも大変だし、早朝に起きて車を運転して出かけ、日中は元気に遊び回る子供につきあい、閉園まで残った挙げ句、さらには帰りの運転もして深夜に帰宅し、翌日は仕事。しかもパーク代のみならず食事代にお土産代にプレゼント代etc...お金もめっちゃかかっている。

私自身が小さかった頃はまだ20代前半だった親にとっては、経済的負担は本当に大きかっただろう。それでも、毎年連れて行ってくれていた(しかも私のときのみならず弟の誕生日のときもである)。当時はわからなかったけど、これって親の愛だったんだなぁと思う。それを今年久しぶりにディズニーランドに行った時、遅ればせながら初めて自覚できたのだ。

あっちを歩いても、こっちを歩いても、パークの中のどこにでも家族と過ごした思い出がある。小さい頃母に写真を撮ってもらったあのスポット、父と一緒に走り抜けた道、ちょっとくたびれて休憩したベンチ。弟と一緒に食べたミッキー型のアイス。沢山沢山、幸せで父と母に愛されていた記憶が残っている。だからきっと私はとてもディズニーが好きで、ここに来るとめちゃくちゃパワーが充電されるんだ。

ディズニーにきたら母に絵葉書を出すのがここ数年の恒例行事なので、今回はワールドバザールのハウス・オブ・グリーティングで母の大好きな美女と野獣の絵葉書を買った。そこにちょっとクサイなとは思ったけど「生んでくれてありがとう」とメッセージを書いて送った。今書くなら「愛してくれてありがとう」のほうがいいかもしれない。来年もディズニーに行けたら、今度はそう書いて送ろうかなと思う。

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