
苦痛を与えることが本質じゃないの
苦痛を与えたい、というより、どこまで耐えてくれるのかなって試したくなっちゃうの
嫌なこと、苦しいこと、辛いこと
耐える理由が私であってほしいから
私のことを、受け入れたいからって
傷は、その時の記憶
跡を見るたび
痛みを感じるたび
私を思い出すでしょ
一人になったとき、なんども傷跡を確認して
痛みを思い出して
なんでこの行為をされたのか
どんな気持ちだったのか
何度も何度も反芻して、考えて
無意識に自分自身でも刻んでいく
刻まれた跡をなぞりながら
ほんとはね、自分でもひどいことしてるなって、わかってるの。
わかってるからこそ、耐えてくれていることが嬉しくて、愛しいってそう思えるんだ。
嫌いだったらむしろしないよ
離したくないから、離れられないように
一生懸命刻みつけてるんだぁ
ひとつひとつに意味があるんだよ
ごめんね
これが歪んだわたしの、精一杯の愛情のかたち