エッセイ|ぼっちメシと芝の青さのタイミング
いつもなら、ひとりdeごはん
とか
のんびりランチタイム
とか。
そんなふうに思ってのんびりゆったりと食事しています。
でも。世の中、ゴールデンウィークですね。人によっては10連休に入ったわけです。
我が家の構成は
夫:医療福祉従事者
長女:医療福祉従事者
夫は日曜日が休みですが、基本的にどちらも祝祭日関係ありません。
次女:院生
研究とアルバイトに余念がなく、休みの日でも忙しい。
ですのでゴールデンウイーク初日からひとりで過ごすことになりました。
いってみればいつもの日常と何ら変わりなく、だから一人でご飯を食べても寂しくないはず。
それなのに。
(世の中の人たちは家族でお出かけしたりしているんだろうなぁ)
なんて思ったら、とたんにわたしの食事は《ぼっちめし》という名称がぴったりな気持ちに。
こうして考えると、人の感情は単純です。
TVをつければ《お出かけ特集》をしていたり、SNSを開けばまさにGW!といわんばかりの投稿が並びます。それらを見ると、いとも簡単に周りに影響されてしまうことがあって。
楽しんでいない自分、のような気持ちになってしまうのですね。
でもね、どう考えてもそんなわけがなく、ちゃんと楽しんでいるのです。
我が家は我が家の生活、よそはよそ。そこは繋がっていませんからね。違うフィールドです。
それにGWが休みの人もいれば、サービス業で繁忙期!という人もたくさんいるでしょう。
なのにどうしてでしょう?
結局は、隣の芝が青く見えるのでしょうか?(ちょっと違うかな?)
でも自分の庭の芝も十分青いのです。
ただ、青くなるタイミングが違うだけ。
それもちょっと違うかな、目を向ければ、自分の庭の芝はいつも青いはずです。
我が身を見つめることをないがしろにして、人の動向を追う。これ、意外に多くの人がやってしまっているのではないでしょうか。
もったいないですね。
そんな事をつらつらと考えたGW初日でした。
あれこれと考えるのもひとりの時間があるからこそです。《考える時間》は生きる上でとても大切で、それが出来るのがありがたい。
そうそう。主婦限定かも知れませんが、連休ならではの《いいこと》があるのですが
何か分かりますか?
それは食材の買い出し。
売り場では、いつもはお目にかからないような生鮮食品が並んだり、オードブルが並んだりするのです。
たとえばお肉ならスペアリブの大容量パックがそうです。買っておけば色々使えそうですよね。
○○のテリーヌやちょっとお高めのローストビーフなんかもあって、とっても美味しそう。
きっと大型連休は
「おじいちゃん!おばあちゃん!遊びに来たよ」
「待っていたよ、大きくなったねぇ」
なんて三世代であつまって、食卓を囲む家族が多いからでしょうか。
楽しくなってついついあれこれ買ってしまいました。あれこれ買って、好きなものを作って、コーヒーを淹れて
結果、考えたらわたしの《ぼっちメシ》は案外とウキウキだったのでした。
さぁ、明日からもどんなGWになるでしょうか。
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